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山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

成人式に参加してきました(村山市)

2015年02月06日 | 権利擁護
村山市の会員さんから、息子さんが成人式に出席してきたと連絡がありました。

写真掲載OK!ということですので、晴れ姿をどうぞ(^^♪

Aくん、カッコイイ!!
スーツがバッチリ決まっています!

特別支援学校時代の同級生の親御さんに誘っていただいたそうで、
お父さんと一緒に式典だけですが参加することに決めたのだということです。

本人は「なんかよく解らないけど、行ってくるか!」
というくらいの感覚だったようだ、とのお母さんのお話しでした。
着なれないスーツに履いたこともない革靴、
歩くのにも四苦八苦していたそうです(+o+)

ママ「今の革靴ってさぁ、魔法使いの靴みたいなんだものぉ」
私「あぁ、先が細くとがっているってこと?履きなれてないもんねぇ」


                 


そして、こちらは次の日!
ダウン症協会で開いてくれた成人のお祝い会だそうです。

山形駅前のダイニングバーが会場だったそうです。
この日は、村山駅から山形駅まで電車で移動、
2日目になると、革靴で歩くのにも少し慣れたようです!

みなさんに、「おめでとう!」 「カッコイイ!」と褒めてもらって
花束までいただき、大満足のようだったとの事でした(*^^)v


っと、ここまでは良かったのですが・・・・
村山市の成人式でのこと、親と一緒に参加したわけですが、
受付では、知り合いの市役所職員さんがいたので
何かあった時にすぐに対処できるように、出入り口の近くに
座席の確保をしていただけたそうで、それは良かった!
との事だったのですが・・・

う~ん、それは配慮がたりないよなぁ~という事がありました。
それは、最後の記念写真撮影でした。
記念撮影は、「出身中学校ごと」の集合写真だったそうです。

A君たちは、中学部から特別支援学校へ通っていました。
「特別支援学校中学部」のくくりの写真撮影はありませんでした。
ということで、記念撮影はどこへも参加することができなかったそうです。

市役所では、新成人全員に「成人式」への案内状は発送したのでしょうが、
障がいのある人が参加するかもしれない、
ということは考えていなかったということだったのでしょう。
せめて、「学区ごと」であれば記念撮影にも参加できたのでしょうが・・・
一緒に行ったお父さんも、話を聞いたお母さんも切ない気持ちになったと思います。

「息子は成人式に出席したはずなのに、どこかの中学校の同級会に
 関係のない人間が紛れ込んだような居心地の悪いものだった」
というような事もおっしゃっていました。

お母さんは、何かの用事で市役所へ行ったときには
今後参加する人のために、そのあたりの配慮をしていただきたかったと
いう事を伝えてきたい、とおっしゃっていました。
私も、今後の事を考えたら、村山市手をつなぐ育成会として申し入れをしても
良いかもしれないとお伝えもしました。

成人式を迎えるって本人はもちろんですが、障がいのある子を育ててきた親御さんにとっても
色々な困難はあったけれども、よくここまで無事に育ってくれた!
というような特別な思いがあふれてくるものです。

障がいのある新成人のみなさん全員が「成人式」に参加するとはいえませんが、
参加した場合はどんな配慮をしたらよいのか、という事は考えて欲しいものですよね。
障がいのある人を排除しない、インクルーシブとか共生社会ってそういうことじゃないのかな?


ご訪問ありがとうございます(F)

選挙投票アンケート(代理投票)

2015年01月14日 | 権利擁護
今日は晴天

でも、朝は冷え込みましたぁ~

P1141573.jpg

昨年の衆議院選挙の投票に関することで、
全国手をつなぐ育成会連合会を通して本人さんたちにアンケートのお願いがありました。

県内の支部育成会や事業所さんへ協力のお願いをしておりましたが
事業所の職員さんや、育成会事務局の社会福祉協議会の担当者さんの
ご協力もあり、本人さんたちからアンケートの回収ができました。
もちろん、選挙にはいかなかった本人さんもたくさんいらっしゃいますので
全員からいただけたという事ではありませんが、
年が明けてすぐに、アンケート用紙は「全国手をつなぐ育成会連合会」の方へ
お送りさせていただきました。
みなさん本当にありがとうございました。

senkyo.jpg
これがアンケート用紙です

質問の内容です
代理投票支援のお手伝いについて、案内の表示などがありましたか」
あった場合は、どこにあったかを問うものになっています。
また、・なかった・気づかなかった という答えも準備されていました。

