私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

ポルシェというクルマの個人的思い

2015-04-01 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
好きな映画(といって見るのはもDVDがほとんどだが)は、繰りかえして見るものです。そういう点では好きな小説と同様です。そんなクルマが準主役の映画で、私の好きな2本の映画があります。

 1本目は「栄光へのル・マン」です。マックイーンが自からのソーラープロダクション社で作り上げた映画だということです。興行的には成功作とはいえないまでも、1970年初頭のル・マンを記録した価値ある映画だと感じます。

 この映画での私の見所は、ポルシェ917Kが疾駆するシーンは当然ですが、冒頭にマックイーンが911(北米SAEヘッドランプモデルの初期モデル)を一般路を流すシーンなのです。

 しかし、ロングショットなどで見る917Kを初めとするレースカーたちの車高は、現在より相当に高くセットアップされ、現在の市販スポーツカーと大差がない車高を持っています。これは、レーシングコースとでも当時は現在ほど路面がフラットでなかったことや、タイヤのμ値(摩擦係数)が高くできなかったことによるのでしょう。保安基準品と排ガス基準を満たせば、十分一般路を走行出来るレベルでしょう。それとタコメーターのスパイ針では約8千程度がレブリミットですが、これも現在のスポーツエンジン並です。しかし、排気音はバカみたいに高音でなく、こちらの方が素晴らしいノート(サウンド)だと感じます。

 もう1本の映画は「男と女」というフランスのラブロマンスです。ラブロマンスはともかく、この映画監督である「クロード・ルルーシュ」は相当のクルマ好きだった様で、各所にクルマの素晴らしさが表現されていると感じます。そして。レーサーの主役がテスト風景で疾駆させるオリジナル・フォードGT40の姿とサウンドは素晴らしいと感じさせます。なお、音楽は高名な「フランシス・レイ」が担当していて、これも素晴らしいです。


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