平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から105日目(6月23日、木曜日)。
また、大震災発生から105日目の新しい朝を迎えた。
避難訓練に関するおもしろい考えのブログがあったので、次に紹介する。
結論は、緊急時対応マニュアルは避難訓練をするために作成する。避難訓練の参加者が真剣に参加するようなマニュアルつくることが重要。常日頃の避難訓練への取り組みいかんが災害時の落ち着きとなってあらわれると正論を述べている。
************************************************
【引用始め】
コンプラやさん2008-04-08
miryu2008 http://d.hatena.ne.jp/miryu2008/20080408/1207625737
なぜ避難訓練するのか?マニュアルはなぜどう作るのか?
なぜ避難訓練をするのか。2つあります。
1つは消防法でも決まってるから。
でも聞きたいのはなぜ決まってるのか、と言う話。
2つは避難方法を身体に覚え込ませるため。
マニュアルのお話し
会社員なら会社のマニュアルの中に「緊急時対応マニュアル」とか「緊急時行動マニュアル」みたいなのがあると思います。
学生なら学校のどこかにそれらに類するものがあるはず。
後は避難経路が貼ってあったりしますね。これもマニュアルの一部です。
取扱説明書を「困ったときに読む」のと同じように、一般的にはマニュアルがあるなら、困ったときにそれを読めばいいと考える人が多いです。
困ったとき、と言うのはつまり「災害が起こったとき」。
災害が起こったときにはマニュアルを読めない
大抵の会社や学校ではオフィスの壁に避難経路の案内図が貼ってあると思います。
また、「緊急時対応マニュアル」がファイルサーバに置かれていたり、印刷されて書棚に入っていたり。
しかし!いざ災害が起こったときの状況を想像してみましょう。
例1 火災が発生した。火が回ってきていて逃げないと死ぬが、逃げ方が書かれたマニュアルが目の前で焼失した。
例2 地震が発生した。地震に伴い火災が発生し火が向かってきているが、逃げ方が書かれたマニュアルが入った書棚が倒れてマニュアルを取り出せない。
問題点を列挙してみます。
案内図が煙に巻かれて読みに行けない
火が回って燃えてしまってる
パニクった人が引きはがして読めない
LANケーブルが切れてサーバにつながらない
PCが倒れて壊れた
停電した
マニュアルが入っている書架が地震で倒れて取り出せない
こういうときにも逃げないといけないわけです。死にますからね。
そのためには身体に覚え込ませないといけません。何も見なくても行動できないといけません。
マニュアルは何のためにあり、どう作るべきなのか。
ここに立ち戻るわけで。
シンプルに一点です。
訓練をやるため。
これに尽きるわけです。マニュアルは訓練のために作る。
なので、訓練ができるようにマニュアルを作る。
壁に貼ってある避難経路とかも実際の災害時には読まれないと思った方が良いです。小さい文字でだらだら書いても記憶に残らない。極端に言うと横を通ったときにチラ見して分かるような内容がいいですね。
目的は「記憶に残して災害時に思い起こさせること」ですから。
最後に
避難訓練というと、「かったりー」とか言う人が本当に多いのですけど、防災/避難訓練には可能な限り参加してください。本当にパニックになりますから。やってみることは大事です。消火器の使い方も。
【引用終わり】
************************************************
私たちは、想定内のことであれば、ある程度対応が可能である。しかし、想定外のことに対しては、試行錯誤が続くので混乱や過ちを繰り返す。東京電力福島第一発電所事故処理は、想定外のことが多く重なったため、工程表どおりに進まない。次々難題が生じている。原子炉冷却循環処理装置もようやく出来上がったが、運転しては停止、また運転してみたが、停止せざるを得ない。トラブル続きである。初めての試みなので、予測できない状況が山積するため。うまくいかない部分を修正しながら手探りの作業を行っている。
想定外の最悪の事態に対応しなければならないのが原発の現状である。
ただなんとしても終息に向かわせるしかない。今ある問題点を徹底的に洗い出し、その問題解決に関係スタッフが一丸となって取り組んでいると信じたい。
この問題終息のための取り組みは、将来の人類に欠かせない技術を提供してくれるはずだ。確かに、福島住民を含めて、日本にとって不幸な出来事である。
しかし、泣き言より問題解決こそ重要である。「明けない夜はない」ことのためにも、原発事故処理チームを応援したい。
(ケー)
また、大震災発生から105日目の新しい朝を迎えた。
避難訓練に関するおもしろい考えのブログがあったので、次に紹介する。
結論は、緊急時対応マニュアルは避難訓練をするために作成する。避難訓練の参加者が真剣に参加するようなマニュアルつくることが重要。常日頃の避難訓練への取り組みいかんが災害時の落ち着きとなってあらわれると正論を述べている。
************************************************
【引用始め】
コンプラやさん2008-04-08
miryu2008 http://d.hatena.ne.jp/miryu2008/20080408/1207625737
なぜ避難訓練するのか?マニュアルはなぜどう作るのか?