これについては、案内表示をしていた投票所もありましたし、
直接、係の人から声をかけていただき、代理投票の説明をしていただいた、
という回答もありました。
ですが、多くの方からは「案内表示はなかった。気づかなかった」との回答でした。

次の質問です
代理投票を利用しましたか」
というもので、「した」 「しない」を選ぶものになっています。

これについては、代理投票をする必要のない方が多く投票に行かれたようで
利用しなかった方がほとんどではありましたが、
何名かの方は利用した方もいらっしゃったようです。

その他に、投票の時に困ったことや、投票について
こんな工夫や支援が欲しいのかを聞く質問もありました。

成年後見制度を利用して、選挙権がはく奪されていた方も
今回の選挙からはまた選挙権が回復しましたので、
これからはどのような支援があれば、選挙で投票できるのか
考えてみることが必要なのだと思います。

知的障がいがある人たちが、地域のなかで普通に生活できるような
社会を創ろうと頑張ってくれる候補者を選んで
知的障がい者本人たちが投票する、
という当たり前のかたちを、もっと浸透させたいものです。

ご訪問ありがとうございます(F)



余談です(^^ゞ
昨日、家に帰ったら段ボールに入った大量のお菓子!
P1141571.jpg
出どころは、予想通りでした(*^^)v

じゃがりこ、ぷっちょ、ポッキー、キャンディー、小枝 その他諸々
これで当分次男のおやつは購入せずに済みそうだ!
と、ニンマリした母でしたv(^_^)v

障害者虐待1505人、氷山の一角か

2013年11月12日 | 権利擁護
 障害者虐待の統計が発表された。
 身体的虐待、経済的虐待、性的虐待、ネグレクトを今年(平成25年)3月末までの半年で、1505人だったという。
 以下、msn産経ニュースを引用する。

*****************************************************

【引用始め】


障害者虐待1505人、死亡3例 防止法施行後の半年間で 厚労省が全国集計
2013.11.11 17:31

http://sankei.jp.msn.com/life/news/131111/trd13111117320004-n1.htm
msn 産経ニュース

 家族や福祉施設の職員らに虐待を受けた障害者が今年3月までの半年間で、計1505人に及ぶことが11日、厚生労働省のまとめで分かった。昨年10月の障害者虐待防止法の施行を受けて集計し、初めて被害実態が明らかになった。家族、施設ともに身体的虐待が多く、死亡も3例あった。厚労省は「深刻に受け止め、対策を徹底したい」としている。

 厚労省は経営者や上司らによる職場での虐待の被害者が同期間中194人だったとの集計を別途6月に公表しており、被害者はあわせて約1700人に及ぶ。

 集計では自治体に寄せられた通報数や調査の結果、虐待と判断した件数をまとめた。これによると、親や兄弟ら家族による虐待が1311件(通報数3260件)あり、被害者は1329人。福祉施設の職員による虐待は80件(同939件)で、被害者は176人だった。

 虐待の種別は、殴るなどの身体的虐待が計836件で最多。暴言などの心理的虐待が計498件、障害年金を取り上げるなどの経済的虐待が計363件、性的虐待が計64件、日常の世話をしない「放棄・放置」も計284件あった。

 死亡例はいずれも家庭内であり、殺人と致死事件が1件ずつ。心中事件で発覚したため1311件に含まれない死亡も1件あった。

 自治体は虐待のあった家族から引き離すため、施設へ入所させるなどの対応を取ったが、調査に非協力的な家庭・施設もあり、虐待かどうか判断できなかったケースもあった。

【引用終わり】

************************************************

 以上、障害者虐待によって、死亡も3人いる。
 社会が深刻に受け止める必要がある。
 家庭、事業所等で判断の難しい事例も多い。
 閉じられた場所で行われる事もあって、虐待が判明しにくい。
 また、知的障がい者の場合は、本人が虐待の認識できなかったりする。
 そうしたことを考えると、統計に出てこない事例はもっと多くあると予想される。
 1505人という虐待の実態も氷山の一角である。

 周囲の人たちが虐待の実態を見たら、やっかいごとに関わりたくないといった態度でのぞむべきでない。
 見てみないふりをせず、通報するなどによって早期発見につなげる必要がある。
 死亡などの深刻な問題が起きてからでは遅すぎる。

 (ケー)






