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Colonel Mのブログ

加工しましょう!

2019年02月14日 | DIY
ではまず一番ややこしい「背凭」の部材から行きましょうか。



これですね、この絵で見てもいまいち解り難いですが、絵の左側の鍵状になっている部分には、
微妙な勾配が付いていて、部材の左右勝手でこの勾配の付け方が逆になるので注意して下さい。

図面のD-2の様に、1x4の6fをまずはセンターで45°の斜め切りにして2本に切り分けて、
まずは絵の右側の段々を切り込みましょう。

一枚ずつ作るのは面倒ですし、1x4を縦使いに置いて丸鋸を使うのは危険極まりないので、
以前に何度もやっているように、二枚の部材を斜め切りした先端を揃えてバイス等で固定して置いて、
丸鋸の刃を調整します、刃を45°に傾けた状態で、刃の出を15mmに合せます。
この辺りがなかなか上手く行かないと思います、差金だけに頼らず、実際に端材を切ってみて
調整しましょう。
で、実際に切り目を入れようとすると???チョッと待って???プレイバック???
持つ所が有りません、右の最初の斜めの切込みに丸鋸を入れようとしても、左手で材料を押えたり
丸鋸定規を当てたりする場所が有りません、なので、誰か左利きの人を連れて来て・・・m(__)m
と言う訳にも行きませんので、取敢えずここは後回しにして、右の先端から二番目と、四番目の
切込みから先に丸鋸を入れてから、材料を180°回して五番目と、三番目の切込みをいれてから、
丸鋸の動きに慣れてから、左手に持ち替えて、右手で定規と材料を押えて切るか、あきらめて
ここだけは、手鋸で切りましょう。
で、斜め切りが出来たら、再度鋸刃の出を調整して、直角に戻して、15mmの出に合わせて
いつものごとくで櫛歯に切込みを入れてやりますが、気を抜いて斜めに切り込んだ部分まで
櫛歯にしないで下さいね(有りがちなミスです)後は、金槌とノミで櫛歯を落として整えてやって
右側はこれでOKですが、左側は更に一工夫必要で、一見二枚同時切込みは無理そうですが左に有らず。
図面で見てもらって部材の木場の部分に3mmとか2mmとかの勾配が付いているのが解るかと思いますが、
実際にこの墨を付けてもらって、図面で見て、木場側から見た絵を寸法線の方へ折畳むように合わせてやれば
勾配の方向は合って来ますし、切り込む方向も合ってきます。ただ、勾配の通りは合いませんので
それが合うように材料をずらして二枚をバイスで固定して加工すれば一度にいけます。
勿論、2mmの勾配部分と3mmの勾配部分は、同時には合ってこないので、ます2mmの勾配の方を
合せて墨に合わせて鋸目を入れたら、数回だけ櫛歯にも鋸目を入れておきます。
で続いて3mmの勾配の墨に合わせてやれば、後は一気に鋸目を入れていけると思います。
櫛歯を落として、ノミで整えれば、鉤込みは終わり、残すは先端のそぎ落とすような斜め切りですが
51mmの深さなら165mmの丸鋸で一度で切れるので、長さと勾配を図面通りに取って切り落とせば
背凭材は完成です。
コメント
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