なぜ避難訓練をするのか。2つあります。
1つは消防法でも決まってるから。
でも聞きたいのはなぜ決まってるのか、と言う話。
2つは避難方法を身体に覚え込ませるため。
マニュアルのお話し
会社員なら会社のマニュアルの中に「緊急時対応マニュアル」とか「緊急時行動マニュアル」みたいなのがあると思います。
学生なら学校のどこかにそれらに類するものがあるはず。
後は避難経路が貼ってあったりしますね。これもマニュアルの一部です。
取扱説明書を「困ったときに読む」のと同じように、一般的にはマニュアルがあるなら、困ったときにそれを読めばいいと考える人が多いです。
困ったとき、と言うのはつまり「災害が起こったとき」。
災害が起こったときにはマニュアルを読めない
大抵の会社や学校ではオフィスの壁に避難経路の案内図が貼ってあると思います。
また、「緊急時対応マニュアル」がファイルサーバに置かれていたり、印刷されて書棚に入っていたり。
しかし!いざ災害が起こったときの状況を想像してみましょう。
例1 火災が発生した。火が回ってきていて逃げないと死ぬが、逃げ方が書かれたマニュアルが目の前で焼失した。
例2 地震が発生した。地震に伴い火災が発生し火が向かってきているが、逃げ方が書かれたマニュアルが入った書棚が倒れてマニュアルを取り出せない。
問題点を列挙してみます。
案内図が煙に巻かれて読みに行けない
火が回って燃えてしまってる
パニクった人が引きはがして読めない
LANケーブルが切れてサーバにつながらない
PCが倒れて壊れた
停電した
マニュアルが入っている書架が地震で倒れて取り出せない
こういうときにも逃げないといけないわけです。死にますからね。
そのためには身体に覚え込ませないといけません。何も見なくても行動できないといけません。
マニュアルは何のためにあり、どう作るべきなのか。
ここに立ち戻るわけで。
シンプルに一点です。
訓練をやるため。
これに尽きるわけです。マニュアルは訓練のために作る。
なので、訓練ができるようにマニュアルを作る。
壁に貼ってある避難経路とかも実際の災害時には読まれないと思った方が良いです。小さい文字でだらだら書いても記憶に残らない。極端に言うと横を通ったときにチラ見して分かるような内容がいいですね。
目的は「記憶に残して災害時に思い起こさせること」ですから。
最後に
避難訓練というと、「かったりー」とか言う人が本当に多いのですけど、防災/避難訓練には可能な限り参加してください。本当にパニックになりますから。やってみることは大事です。消火器の使い方も。
【引用終わり】
************************************************
私たちは、想定内のことであれば、ある程度対応が可能である。しかし、想定外のことに対しては、試行錯誤が続くので混乱や過ちを繰り返す。東京電力福島第一発電所事故処理は、想定外のことが多く重なったため、工程表どおりに進まない。次々難題が生じている。原子炉冷却循環処理装置もようやく出来上がったが、運転しては停止、また運転してみたが、停止せざるを得ない。トラブル続きである。初めての試みなので、予測できない状況が山積するため。うまくいかない部分を修正しながら手探りの作業を行っている。
想定外の最悪の事態に対応しなければならないのが原発の現状である。
ただなんとしても終息に向かわせるしかない。今ある問題点を徹底的に洗い出し、その問題解決に関係スタッフが一丸となって取り組んでいると信じたい。
この問題終息のための取り組みは、将来の人類に欠かせない技術を提供してくれるはずだ。確かに、福島住民を含めて、日本にとって不幸な出来事である。
しかし、泣き言より問題解決こそ重要である。「明けない夜はない」ことのためにも、原発事故処理チームを応援したい。
(ケー)