山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

やっぱり問題多いです

2015年08月18日 | 障害者施策
昨日、全国手をつなぐ育成会連合会を通して配信されてきた
「障害福祉関係ニュース」に、ザザーッと目を通していたら、
障害福祉サービスと介護保険サービスとの関係について
社会保障審議会障害者部会で協議された内容が書かれていました。

P7031775.jpg

引用します
☆厚生労働省から自治体に対し、再三、
 65歳に達した障害者に対し一律に一律の障害福祉サービスの
 支給停止はなされるべきではないと通知しているのに、
 自治体は介護保険優先原則を理由に一律に支給停止にしがちな実態にある。

☆介護保険は利用者負担が高く、かつサービスが薄い。
 介護保険サービスが薄いから、障害福祉サービスに利用者の目が行くのは自然の事。 
 そこに目を向けずに単に「選択、併用」という話ではない。

引用ここまで

ラベンダー4


これらについてはよく聞かれる話です。
65歳になると、これまで利用し慣れていた障害福祉サービス事業所から
介護保険サービス事業所に移って下さいといわれる。
「同等のサービス」と説明されるのでしょうが、
これまでとは違う環境で、障がい者の特性を理解していない職員さんから
支援をうけることになるので、不安定になってしまう確率は高いですよね・・・

それでも、法律論の原則から言っても介護保険優先という原則は変えられない。
という意見もあるようです。
ここには書き出しませんが、法律論や社会保険制度を理由としていて、
読めば、ごもっともだと思えるものではあります。

でも、私たちのような親にしてみれば、それでは親亡き後の
年老いたわが子たちが楽しい老後を過ごせるようになっているとはどうしても思えません。

私たちの子どもたちは、健常者が考える枠からはみ出ています。
それは年を取って高齢になろうとも普通の高齢者とは違うままだと思います。
四角四面に法律論やら社会保険制度を持ち出したとしても
その枠のなかだけでなんとか我慢できる健常の老人とはならないと思えるからです。

最後の方に、そうそう、これです。これが一番心配なことです。
ということが書いてありました。

引用します
☆障害者の親は、介護保険サービス事業所に障害者への理解がないことに不安を感じている。
引用ここまで

まさしくその通りです。
障害福祉サービス事業所を利用させている現在でさえも、
今の状況に、まったく不満を持っていない親御さんはどれくらいいるでしょうか。
それなのに、高齢になったら障害者に接したことが無いような支援者さんから
支援をうけなくてはならないというのですから、
不安を持つな!という方が無理だと思いますよね。


鷺草


それから市町村ごとに考えが微妙に違うという事も、
不公平感をもってしまう原因ではないのでしょうか。
早く、みなさんが納得できる方法を見つけて欲しいものです。

なかなか難しい問題ですが、やっぱり全国で問題になっているのですね(ーー゛)



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