晴れた日のイチョウもみじは目が痛くなるほどまぶしくて,青い空をバックにこちらに向かって飛び出してくるように見えます。
柴又街道が拡幅される以前の実家には,カキ3本ウメ1本ツバキ1本シュロ1本ヒマラヤスギ1本クロマツ1本カエデ1本ヤツデ1本イチジク2本シイ1本タブノキ1本等々,狭い敷地にいろんな樹が植えられていました。
どうしてそんなことを鮮明に覚えているのかというと,下校後友人たちと頻繁によじ登って遊んだので,どの木とも仲良しだったからです。
そんな中にイチョウが一本ありました。この木は結構太いうえに下部に手掛かりとなるものがなく,なかなか登れない,手ごわい。
登ることが近所の小学生の通過儀礼みたいになってる,そういうイチョウでした。
秋になると落ち葉がすごくて掃き掃除が大変だったけれど,集めた落ち葉を乾燥させて燃やし,よくサツマイモを焼いて食べたっけなあ。
他の木と同様にこのイチョウも道路の拡幅のため切られてしまいました。
当時我が家にあった木のうち1本だけが区立船堀公園(当時は行船公園って名称だったかも)に今でも残っているはずです。
そのうち探しに行ってみよう。(Take)