◆絶句・・<(`^´)>

2013年08月30日 | 権利擁護
昨日と今日、知的障害者福祉協会地域支援部会協議会山形大会に
参加させていただきましたが、その事はまた後日に報告します。

今回は、会員さんからの怒り交じりの相談内容です。
ブログへの投稿は許可をもらいましたのでUPさせていただきます。

この話は会員さん自身の事ではなく、その友人の事です。
友人のお子さんはまだ小学生で、地元の放課後ディを利用しています。
夏休みなどの長期休暇にもそこの事業所を利用しているそうです。

その事業所の職員さんが発した言葉に絶句です。
「生理の時は午前中は来ないで、午後からだけにしてください」

私もいままで聞いたことがない言葉でした。

言われた保護者は、思う所は多々あるのでしょうが、
この地区には他に児童の事業所は無く、なにも言い返せないまま
わが子のおなかを撫でながら「お願いだから生理にならないでね」と
つぶやくしかなかったとの事でした。

どうしてこんなひどい事を言われなければならないのでしょう。
同じ事業所を利用している他の保護者の方(育成会会員)が、
見るに見かねて「どうしてそんなことを言うの!!」と
苦情を訴えてくれたということです。

他の保護者さんたちも、この事業所に対しての不満を持っている人が多いようで、
近々うっぷん晴らしの集まりをするのだとの事でした。
(みなさんこの事業所を利用できないと困るので、面と向かって
なにも言えないというところがネックになっています)

こちらに教えてくれた会員さんも、本人は言い出しにくそうだし
この事業所の体質も変えてもらわないといけないと思うから
運営適正化委員会へ相談したい。とのことでした。

私もそうだなと思いましたが、他に放課後ディをやっていて
育成会の活性化委員会の委員にもなっていただいている
「はとぽっぽ倶楽部」へ相談をしてみました。

代表の佐藤さんにその言葉を伝えたところ、
「な、なんてことを考えられないくらい非常識な言葉だ
とのことで、「どこの事業所か教えて!匿名になどしないでいいから!」
といわれました。

それで、運営適正化委員会へ相談したいと言っているのだけれど、どうでしょう?
とお聞きしましたら、まずは事業所内で解決するのが一番なので、
その非常識な言葉は、法人の代表も知っている事なのかを確認すること。
知っているのであれば、なぜそのような事を言わせたのか理由を確認すること。
その回答が納得できないような答えであれば、県の適正化委員会へ
相談する方向で考えた方が良い。

生理の時の支援ができない力のない職員しかいないのなら
利用者と契約なんかしちゃいけないでしょ。

と冷静な回答で、私の頭も少し冷静になれました。
その事を会員さんにも伝えましたら納得してくれ、
詳細を聞いてみてからにするとの事でした。

しかし、なぜ半日の利用ならOKなのでしょう?
私も詳しく知りたくなりました。

地区に利用できる事業所が1つしかないという事が、
こんなに横柄な事を平気でいうことができる雰囲気を作ってしまうのでしょうか。

今後、この地区にも新しく児童デイの事業所ができるそうで
それが出来るのを保護者さんたちは心待ちにしています。

さて、その後の報告を待つことにします(F)


◆「選挙権」

2013年07月21日 | 権利擁護
今日22日は参議院選挙の投票日ですが、もう投票には行きましたか?
まだ午前中ですので、これからお出かけになる方が多いでしょうか。

昨日、育成会会員さんで私の友人からの情報で、知り合いのお子さんが
初めての投票をしてきたという情報が入りました。
友人は、ひょっとすると育成会のブログに載るかもしれないが
投票の話をしても良いか?と聞いてくれていたようで、さすが私の友人です


これは、天童市の投票所の入場券の裏に記載されている
期日前投票の投票権です


その方のお子さんも期日前投票をしてきたそうです。
※この方は天童市在住ではありません※
お母さんは、投票日当日の雰囲気(ジロジロみられる感じ)が
ご自分のお子さんは苦手だと思い、期日前に投票させようとしたそうです。

ご本人は「高等養護学校」を卒業しています。
投票に行ったときに、係の人から
「当日はお仕事ですか?」と聞かれたそうですが
本人は「いいえ違います」と答えたものの「では、なぜ今日来たの?」
と聞かれたことに対しては、うまく答える事ができなかったそうです。
お母さんは一緒に付いて行ったものの、なにか指示をしたりすると
違反になってしまうのではないかと思い、黙って見ていたという事です。

でも、答えられなかったことに対して、係の人から何か言われることもなく
生年月日を答え、中に入り投票用紙を渡され、『名前を書いてください』
と教えてもらい自分で書いたそうです。
ただ、初めての選挙です。その書いた用紙をどうすればよいのか
分からずにいたら、『ここに入れて』と教えてもらい投票箱に入れる事が
できたそうです。
比例区も同様にして、無事に選挙デビューできたとお母さんは嬉しそうに
話してくれたそうです。
お母さんも、ご自分のお子さんがひとりの成人として認められたような
気がして、とても嬉しかったのではないでしょうか。

