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また、弁護士が預かり金を着服

2021-07-29 | 事故と事件
また、弁護士が預かり金を着服
 またまた、弁護士の預かり金着服が発覚した様だ。類似の事件は、年間数件は起き続けていると認識している。今回は、倒産整理にための預かり金の様だが、架空の契約書を裁判所に提出して、バレない様に計っていたと云うことで、業務上横領に加え、有印私文書偽造、同行使で再逮捕されている様だ。

 しかし、世の有資格者の品質だが、製造物に比べ非常に難しいという問題がある。つまり、ものごとが、一品物であり、比較対象が難しかったり、その信頼性が見通せないことが多いからだろう。そして、資格と実力は相関しないという事実は忘れてはならないだろう。もし、相関があるにしても、最低限の素養が認められたに等しいのが資格だろう。そして、有資格で十分なスキルがあったとしても、十分な情熱が欠かせないし、何の資格でもそうだが、職業上の正義感(倫理)が欠けていては、到底まともな効果を依頼者は得ることができないという、商品購入(弁護士選択など)の難しさを感じる。



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契約日が「令和27年」? 弁護士が私文書偽造容疑
7/29(木) 17:00配信 朝日新聞デジタル
 名古屋地検特捜部は28日、21世紀法律事務所(名古屋市東区)の弁護士渡辺一平容疑者(58)=名古屋市瑞穂区=を有印私文書偽造・同行使の疑いで再逮捕し、発表した。

【写真】容疑の構図

 認否は明らかにしていない。

 渡辺容疑者は、特別清算手続き中の会社の預かり金1億5千万円を横領したとして、業務上横領容疑で7日に逮捕されていた。

 特捜部によると、渡辺容疑者は2~3月、自らが代表清算人代理人を務める特別清算手続き中の会社に、未払いの工事代金があるように装い、工事の請負契約書や未払いを認める申入書を偽造。

 工事を請け負った業者の代理人弁護士に渡して代金の支払いを求める訴訟を起こさせ、証拠として名古屋地裁に提出させた疑いがある。

 特捜部は、会社に債務があるように見せかけて特別清算手続きを遅らせ、預かり金の横領の発覚を免れようとしたとみている。

■「気持ち悪い、変な話」 知らぬ間に原告に

 訴訟資料によると、この請負契約書の日付は「令和27年4月1日」だった。

 平成27年(2015年)と書こうとして誤記したとみられる。

 名古屋市内のカフェの内装工事を約2600万円で業者が請け負うというもので、裁判はこのうち820万円が未払いだとする内容だった。

 原告とされた名古屋市内の業者は実在するが、代表者は取材に「裁判は起こしていない」と証言。5月に検察から知らされて初めて訴訟のことを知ったといい、「気持ち悪い、変な話です」といぶかしがった。

 業者の代理人弁護士は取材に、訴訟手続きを取ったことを認めたが、請負契約書などが偽造されたものとは知らなかったと説明。

 被告の会社に内容証明を送ったところ、同社の代理人弁護士でもあった渡辺容疑者から「勝訴すれば、原告にも弁済する理由ができる。原告も入れて債権者に分配する」と、提訴するよう依頼されたという。

 この訴訟はすでに取り下げられた。

 特別清算は、株式会社の清算時に債務超過などがあった場合、会社側の清算人や債権者らの申し立てを受け、裁判所の命令で行われる手続き。

 債権者集会での協定や債権者との和解を通じて、超過債務の解決を目指す。会社側が手続きを主導することも可能なため、破産に比べ柔軟に進められるなどの利点がある。

 東京商工リサーチによると、2020年の倒産7773件のうち、破産は6896件と9割近くを占めるのに対し、特別清算は322件と約4%。ここ10年ほどは年間300件前後で推移しているという。(大野晴香、山下寛久)

朝日新聞社

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弁護士が代理人務めていた会社から1.5億円横領か…発覚免れるためウソの契約書作ったなどの疑いで再逮捕
07月29日 11:23

 特別清算手続き中の会社から1億5000万円を横領したとして逮捕・起訴された名古屋の弁護士の男が、その発覚を免れるためウソの契約書を作ったなどとして再逮捕されました。

 名古屋地検特捜部に再逮捕されたのは、名古屋市東区にある「21世紀法律事務所」の代表を務める弁護士・渡邊一平容疑者(58)です。

 渡邊容疑者は7月7日、代理人を務めていた特別清算手続き中の会社の預金から、今年3月までにあわせて1億5000万円を横領した疑いで、名古屋地検特捜部に逮捕されていました。

 名古屋地検は渡邊容疑者を起訴するとともに、横領の発覚を免れようとこの会社から内装工事を請け負ったとする契約書を偽造したうえで、別の弁護士から工事の費用が未払いだとして提訴させたなどの疑いで再逮捕しました。

 名古屋地検は渡邊容疑者の認否を明らかにしていません。

※画像は法律事務所のHPより
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