私の思いと技術的覚え書き

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オートマ車のブレーキペダル

2013-03-05 | 技術系情報
 オートマチックトランスミッション車も増加し、今や90%占有率を超えたとか・・・。運転免許ですら、オートマ限定免許が設定されてから久しいものがあります。

 ところで、一般的乗用車でオートマ車のブレーキペダルを眺めると、左右の幅が広く、場合によっては左足でのブレーキ操作が考慮されていることが判ります。これは、通常のブレーキ操作でというよりも、坂道発進において左足でブレーキ操作をし、右足でアクセル操作をすることで車両の後退を防いだり、路面の突起を乗り越えたりする際、飛び出しを押さえて微妙な駆動力のコントロールをしたりする際、私などは重宝に利用しているのです。

 しかし、キャブオーバーバンやトラックのオートマ車に乗ると、ステアリングのメーンシャフトがど真ん中を貫通しているという制約から、ブレーキペダルは通常のマニュアルミッション車と同一のものが使用されており、先に記した様な左足ブレーキを行うことは、相当に困難なのが現状なのです。

 たぶん想像ですが、車両メーカーでは左足ブレーキ用としてステアリングメーンシャフトを迂回させて左側にもブレーキペダルを装着することを検討はしたのだと思います。だけど、左右別体での左足用ペダルは、一見クラッチペダルと間違い易いことから誤急制動を行ってしまうとか、コスト的に制約があるとかの現状から装備はされないのでしょう。

 私事ながら、オートマ車を運転しだして30年は経ますが、その時の気分次第で、通常制動も左足ブレーキを利用しますし、もちろん右足でのブレーキも利用します。慣れない左足ブレーキは制動力の加減が判り難く、勧められないという話しも聞きますが、その様な懸念はまったくないと思っています。私の場合、緊急時の急制動は左右両足でペダルを踏んづけると思います。そんなことでありますが、商用車系車での左足操作が困難なブレーキペダルは、不満を覚えるところです。



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