赤い椅子

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紅葉を見るクラス会

2009-11-30 21:17:00 | ノンジャンル
29日、30日の1泊2日で小学校のクラス会がありました。
2年に1回という決まりだが、今回少し例外なことがあり半年ばかり早め、
急きょ幹事まで引き受けることになり、近場でゆっくり…ということで
犬鳴温泉1泊、紅葉を楽しもうと18人参加で騒ぎました。

むかし、紀伊の猟師が犬を連れて、山の行場「蛇腹」附近で1匹の鹿を
追っていたところ、猟師の傍の大樹に大 蛇がいて、猟師を狙っていたが、
猟師はそれに気づかず弓をつがえ、鹿に狙いを定めて射ようとしたとき、
猟師の愛犬は急にけたたましく吠えだしました。
犬の鳴声におどろいた鹿は逃げてしまい、獲物を失った猟師は怒って、
腰の山刀で吠え続ける愛犬の首に切りつけたそうです。
犬は切られながらも大蛇めがけて 飛び上がり、大蛇の頭に噛みつき、
猟師を助けて大蛇と共に倒れました。

事の意外さを知った猟師は、自分の命を救って死んだ愛犬の死骸を
ねんごろに葬り、この山の七宝滝寺に入って僧となり、
永く愛犬の菩提を弔いつつ、安らかに余生をすごしたと語り伝えられています。
それからこの山が「犬鳴山」と呼ばれるようになったということです。

紅葉がきれいでした。山は夕方でひんやりして気持ちがよかったですが、
膝を守るため不動堂や行場の滝までは行けませんでした(;一_一)



七宝滝寺の山門

6時から宴会、カラオケとお決まりのコースの後、大部屋でみんなでお喋り。
あちこちからいろんな話が飛びかい…時間を忘れて夜が更ける(^_-)-☆

30日は4台の車に分乗して粉河寺へ
途中の山のきれいな紅葉に車の中から歓声があがる。



秀吉は、天下統一の望みを達成するため、紀州攻めをし、根来寺を中心に
一帯は火の海と化し、粉河寺も全山焼失した。
従って、現在の諸堂は大小20余あるが、何れも江戸時代の再建である。
西国三十三所の中では最も大きい本堂を初め、千手堂・大門・中門の4棟は
重要文化財。 本堂前の左右に築造された粉河寺庭園は、
桃山時代の枯山水の庭園、名勝に指定されている。

次は主婦の大好きな新鮮野菜や地場産の物産を売るめっけもん市場!
籠やカートを持って主婦に戻って喜々と回る女性たち。
柿やかぶらや柿の葉寿司、金山時味噌など買い込む、買いこむ(^_-)-☆

つづいて帰り道にある根来寺へ



陽にすかして見える紅葉は今、真っ最中!

根来寺は、室町時代、院98、僧坊2700、寺領70万石、僧兵数万となり、
紀伊・和泉・河内に一大勢力を誇った。
種子島から鉄砲生産の技術を得て、新兵器鉄砲をいち早く取り入れた
根来寺は、天正13年、秀吉の根来寺焼き討ちにあい、
多宝塔(国宝)など一部の建物を残して壊滅してしまう。
















信長の比叡山焼き打ち、秀吉の紀州攻めなど自分の野望のために、
日本の大切な財産がむなしく消えたということに改めて驚く。

小春日和の境内では野良猫だろうか…いっぱい日向ぼっこをしていた。



いま1枚境内の紅葉を…




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従姉妹会

2009-11-25 21:16:00 | ノンジャンル
20年ほど前に、ふとしたきっかけで従姉妹たちで集まって食事をした。
それから毎年1回、みんな揃って食事をし、お喋りをする会が
13年くらい続いたが、ここしばらく途絶えていた。
今年、もう一度再開しようということになり、今日7人が集まった。
途絶えている間、2年前に1人が65歳で亡くなり寂しくなったが、
ちょうど私の歳をはさんで20歳あまり年の違う7人である。
父方の従姉妹たちで、厳密に言うとふた従姉妹も混ざっているが、
祖父の分家で、すぐ近所で一緒に遊んで育った従姉妹みたいな間柄だ。

11時、岸和田の五風荘集合ということで、懐かしい蛸地蔵の駅で降り、
見違えるようにきれいになった道をゆっくり歩く。
亡き父や母が入院中はよく乗り降りした蛸地蔵駅。
その駅を越えて三年間、毎日通学に通った道…何年振りだろう~懐かしいな~
そんな思いをいっぱい抱えて到着すると、もうみんな集まっている。

岸和田城の見える五風荘は小さなときから「寺田の別荘」と呼んで
親しく眺めていた屋敷だが、今年秋から「がんこフード」が賃料などを
免除される代わりに建物と庭を維持管理し売上高の1%を市に納める契約を
して営業を始めたということだ。岸和田市は文化財保護基金に充て
市内のほかの文化財の保護に活用するという事らしい。