私の友人もその話を聞いて羨ましくなり、なんとかわが子も1票を入れる事が
出来ないものだろうかと、ネットで情報収集をしたそうですが、
ちょっとハードルが高かったそうですまた、ご主人からも
「ムリするな」と言われ、断念したそうです。

先日、成年後見制度の被後見人の選挙権が回復されましたので
知的障がいのある人の投票にも関心が高まっていることだと思います。

知的障がいのある人たちも、自分の生活を守ってくれる人は誰なのかを
自分で考え、自分で選び、自分で投票することが「普通に生きる」という
事なのだと思うのですが・・・・・・・
それがどうすれば出来るようになるのかを考えてサポート体制を整えることも
地域福祉なのではないのでしょうかねぇ(F)



◆成年被後見人の選挙権・気になるリンゴ

2013年05月11日 | 権利擁護
成年後見制度を利用し、被後見人になると
選挙権を失ってしまう事で、全国で裁判が起こっており
今年、東京地裁では「被後見人の選挙権喪失は違法」と
判決が下されました。
それに対し国は控訴をしているわけですが、
ここにきて明るいニュースが入ってきました。

成年被後見人に選挙権、与野党が大筋合意
ということになり、、自民・公明両党は夏の参議院選挙からの
適用を目指して、来週中にも公選法改正案を国会に提出、
改正案は今の国会で成立する見通しとなりました。


これで、選挙に行きたくても行けなくなってしまった方々が、
堂々と選挙にいけるようになります。
良かったですね  


      


いきなり話題が変わります

今、山形市のデパートで「青森県物産展」が開かれています。
青森県には、いつもお世話になっている青森県育成会のえんどうさんや
ファシリテーター仲間の新井さんなどおりますので、多少なりとも
気になる県ですから、物産展のチラシを見ていましたら、
ファシリテーター養成講座に参加した時、新井さんが
「食べさせたくて持ってきたんだ!」とわざわざ青森から
重いおもいをして持ってきてくれた「気になるリンゴ」を見つけました
1日50箱限定と書いてあるではありませんか

これは絶対に行かなくちゃと行ってきました。
買ってきましたよ~

これ、リンゴをまるごと使ったパイなのですが、
普通のアップルパイじゃないんです


4箱も買いましたそれから、全国大会の時にも
新井さんにいただいた「つまんでリンゴ」も買っちゃいました。
そういえば、山形で東北ブロック大会があった時も
えんどうさんにも、このラグノオの商品をいただいたっけ


切ってみました。リンゴがまるごと入っているんです。
しかも、シャキシャキした歯ざわりで美味しいんですよ


私は4箱買ったのですが、私のあとに来たご婦人は、なんと6箱も
ムムッおぬしもこれ目当てで来たなと横目でみながら
別の品物も手に取ってみていました。
限定の50箱のうち、私とその方だけで10箱買い占めたことになり
少々心苦しい気持ちになりながらそそくさとその場を立ち去りました

えんどうさ~ん、新井さ~ん、今後ともよろしくお願いします。
て、暗に催促してますぅ?(F)

◆遠のいた親子での選挙、時間稼ぎのため国が控訴!

2013年03月27日 | 権利擁護
≪速報≫
病気や障害などで、判断力が十分でない人に代わって、
財産を管理する「成年後見制度」を巡って、東京地方裁判所は、
今月14日、「後見人が付くと、選挙権を失う公職選挙法の規定は、憲法に違反する」
という初めての判決を言い渡しました。

これに対し、政府は、「成年後見制度」を巡って、
「後見人が付くと、選挙権を失う公職選挙法の規定は、憲法に違反する」
とした東京地方裁判所の判決について、
「新たな立法措置を含めて検討するためには、一定の時間がかかり、
違憲判決が確定すると、各地の地方選挙で混乱が生じるおそれがある」として、
27日夜、東京高等裁判所に控訴しました。

朝日新聞ニュースにリンクします ←クリックをどうぞ

やっぱり控訴したのか・・・
とても残念な気持ちです。
法改正に取り組むことにはなりそうですが、
訴えを起こしていた原告のささやかな願い「親子で選挙にいきたい」
という願いは、また先送りになってしまった事になります。
今後もこの問題から目が離せません(F)



