平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から90日目(6月8日、水曜日)。
また、大震災発生から90日目の新しい朝を迎えた。
さて、今日は「本人たちによる防災会議」(略称 本防災)⑩である。
本防災を実施するにあたって昨日は担当の施設職員お二人と事前準備会議と称して、諸課題について話し合った。
各施設等から本防災参加の推薦をもらうことにしているが、それを受けてくれるところがどの程度いるか、その出発点からしてかなり難しいという話になった。
施設入所者の多くは障がいの重度化にともない話し合い活動への参加は難しい。
グルーホームの人たちは本防災で活躍できるのだが、日中働いていて、平日の会議出席が難しい。しかし、土・日に開催とすると、付き添う施設職員の振替休日を考慮する必要がでてくるので、職場内でのやりくりが大変になる。
参加する人はかなり限られた人にならざるを得ないとのこと。
私としては、4~5人の参加でもいいと思っている。
その人たちとともに、自分たちの防災のあり方を考え、その対策に向けての取り組みを1歩でも2歩でも進められたら成果である。
「本人たち」が中心に行う防災会議というのは、意義深い。
今までこうした試みはあまり実施されてこなかった。
今後、多くの地域で「本人たち」による防災への取り組みがなされる必要がある。
その先鞭となる試みとして、意義あるものにしたい。
今までのモデルケースが皆無なので、試行錯誤せざるを得ないが、実施してみてその課題を見出す必要がある。
次の本も参考にしながら。
************************************************
本防災準備のために次の本を購入した。
「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
著者 国崎信江
発行所 (株)ブロンズ新社
本防災を進める上で、参考になるハッとした箇所、なるほどと思った箇所を引用する。
【引用始め】
余計なもの置かない
災害時、逃げ道を決めていても、そこに戸棚やタンスが倒れてしまえば、行く手を塞がれて、逃げられなくなってしまいます。
そうならないために、以下のことが必要です。
① 倒れるものがないこと
② ものはすべて戸棚やクローゼットに収納すること
③ 落下物がないこと
ものがなければ、それだけ危険も少なくなる。余計なものを置かない。それが、防災の基本なのです。
【引用終わり】
************************************************
家の中や、施設内においてはものの整理整頓こそ、基本中の基本ということだ。
乱雑な中での生活では助かるものも助からなくなる可能性がある。
そのことを念頭に常日頃からの習慣づけが重要ということだ。
片づけるというと、ただ積みかさねてしまう。それも高いところに。
それは地震などによって落下物となる危険性がある。
そうなれば、危険きわまりない。落下物によって逃げ道をふたいでしまう。
そうした予測による回避のため、準備しておくのである。
防災は特別のことでない。毎日の積み重ね。
こうした積み重ねによって、「明けない夜はない」と前向きな毎日を過ごせることになる。
(ケー)
また、大震災発生から90日目の新しい朝を迎えた。
さて、今日は「本人たちによる防災会議」(略称 本防災)⑩である。
本防災を実施するにあたって昨日は担当の施設職員お二人と事前準備会議と称して、諸課題について話し合った。
各施設等から本防災参加の推薦をもらうことにしているが、それを受けてくれるところがどの程度いるか、その出発点からしてかなり難しいという話になった。
施設入所者の多くは障がいの重度化にともない話し合い活動への参加は難しい。
グルーホームの人たちは本防災で活躍できるのだが、日中働いていて、平日の会議出席が難しい。しかし、土・日に開催とすると、付き添う施設職員の振替休日を考慮する必要がでてくるので、職場内でのやりくりが大変になる。
参加する人はかなり限られた人にならざるを得ないとのこと。
私としては、4~5人の参加でもいいと思っている。
その人たちとともに、自分たちの防災のあり方を考え、その対策に向けての取り組みを1歩でも2歩でも進められたら成果である。
「本人たち」が中心に行う防災会議というのは、意義深い。
今までこうした試みはあまり実施されてこなかった。
今後、多くの地域で「本人たち」による防災への取り組みがなされる必要がある。
その先鞭となる試みとして、意義あるものにしたい。
今までのモデルケースが皆無なので、試行錯誤せざるを得ないが、実施してみてその課題を見出す必要がある。
次の本も参考にしながら。
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本防災準備のために次の本を購入した。
「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
著者 国崎信江
発行所 (株)ブロンズ新社
本防災を進める上で、参考になるハッとした箇所、なるほどと思った箇所を引用する。
【引用始め】
余計なもの置かない
災害時、逃げ道を決めていても、そこに戸棚やタンスが倒れてしまえば、行く手を塞がれて、逃げられなくなってしまいます。
そうならないために、以下のことが必要です。
① 倒れるものがないこと
② ものはすべて戸棚やクローゼットに収納すること
③ 落下物がないこと
ものがなければ、それだけ危険も少なくなる。余計なものを置かない。それが、防災の基本なのです。
【引用終わり】
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家の中や、施設内においてはものの整理整頓こそ、基本中の基本ということだ。
乱雑な中での生活では助かるものも助からなくなる可能性がある。
そのことを念頭に常日頃からの習慣づけが重要ということだ。
片づけるというと、ただ積みかさねてしまう。それも高いところに。
それは地震などによって落下物となる危険性がある。
そうなれば、危険きわまりない。落下物によって逃げ道をふたいでしまう。
そうした予測による回避のため、準備しておくのである。
防災は特別のことでない。毎日の積み重ね。
こうした積み重ねによって、「明けない夜はない」と前向きな毎日を過ごせることになる。
(ケー)