私の思いと技術的覚え書き

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管理バスのリザーバータンク取替について

2019-12-23 | 車両修理関連
 拙人ブログの過去記事(下記)について、何処かのアホタレが「整備管理者」の実務って、日常点検表の 「可」 に〇を付けて、自分のハンコを押すだけの名ばかり資格。だから、無くても無くてもいいもの。」などと記したのに対し、「自らの業務責任を放棄したかのコメントには呆れ果てる。」などと回答したのだが・・・

フェリー火災事故で整備士送検の分析 2018-07-31
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/81401d46b2ad7856c454e79350481376

 整備管理者とは、日頃の車両の状態に気を掛けるのは当然として、運転者が毎日の運行前に行わなければならない日常点検(運行前点検)を確実に実施できる様な体制を整えることも要求されていると認識している。その様な理由から、拙人が整備管理者として管理する営業バス3台について、冷却水量の確認に必要なリザーバータンクの点検が困難なる状況を認識し、今回3台のリザーバータンクを新品に取り替える処置を行ったので紹介してみたい。

 この3台のバスの内、2台はコースターおよびローザで何れもマイクロバスなのだが、運転席ドアを開いてステップ付近にある小窓を通して点検するのだが、非常に点検口が小さく見づらいのが実情なのだ。しかも、過去のボデー修理などの際に、マスキング処理を怠ったのか、タンク部の該当箇所に塗料が被さっており、実質上外部からの点検は不可能となっていたのだ。頭を車両下部に入れ、タンクの全体を見れば、点検はできるのだが、経年したタンクはその樹脂劣化から透明度が悪く、困難との認識から、今回タンクを新品にしたのだ。

 また、中型バスのふそうについては、後部右側のリッド部から確認するのだが、やはり経年によりタンク透明度や水位計となる透明樹脂ホースの透明度が劣化し水量確認が困難として、これもタンクAssyを取り替えることにした。

 先に記した様に整備管理者とは、車両の維持管理に気を配るのは法令上の役目として当然のこと、日頃の日常点検が確実にできる状態を整えることに意識しなければならないのだろう。冒頭記した、名ばかりに資格という認識でいるものがいることに無念の思いを持つのだが・・・。

 なお、整備管理者として、日常点検の実務を運転者に教育することも求められるはずであり、今回冷却水の量を何処で点検するかと質したのに対し、まるで理解していない運転者の存在を知ったと云うのが、今回リザーバータンクを交換する端緒となったのだった。


添付写真
01-02 ふそう中型バス
03-05 コースター
06-07 ローザ







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