◆「もういちど選挙に行きたい」全国集会のお知らせ

2013年02月13日 | 権利擁護



昨日私に届いた花かごです
実は昨日12日は私の○じゅう○かい目の生まれた日でした
夫はなにもくれませんが、夫が所属しているライオンズクラブから
毎年お花が届きます。昨日帰宅したら届いていました。
今年もありがとございました
余計な情報でした


全日本手をつなぐ育成会 後見選挙権訴訟弁護団より
全国集会のお知らせです。

後見選挙権訴訟判決後集会
「もういちど 選挙に行きたい」
~公職選挙法11条1項1号の削除を!~


公職選挙法11条1項1号は、「成年被後見人は選挙権を有しない」と
定めています。権利擁護のために成年後見制度を
利用したはずなのに、日本国民であれば20歳になれば誰でもが有する
ことになる選挙権が剥奪されることになります。
それは、選挙ができるできなくなるということだけが問題ではありません。
この規定が、重要な人権侵害をおかしているという事です。

被後見人になると、日本国民として認められなくなの

この問題について、これまでずっと選挙に行っていたのに
成年後見を利用した事で選挙権を失った当事者の方が裁判を起こしました。
その後、同様の裁判が、さいたま・京都・札幌で提訴され、
現在4地裁で裁判が行われています。

この度、1月24日に東京地裁の裁判が結審となり、
3月14日に判決が下されます。
そこで、今一度この問題を共有化し、思いを統一し、法改正への
呼びかけを行うために集会を行います。

日 時:2013年3月24日(日)13:15~16:00(受付13:00)
会 場:日比谷図書文化館・大ホール(東京都千代田区日比谷公演1-4)
主 催:後見選挙訴訟弁護団、全日本手をつなぐ育成会の共催
参加費:無 料
プログラム:裁判と運動の趣旨と、各地裁の状況報告
      講演:講師 戸波江二氏(早稲田大学大学院教授)
      裁判の当事者からの発言
      育成会から署名の報告と今後の運動について
      質疑応答、意見交換
定 員:200名
しめきり:2013年3月18日(月)
申込・問合せ:全日本手をつなぐ育成会・全国集会係
       FAX:03-3578-6935
       メール:kenri@ikuseikai-japan.jp

この運動を進めるにあたっての資金が必要です。
   会場内にカンパ箱を用意しますので、ご協力をお願いします

障がいのある人の将来を考えたら、成年後見はこれから必要な制度です。
権利擁護のために利用したはずの制度が人権侵害になる事になるというのは
たいへん問題です。関心のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか(F)

◆成年後見制度のパンフを送りします

2012年12月17日 | 権利擁護
山形地方法務局戸籍課より
「成年後見制度 成年後見登記」のパンフレットと
出前「ミニ講演会」のお知らせが届きました。


パンフレットは、県内支部育成会・団体会員・賛助会員の他
知的障がい者レクリエーション大会へご参加いただいた
事業所さんへ発送する予定でおります。
発送準備が整いましたら順次発送いたしますので
しばらくお待ちください。

それからもう一つ、出前「ミニ講演会」のお知らせです。



こちらは、成年後見制度の講演会を開いてみたい
という方や、団体宛のご連絡です。

各支部で会員研修のために「成年後見制度」の研修会を
開いてみたいと考えている場合などにご利用いただけます。

山形地方法務局宛の申込書が、県育成会事務局に1部
ありますので、必要な方は事務局までご連絡ください(F)

◆警察・検察・ご家族・支援者のみなさまへ

2012年11月28日 | 権利擁護
全日本手をつなぐ育成会から「取り調べの可視化」
についてのチラシがきました。
もし、障がいのある本人が、警察に連れて行かれたら・・・

ご家族、支援者のみなさま向け
取り調べに立ち会いたいと申し入れましょう


知的障がいの有る人は、抽象的な概念や過去の出来事を
理解したり、説明するのが苦手です。
こうした事で、知的障がい者は冤罪に巻き込まれやすい
といわれています。冤罪を生まないためにも
取り調べの録音・録画や心理・福祉関係者の立ち合いが
始まっている事を知ってください。

警察・検察のみなさま向け
困ったら育成会へご連絡ください


知的障がいのある人のコミュニケーション方法は
人によって違います。まったく話さない人もいれば
会話がスムーズで障がいが無いように思えても
抽象的な概念の理解が難しい人もいます。
早く家に帰りたくて、事実と違う事を話してしまうかもしれません。
被疑者とのやりとりで「何か変だな」と思ったら
家族や福祉関係者に障がいの有無を確認してください。


