町石道再び

梅雨空が晴れ、賜物のような一日を五月にワラビとりで挫折した
高野山町石道に行ってきました。
下界はむしむしと暑いみたいでしたが、杉並木の山道は風が吹きぬけ爽やかでした。
上古沢駅から順調に歩き始めましたが、先のときと同じ道で迷いました。
４人で地図を広げてうろうろしていると、軽トラの夫婦が声をかけてくれました。
「笠置峠まで行きたいんですが…」というと「今からそこへ行くからよかったらトラックに乗りな、こんな道では警察にも捕まらんから後ろの荷台にしっかり掴まってな！」と峠まで乗せてもらいました。
見るからに人のよさそうなご夫婦です。田舎の人はみんな善良でした。

峠からは町石を順に辿り、高野山上の大門まで無事に到着しました。



湿気が多いので蛇にも３匹あいました(ーー;)
花も少なく、これまた湿気のせいかキノコ類が多かったです。
右はトリアシショウマ、左はマムシ草の実、秋には真っ赤になります。

町石には慈尊院から１里ずつの石と１丁ごとの石があります。
３里石と町石が二つ並んだ珍しい景色です。





名前のとおり大きな大門です。

同行の若い二人が「奥の院に子どもの頃来ただけであまり覚えていない」というので、大門から高野の町並みを歩き、奥の院までぶらぶら行きました。
途中で黒豆アイスクリームを食べました。高野山でなぜ黒豆…？
ごま豆腐のおいしいお店がもう閉まっていて、残念でした。

奥の院の橋を渡る前にある水掛の不動や仏様たちです。



日が長いので時間に気付かず奥の院の参道を巨大な墓を見ながら歩き、帰りの電車ではとっぷり日が暮れました。