団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

老後破産

2017-08-06 18:18:28 | 

老後破産

2017年8月6日(日)

 老後破産。

 

 NHKの取材班がレポートしたものです。よく取材しておられます。TVでも一部ドキュメント番組として放送されました。

 私の感想は、(貧困になるのは)「何時でも、何処でも、誰でも」がキィーワードです。

 これから、高齢者の生活は、ますます大変になっていきます。

 

①消費税ですが、2019年10月に10%になります。それから10年後は、20%になっていても不思議でない、政治・社会・経済状況です。

 自民党を始め多くの政治グループは増税といえば消費税しか口にしません。(私は、対案として、贈与税を増税すれば良いと考えています。

 具体的な数字は知りませんが、社会保障に係る予算は毎年数兆円増加するのではないでしょうか。

②社会保険料が大幅に上がります。国保、介護保険料ですね。特に国保ですが、2018年4月からは県へ移行します。市町村が運営している今までだと、一般会計からの支援がありましたが、県移行でこれはなくなるでしょう。私の根拠のない予想ですが、1割程度は上がるのではないでしょうか。

 介護保険料は3年に1回財政を見直すことになっていて、2018年が見直し時期となっています。これも間違いなく保険料は上がることになるでしょう。

 問題なのは、消費税の場合は物価に反映されますので、年金はそれを元に再計算されますが、保険料は「物価」ではありませんので、いくら上がっても年金に反映されることはありません。

③年金は、マクロスライドという仕組みがありますので、今の日本の経済社会状況をみると経済成長はあまり望めませんので、引き下げが行われる可能性が高くなります。 

 また、これまでは、物価と賃金の各上昇率をみて高い方に合わせていたのが低い方に合わすということになりましたので、これも引き下げ要因となります。

 私の個人的な、予想ですが、10年後、年金の実質的手取りは今より10%減少しても全く不思議ではないと思っています。

 

 私は、団塊世代で、(年金について)最後の逃げ切り世代と言われていますので、下の世代に較べると優遇されています。これからの年金世代は更に大変なのであります。

 

 更に更に、医療技術の進歩により、「死なせてくれなくなる」のです。毎年、喪中ハガキがきますが、最近は90歳台が一番多いように思います。健康寿命で90台を迎えると言う人はそんなに多くはないのではないでしょうか。

 私ゃ、せめて、尊厳死を認める社会であって欲しと思うのであります。

 否、日本国憲法25条をみてみましょう。

 

第二十五条  すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
○2  国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

 

 これは、政治の力で、実現することは可能と考えます。GDP約500兆円ですが、この配分を上手く行えば、全ての人が人間としての尊厳を守り天寿を全うすることができると思うのです。

 

 憲法25条の理念に反して、社会保障を削減している安倍政権 打倒!

 

 NHKの受信料が高いか安いかと言うと、間違いなく安いです。1,000円出しても観たい番組はいくらでもあります。ただ、経費節減の努力はして欲しいですね。

 

 

 事例をいちいち紹介する訳にいきませんが、あるケースでは一人世帯で、収入は年金10万円。支出は家賃6万円、生活費4万円という方がいました。生活保護制度を充実させ、必要な人が受けることができるようにする必要があると思いますです。

 

 


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