        


【質問】○○さん□□やりましたか?
【回答】はい□□やりました。

【質問】○○さん□□やっていませんよね?
【回答】はい□□やっていません。


私たち家族や、本人が通っている施設の支援者さんなら
上のような状況になる事は良く分っている事ですが、
知的障がいのある人とあまり接したことがない人にとっては
解らない方が多のではないでしょうか。

同じような経験は、初めて行った病院などでも
看護師さんやお医者さんからの質問を本人が受けた時に
≪あ~その聴き方じゃ、そう答えちゃうでしょ・・・≫
と思ったことがあるのではないでしょうか。
それと同じなのだと思います。

このチラシは全日本手をつなぐ育成会のホームページからも
ダウンロード出来るようになるそうです(今月末UP予定)
どうぞご活用ください。

■ご注意■
チラシのデータは取り調べ可視化に関する理解促進の目的であれば
自由に使えますが、いかなる場合も著作権は全日本手をつなぐ育成会に帰属します。
内容の改編(配布団体名等の記入は除く)や部分的な抜粋(イラスト含む)、
販売目的での使用、そのほか著作権を侵害する使用や目的外の使用はできません。

◆意思決定支援

2012年09月06日 | 権利擁護
全日本手をつなぐ育成会の速報が届きました。

今回は北原守理事長より「意思決定支援」についての事でした。

「手をつなぐ」8月号の特集も、意思決定支援についてでした。


6月20日に成立した「障害者総合支援法」では、
施設従事者等は障害者の意思決定支援に配慮するように求めており
知的障害者福祉協会などでは、それに備えての研修会なども
始まっているということです。

本人の意思なんて・・・
うちの子は言葉もないし、本人の思いなんて
聴く事ができないから、親が決めているのよ!

なんて思っているかたもいらっしゃると思います。
でも、どんなに障がいが重くても、本人は「これがいい」とか
「これは嫌だ」という思いはあります。

たとえば、働きかけに対して身体を突っ張ったり、泣いてみたり
という行為や、聞こえている筈なのに顔をそむけてしまったり
まったく聞こえていないような態度をとる。などということも
嫌だ!という表現だったりしますよね。

また、質問の仕方によっても、本当の気持ちとは別な言葉を
発してしまう場合もあると思います。

速報の最後に、意思決定支援の制度実現に向けての対応について
述べられておりましたので、転記させていただきます。

≪制度面の論点≫
現行の成年後見制度は意思決定支援より代行決定を重視していないか。
本人が意思決定しやすい環境整備(多様な経験や判りやすい情報提供など)が不足していないか。
保護者や家族への支援が不十分なことが「親による代行支援決定」を引き起こしていないか。
≪支援面の論点≫
障がいのある人を「意思を持つ一人の男性・女性」として受け止めているか。
障がいのある人が安心して意思決定できるような、指導的でない寄り添い型の支援ができているか。
情報の提供、統合(保持・活用)意思の表出にいたる一連の流れを個々の特性に応じエンパワメントできているか。
≪教育・家庭面の論点≫
子どものころから年齢に応じた「選ぶ」経験ができる教育環境になっているか。
家庭だけで問題を抱えないよう、学校や相談支援、保護者間のつながり(支援の輪)などができているか。
家庭内が安心して自分の気持ちを出すことができる雰囲気になっているか。

転記ここまで

私たち親は、ともすると子どものことは、親である自分が
一番良く知っているのだ!と(実際にそうかもしれないが)
本人の気持ちを確認することもなく「これが良いはず!」
「こうであるに違いない!」と勝手に決めてしまっている事も
多いような気がします。

子どもが幼児期や学齢期の低学年のうちはまだ良いのかもしれませんが
学校を卒業するあたりや、卒業後の人生などを考えるとき
親が決めてしまった人生を歩ませることが、本当に本人が
納得できる人生なのかを考えてみる必要があると思います。

私たちだって、人に決められた人生をそのまま歩くのなんかはいやですよね。
もう一度、教育・家庭面の論点を読んで、見直してみる必要があるとおもいます(F)



◆市町村担当課へアンケート実施協力のお願い

2012年08月15日 | 権利擁護
手をつなぐ育成会が長年にわたり国へ要望しておりました
「障害者虐待防止法」が、昨年ようやく制定され、本年10月より
施行を迎えます。