5万3千石の岡部家が歴代城主を務めていた旧岸和田城内の薬草園の
跡地などに地元の財閥寺田家が造った別荘で昭和4年から10ヵ年の歳月を
要し造営された広壮な回遊式日本庭園であり、
正門は奈良東大寺塔頭中性院表門を移築したもので岸和田にゆかりの深い
楠氏の「楠」の字をもじって「南木門」と称されているという門に
「がんこ」の看板が…


3000坪の敷地には日本建築の粋をこらした主屋と
庭園を見渡せる三つの茶室がある。


















ほとんどの部屋が庭を見渡せる個室になっており、蔵を改造したのか
10センチもあるような扉に漆を塗った入口の部屋もある。


城と手前に母校を入れて1枚。
母校もきれいに建て替えられて見違えるようになっていた。
旧制中学校で、戦時中は空爆されないように校舎の外壁に黒い点を塗り
森か林に見せかけていたという、いわくつきの建物だったが…
たぶん当時は城も天守閣がなく緑が多く、周りには五風荘のような森があり、
隣には神社の森があるので同化させようという工夫だったのかも…(^_-)-☆















とにかく楽しくて喧しくて、美味しくて…久しぶりに会えたみんなと
また来年も元気で会おうねと約束をして別れる。




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リコリス

2009-11-20 19:31:00 | ノンジャンル
我が家の2階の窓から見下ろすお隣の庭に見える色鮮やかなリコリス。
晩秋の景色にはちょっと不似合なくらいきれいな色だ!



彼岸花科の花で、咲く姿も彼岸花と同じでスーと伸びて咲く。


あまりきれいなので写真を撮らせてもらう(^_-)-☆
ご主人が亡くなって2年、家を処分して娘さんの処へ行くという話。
息子さんも独立して、ひとりでは87坪の家は広すぎて大変だと…
ここに来て12年のお付き合いだけれど、寂しくなるな~

我が家の黄色のコスモス



植え替えの時期がずれたからか、季節はずれのセッコク(石斛)が一輪(^_-)-☆
小さな1センチばかりしかない花ですが…ランの1種です。




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早くもクリスマスムード

2009-11-16 19:42:00 | ノンジャンル
所用で難波に行きました。とても冷え込んだ日でした(;一_一)
ハロウィンのカボチャでも撮ろうかな…とカメラを持参で行きましたが…
街はすでにクリスマス!…でした。



日の暮れるのも早くなり、だんだん気ぜわしい季節になります。
いやですね~
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高野箒

2009-11-13 23:00:00 | ノンジャンル
昨日12日は滝谷不動の朝日屋さんの落語会だった。
10周年30回目の公演ということで、いつもの桂文昇さんのほかに
兄弟子の桂きん枝さんが特別出演。
テレビで見るバラエティー番組のきん枝さんしか知らなかったが、
さすが三枝、きん枝、文珍という順の兄弟弟子というだけで、
じっくりと聞かす落語を演じてくれた。(演題は失念(^_-)-☆)

その料亭の女将さんの丹精こめた盆栽が所どころに置かれ、各部屋テーブル
にとてもよい雰囲気を作っていた。
カメラを持っていかなかったことを後悔する。

舞台の袖に置かれていたた「高野箒」の可憐な花は初めて見るが
風情のある山野草だった。

写真と花の説明は…http://www.page.sannet.ne.jp/mahekawa/kouyabouki.htm
…からお借りしてきました。



…その昔、和歌山県の高野山には竹、梨、胡桃、桃などの竹木がなかった。
利潤を得る行為を戒めるために、商品作物の栽培が禁じられていたらしい。
それで竹箒が作れず、代わりにこの木の枝を束ねて箒を作ったことから
「高野箒」の名が付いたといわれています
(週刊朝日百科「世界の植物(2)」より)。

草のように見えますが小低木です。山地の日当たりの良い所でよく見られます。

1975年11月発行の週刊朝日百科『世界の植物(2)』によると、
京都伏見の酒倉では、酒桶(さかおけ)についた「にごり」の泡を拭取るのに
コウヤボウキを使うそうです。ふたつかみほどのコウヤボウキの枝に、
竹の小枝を2、3本入れて束ね、先を少し切って50センチほどの箒にすると、
弾力が適度で、箒についた泡を払えばすぐとれるの便利だとのことです。

古くは、コウヤボウキの枝を束ねて、玉で飾った箒を「玉箒(たまぼうき)」
といいました。正倉院御物の「子日目利箒(ねのひのめとぎほうき)」が
これにあたります。当サイトと相互リンクしている「NatureWalker」
さんは、この「子日目利箒」の複製を試みておられます。
その写真がこちらです。…



落語を聞いて楽しんで、笑って、美味しいお弁当をいただいて、
おまけに新しい珍しい花をみて、新しい知識が増えて…ラッキーな日でした。
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