私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

HDD大容量

2024-04-19 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
HDD大容量
 とうもHDDは更に大容量化に向かっているという。
 シーゲイドは3.5インチ1台で30TB実現した。(従来式PMR)
 シーゲイトは容量を9年を2倍にするのに2.4TB/Dを要したが、HAMR式では4年以内に2倍の大容量とするとができるという。
 今の所は、HA
図1 熱アシスト記録を採用した「Exos Mozaic 3+」
従来型の記録方式(CMR:Conventional Magnetic Recording)の3.5インチ1台で30TBを実現した。ちなみに、Seagate Technologyが販売する3.5インチHDDのこれまでの最高容量は24TB

 HAMRは、ディスク媒体をレーザー光で局所的に瞬間加熱し、媒体の磁化を熱ゆらぎでばらばらにして情報の記録を容易にすることで記録密度を高める技術である。

 日本シーゲイト社長の新妻太氏は、「従来の垂直磁気記録(PMR:Perpendicular Magnetic Recording)方式のHDDは、容量を2倍にするのに9年もかかった。しかも、ディスク1枚当たりの容量は2.4TBが限界だ。HAMRなら4年以内に2倍の高容量化を実現できる」と話す(図2)。

図2 HAMRで記録密度向上のペースが向上
従来の垂直磁気記録は記録密度向上の限界に近づいており、高容量化のペースが鈍っていた。Seagate Technologyでは、ディスク1枚当たり2.4TBが限界とみている。HAMRの投入によって、高容量化のペースが高まるとしている(出所:Seagate Technologyの資料を基に日経クロステックが作成)

 エネルギーアシスト記録では、競合の米Western Digital(ウエスタンデジタル)が「エネルギーアシスト垂直磁気記録(ePMR:energy-assisted Perpendicular Magnetic Recording)」、東芝デバイス&ストレージが「磁束制御型マイクロ波アシスト磁気記録(FC-MAMR:Flux Control-Microwave Assisted Magnetic Recording)」という技術を採用した3.5インチHDD(従来型記録方式)で、それぞれ最大24TB、最大22TBの製品を出荷している。Western Digitalが24TB品の出荷を発表したのは、2023年11月のことだ。

 Seagate TechnologyはHAMRの実用化によって、容量競争で一歩リードした。同社において技術を統括する米Seagate Research(シーゲート・リサーチ)副社長のEd Gage氏は、HAMRによる今後の記録密度の向上に自信を示す(図3)。「2025年にはディスク1枚当たり4TB、2027~2028年には同5TBの製品を投入できるだろう」(同氏)。1台にディスク10枚を搭載した40TBや50TBの製品が、今後数年という近い将来に実現できる可能性があるというのだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。