自分が虐待を受けていても、それをうまく訴える事が難しい
知的障がい児(者)本人や、その子を持つ親や保護者にとっては、
大変待ち望まれていた法律です。

全日本手をつなぐ育成会から
「障害者虐待防止センターの設置状況」に関する市町村への
アンケート実施に対するご協力のお願いが届きました。

        


同法につきましては、虐待を発見したものからの通報の受理や
被害者の支援などを行う上で、市町村に設置される
障害者虐待防止センターが重要な役割を果たすとされています。

育成会としては、この障害者虐待防止センターの設置が有効なかたちで
進められているのか、その進歩と体制の整備状況を把握するため、
権利擁護センターを中心に活動を進めてまいりました。

その一環として、各地の市町村を対象に全国的なアンケートを実施
させていただくこととなりました。

        


これから、県内のいくつかの市町村を選び、担当課の方へ
アンケートへの協力のご依頼をさせていただくことになります。

大変お忙しい所申し訳ありませんが、障がいのある人を
虐待からまもるための体制づくりについて、今後の
要望活動等の基礎的な情報を得るために、主旨をおくみ取りのうえ
ご協力くださいますようお願い申し上げます。

◆セミナーのお知らせ

2012年07月23日 | 権利擁護
一般社団法人 おたがいねっと さんからセミナーのお知らせです

権利擁護セミナー

―周囲の気づきが虐待を防ぐ―

日時:平成24年9月22日(土)
午後1時30分~3時
場所:置賜総合文化センター
対象者:しょうがい者、支援者、関心のある市民
参加料:無料

◆演劇:知的に障がいのあるT君の一日から
日常にある権利侵害や
虐待に気づきます【劇団喜楽座】

◆講演:弁護士 池田 徳博氏
支援者・市町村に求められる役割を
わかりやすく解説します。

事前申し込みは必要ないようですので
みなさま是非、ご参加ください。

◆障害者本人たちによる人権セミナーのご案内

2012年01月24日 | 権利擁護
昨年の東北ブロック大会に参加してくれた
ピープルファースト北海道のメンバー(本人)の方から
ご案内をいただきましたので、ご紹介いたします。

第20回人権セミナー開催要領
開催の趣旨
私たちは、認知・認識・表現・コミュニケーションに困難を抱え、しょうがい者と呼ばれてきました。
私たちは今までも、今も、これからもしょうがいをかかえながらも、大勢の仲間たちや私たちに関わってきている人々と関わりながら、必要で適切な支援を受け、ともに生き、ともに悩み、ともに考え、ともに働くということが出来つつあると思います。
 (中略)
私たちは、しょうがいがあると言われても「人としてあつかえ」といいつづけているし、悪い奴らに利用されるな とも話をしていくことです。私たちの中に入れていくのには、時間は、いっぱいかかりますが、少しずつでも、私たちのなかに入れて、分科会や午後の話し合いの中でも、話していきたいです。いろいろな人とも、友達になりたいので、ぜひ、参加してください。
私たちは人権を奪われつづけ、わけへだてられて、しまっていることが、私たちの知らないとことで、まだまだあります。これからも「私たちに関係のあることを決めるときには、必ず、私たちをまじえて決めろ」ということ、仲間が人権侵害を受けたことを忘れずに、いきたいということです。
さべつ・へんけん・社会的はいじょ・よくあつにも、
声をあげつづけていきたいです


第20回人権セミナー記念講演
日程:2012年2月11日(土)13:15~受付
13:30~ オープニングセレモニー「トランたまご」
記念講演「人権セミナー20年のあゆみ」
15:00~15:10 きゅうけい
15:10~16:30 記念講演「人権セミナー20年のあゆみ」
会場:札幌エルプラザ 男女共同参画センター3階ホール
参加費:無料です

       


第20回人権セミナー交流会
開催日時 2012年2月11日(土)午後5:30~7:30
会  場 居酒屋「丸海屋(まるみや)」札幌市北区北6条西4-3-1
参 加 費 3500円(コース120分飲み放題付き)
※ガイドヘルパー・付き添いの方も交流会へ参加して
食事をする場合は、3000円かかります。

       

第20回 人権セミナー
開催日時 2012年2月12日(日)午前9時~午後4時まで
会  場 札幌社会福祉総合センター大研修室ほか
(中央区大通り西19丁目)
参加費・資料代 1000円
お弁当 希望者に500円
9:00 受付 1階 ロビー
9:30 開会 4階 大研修室
10:00 分科会 
第1分科会 ピアカウンセリング
(本人による本人のための相談)
第2分科会 仕事について
(どんな仕事をしていますか?どんな仕事をしたいですか?
みんなで話そう!!)
第3分科会 休みは、何をしているの?
(休みの日の過ごし方、しゅみ、などについて、自由に
なんでも話しませんか?)
第4分科会 私たちの福祉サービスについて
(福祉サービスについて、行政の人たちに
私たちの声を届けよう!!) 
第5分科会 わかりやすい権利条約について
(国の動き、自分の生活に関わる法律のこと
仲間たちにもわかりやすい分科会にします)

