私の思いと技術的覚え書き

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郷里の偉人の一人

2019-01-21 | 沼津そして伊豆周辺
 江川太郎左衛門(英龍・担庵)は江戸時代幕末の偉人の一人で、伊豆国の代官(知事相当)だったことを知らぬ者はいないでしょう。だた、沼津は元来駿河国ですから、伊豆国とは領主が別れるのですが・・・。しかし、合併で沼津市となった戸田は伊豆国ですし、それ以前に内浦重寺より以南は伊豆国だった訳ですから、現在の沼津市として関わりがあったと思えます。

 江川氏のことは、あまり詳しく書いた書を見たこともないのですが、韮山の代官所だとか様々な実物と共に多くの話しが伝えられており、かなり優れた先進的な思考の人物であったことが確信できます。ところで、詳しく書いた書もと記しましたが、なまじ優れた美文小説家が脚色した過去の英雄・武勇伝なりがありますが、相当にデフォルメしているのじゃないかと感じることを経験します。反感を買うかも知れませんが、その端的な例が司馬遼太郎氏の著名本たる、「龍馬が行く」であり、「坂の上の雲」とそこに登場する主要メンバーです。もう、20数年前に一時期、司馬遼太郎本にはまり込んで、北条早雲も含め数十編は読んで来ましたが、私見ですがこの作者は、常に統治者の目線だということに気付いてから、一気に熱が冷めてしまった覚えがあります。

 江川氏の話しに戻します。韮山(現伊豆の国市)には、江川氏総指揮により作られた反射炉が残されており恐れ多くも世界遺産となっています。また、東京お台場のレインボーブリッジ下に見える元来の台場の建築も設計・施工・管理までをやっている様です。



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