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FERNANDES FST-85

2013-06-25 00:44:57 | ギター!



なんとなくwebサイトを徘徊しているとフェルナンデスのホームページに過去のカタログが大量にアーカイブされているのを知りました。
最近Ibanezのサイトも過去のカタログが見られるようになっていますが、これは本当にありがたい!!!
学生時代や若い頃はカタログを集めるためだけに楽器屋さんに行くこともあり、大量に保管していました。
それも今は一部を残してほとんど処分してしまいました。
フェルナンデスのカタログは作りも立派だったので残しておけばよかったかなぁと後悔してた部分もありましたね・・。
それが今やネットで見れてpdfファイルでダウンロードできるんだからいい時代になりましたよ!(笑)

完全に放置状態でとりあえず残してある自分のホームページにこのギターを型番不明と書いたんですが、FST-85だったと記憶してます。
ただこのギターが載っている雑誌やカタログを見たことがなかったため確証が持てなかったんですよね・・・。

ちなみにネットでFST-85と検索かけるとフェルナンデスの70年代のストラスキャスターのコピーモデルが多く出てきます。


で、1984年のカタログのこのページにより自分のギターがFST-85であると確認しました!
スペックや購入時期を考えても間違いないと思います。


モデル名が判明しづらかった理由に次の事があります。
1985年のカタログのFST-85

2ハムバッカーの別モデルになってます。
実は1984年のカタログのFST-85のとなりに載っているFST-80がマイナーチェンジしてFloyd RoseがFRT-3からFRT-7に変更になってFST-85になっています。

じゃあ1984年のFST-85は1985年にはどうなったかというと、

同様にFRT-3からFRT-7に変更になりFST-90となっています。

つまり上に書いたストラトキャスターのコピーモデルのように年代ごとにFST-85という別のモデルが複数存在するということです・・。
ちなみにこの頃のフェルナンデスの型番の数字は
FST-65なら定価65000円
FST-85なら定価85000円
FST-115なら定価115000円
とモデル名というよりも単に定価を表してます。

それにより同じ型番でありながら違うスペックのギターが複数存在するというややこしい事になってしまっています。


さらにカタログを見て驚いたのがピックアップシステム。
3×シングルコイルPUでありながらロータリースイッチ式のタップスイッチが付いているので当時からとても珍しい変わった仕様だなと思っていました。


スペック見るとSUPER STACK SS-1というピックアップが載っているのですが、
なんと!!
スタックタイプのノイズキャンセリング構造!!!!
まじか!!!!!!

ロータリースイッチ1の位置で
ピックアップセレクター
1.フロント(ノイズキャンセリング)
2.フロント+センターハーフトーン(ノイズキャンセリング)
3.センター(ノイズキャンセリング)
4.リア+センターハーフトーン(ノイズキャンセリング)
5.リア(ノイズキャンセリング)
とピックアップポジション自体は普通のストラトと同じ。

でさらに驚くのがロータリースイッチ2の位置のとき!
ピックアップセレクター
1.フロント+センター ハムバッキング フロント
2.3.4.(フロント+センター)+(センター+リア) ハムバッキング フロント+リア
5.リア+センター ハムバッキング リア
なんと二つのピックアップを組み合わせてハムバッキング構造で鳴らしてます!!!
なんだこのいかれたサーキット!!!!(笑)
しかもセレクターが2.3.4.の位置のときはすべてのピックアップが鳴っているという!!!

購入してから二十数年いや三十年近く所有して初めて知った驚愕の真実!!!!(笑)

ピックアップを自分で交換したりした時はちゃんと配線どおりなってるかセレクター動かしながらポールピースにドライバーや金属を当ててどのコイルが鳴ってるか確認するんですが・・・。
このギターも一時期DimarzioのPAF Pro×2の2ハム仕様に改造してたのですが、ピックガードごとアッセンブリーで交換していたので元に戻すときもインプットジャックとアースの配線だけでしたのでとくにピックアップのチェックはしてませんでしたわ・・・。
てか、デフォルトでこんな変則的な配線してあるなんて普通思わないですよ!

で、確認してみると本当に上記の説明の組み合わせで鳴ってる!!

今までまったく気づかなかった自分もどうかと思いますが・・・。(笑)
ロータリースイッチ、カチカチやってこっちの位置の方がパワーあるなーぐらいにしか思ってませんでした。(笑)

確かに昔からシングルコイルなのにノイズ少ないなーとは思っていましたけど・・・。

ただ新たな謎がひとつ・・・。
カタログのピックアップのページを見ると
SUPER STACK SS-1は見るからにデュアルコイル構造になっています。


で、自分のギター

銅板のような物でシールドされていてデュアルコイルには見えない・・。

で、同じSUPER STACK SS-1が載っている1985年のFST-90のカタログページ
このページの写真が比較的見やすかったのでもう一度
ページの上側、ピックアップシステムを紹介している赤いボディーの写真を見ると

デュアルコイルには見えない。自分のギターと同じようにシールドされてるように見える。

という事はピックアップのページにはあの形で紹介されてますが実際に製品に搭載されているSS-1は自分のギターのようにシールドされているということでしょうかね?!
バラしてみればわかるけどさすがにそれは出来ない・・・。(笑)

Floyd Rose FRT-3を搭載していたりその価格から当時としては比較的ハイスペック寄りなモデルだと思っていましたが、このピックアップシステムは驚きでした!!!

初めて購入したギターなので思い出や愛着がありますが、ここにきて新しく知った事実によりますますこのギターに対する愛着が強まりました!!
あー、ギターって面白い!!

注)今回ブログ内のカタログ画像が見づらい場合、ブラウザのウインドウを大きくして見てください。
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