12:00 昼食
12:30 アトラクション
13:30 分科会報告
14:00~15:45 シンポジウム
テーマ「20年前と今とこれから」
16:00 閉会・デモ行進 ※デモ行進は自由参加

    

ちょうど札幌雪まつりの時期にあたるそうです
行ってみたい方は、保護者の方や支援者に相談をして
お申込みください。
参加申込み締め切りは1月31日(火)となっています。
開催要領(資料)が欲しい方は、県育成会事務局まで
ご連絡ください。TEL:023-623-6572

◆権利擁護ハンドブックVol.1

2012年01月12日 | 権利擁護
昨年、宮城県で行った事務局会議でいただいてきた
資料の中にあった権利擁護ハンドブックをご紹介します

知的障がいのある人が地域で安心して暮らすために
-逮捕の連絡を受けてから起訴まで-

ちょっと衝撃的なサブタイトルでびっくりするかもしれませんね。

1.はじめに  にはこんな事が書いてあります

警察に通報された・取り調べをうけた・・・
こうした経験は、決して楽しいものではありません。

でも、そんな経験をしたとき
警察のひとにとっては 知的障がいのひとのことを知る機会に
知的障がいのひとにとっては 社会のしくみを知る機会に
家族にとっては 弁護士など支援者と出会う機会に
していきたい

そして、知的障がいのひとが生活するときの「街のサポーター」
を増やしたい
街に出る事が、誰にとっても うきうき楽しいものになるように・・・

表紙


電車を使って作業所に通っているCさん
ある時、Cさんの家族へ女性から「Cさんに痴漢された!」
今交番にいる。慰謝料はらって!と電話があり、驚いた家族は
施設の職員とすぐに交番に駆けつけました。
Cさんは、初めての交番で緊張して何も話せませんでしたが
Cさんを良く知る施設の職員さんが分りやすく話しかけた事で
痴漢は誤解だったことが分ったそうです。
Cさんは、女性が着ている洋服にできていた「毛玉」
が気になってどんどん女性に近づいていったようでした。

それから、アイスキャンデーを持った少年が
「万引きってなに?え?だめ?暑い時は食べるでしょ?」
と言っている挿絵もありました


知的障がいかな?と思ったら
警察や検察・地域の人に知ってほしいことのページ


逮捕の連絡を受けたときのページ

このハンドブックは「知的障がいのある人の人権を守る」
という立場から作られています。
例えば、家に閉じこもる生活をおしつけるのではなく、社会の一員として社会参加をする事も基本的人権の大事なひとつです。
でも、その事によってさまざまな事件に巻き込まれたり、
事件を起こしてしまう事も増えています。

9.おわりにの文章もご紹介します

知的障がいのある人たちが地域で安心して暮らすためには
解決しなければならない問題がたくさんあります。
知的障がいのある人たちは、コミュニケーションを
うまくとる事ができず、被害を訴える事ができないこともあります
また独特の行動が誤解を招き、不審者や犯罪者と
間違えられる事もあります。このようなことによって
知的障がいのある人たちが犯罪に巻き込まれたり、
思いもよらない事で加害者となってしまうなどの事例がでてきています
こうした事例をとりまく課題を解決するため、このハンドブックの
作成に取り組んできました。
このハンドブックをきっかけに、知的障がいのある人たちを
守るだけでなく、誰もが安心して暮らすことができるような
支援を考える取組みが進むことを願っています。


このハンドブックは大津高齢者・障がい者の権利擁護研究会が発行しています。
ハンドブックには、弁護人の役割や当番弁護士制度(1回限り無料)のことや、弁護士会の住所、NPO犯罪被害者支援センター、委託障害者相談支援事業所、警察署、検察庁、拘置所などの連絡先なども載っていました。

       


自分の子どもが、犯罪に巻き込まれるなど考えたくもない事ではありますが、万が一の時を考えると、目をそらしてはいけない事なのだと思います。
山形でもこのような取り組みははじまっているのでしょうか・・・
ハンドブックは事務局に1冊しかありませんが、興味のある方はご連絡ください。
貸し出しも可能です(F)