ここしばらく体調の悪い義父と、2日ばかり便に血が混じっていた義母。
2人ともだんだん症状の落ち着いているけれど、少し迷いながらの参加だった
今回のお遍路だったが、帰宅したところ2人ともすこぶる経過がよく、
元気を取り戻していたので、ホッと胸をなでおろしたところ(*^_^*)
天気予報もあまりよくない今回(@_@;)
8時に梅田を出発して、阪神高速、第2神明と走り、大鳴門橋を渡る頃から
予報通りやっぱり雨が降り出した。
12時頃吉野川の大歩危小歩危到着、せっかくの渓谷が靄ですっきりしない!
川にかかる鯉のぼりは、あいにくの雨で元気に泳ぐと…いうわけには
いかず…120~130匹の鯉がぶら下がっていた(;一_一)
祖谷に入ると気圧の加減か雨が一層激しくなり、かずら橋を渡ることは
かなり危険だということでバスの窓から眺めるだけ!
普段でも平地と比べ気温もかなり低いのか、新緑の山のところどころに
まだ山桜が残り、バスで通り過ぎるだけでも充分楽しませてもらえた(^_-)-☆
「祖谷美人」という店でそば定食を食べる。お蕎麦も美味しかったが
アマゴの串刺しの焼き立て熱々をがぶりと齧ったり…おいしかったよ!
食後、渓谷を見下ろす位置に小便小僧があるというのでバスが回ってくれたが、
これも残念ながら見れないで終わる。
見れなかった小便小僧をネットからお借りしました(^_-)-☆
何故こんなところに…という疑問から話は広がり、男なら一度こんな爽快な
気分を味わいたいという願望かも知れない…という男性陣。
昔、度胸試しに地元の子供たちがやっていたという話もあるけれど…
橋もダメ、小便小僧もダメ…というので国道32号線を高知に向けて走り
大サービスとして大豊町の大杉を見に寄ってくれる。
樹齢3000年という巨木はさすが神々しく厳粛な気分を持って見あげたが、
木肌の痛んだところを修理している部分が痛々しい。
国道32号線を高知に向けて上っていると思うが、反対に川は下っていく
というおかしな感覚を味わいながらバスは走っている。
2時40分ころ大豊インターから高知自動車道に入り、本来の目的である
遍路を目指し31番札所竹林寺へ(^_-)-☆
予定では竹林寺登り口から1.5キロ約30分の行程を歩くはずだったが、
小雨ながらも雨のためと寄り道をしすぎた加減でバスで駐車場まで(^_-)-☆
目の前に牧野富太郎植物園などがあり寄ってほしいが、添乗員から駄目を
出される(今回はいつもの若いS添乗員ではなくベテランの厳しい?人!)
何とか雨もやみ、若葉の清々しい五台山、竹林寺の山門に歓声が上がる!
歴代藩主の庇護を受けて栄えた古刹というだけに、境内の庭園も
整備されている。
爽やかな緑の中の五重の塔の赤が鮮やか…
本堂は今改修中で幕を張られていたが、庭には花の皿鉢と名付けられた花が
いくつか飾られている。
よさこい節の坊さんかんざしの坊さんは、この竹林寺の坊さんだった。
相変わらず1ヶ月ぶりの読経に初めはまた戸惑う(^_-)-☆
4時、竹林寺出発、今日のノルマの32番禅師峰寺へ…
高知はもう田植えが終わっており、稲もすっかり根付いている。
4時半到着。この寺は境内から海が眺められ、漁師や海に関わる関わる信仰を
集めているらしい。
境内へ急な坂道を登っていくとシャクナゲ、黄色のボタンが迎えてくれる。
時間に追われ仁王門へたどりつくと、奇怪な岩石があり、前に仁王様が立つ。
太平洋を眺め、見下ろす集落にはビニールハウスが連なる。
いやでも先の地震による津波の光景がよみがえる。
つつがなく過ごせることを願いながら、常のお経と夕べのお勤めを兼ねた読経を
して下山する。
5時に寺を出発、市内の宿泊所へ。いろんな温泉のある宿でお風呂を楽しむ!