ヒロシマの追憶と飛翔
2015年12月15日(火)
非常に珍しい演奏会と言ってよいでしょう。被爆70年ということもあるのですが、HIROSHIMAをテーマにした交響曲2曲です。しかも、エルッキ・アールトネンなんて、見たことも聞いたこともないとねん。
・2015年11月16日、広島市中区「アステールプラザ」
図書館、ホテルもある複合施設です。
思っていたより小さいホールでした。
最前列で、丁度中央でした。ヴィオラの安保さんが、靴を滑らす音が聞こえるという距離です。また高関マエストロの汗が滴り落ちるのが照明に輝いて何度も見えました。凄い臨場感でした。
一番短い横笛の衝撃波は凄かったです。ピッコロなんて真っ青です。ただ、メロディを奏でるのは得意ではないようで、長いのと頻繁に持ち替えての演奏です。その内一本は、脇差を抜くようにして、懐から出しましたよ。演出かしら。
また、赤尾さん、ずーと目をつむっての演奏でした。高関マエストロが合図を出そうと赤尾さんの方を見ても、全く分かりません。どのようにして呼吸を合わせていたのでしょうか・・。
プレトークで説明されました。
1955年に広島で初演されて、今回が広島での公演は2回目ということです。遠く、フィンランディアから広島の惨劇に思いをいたしていただいた作曲家がいたのですね。
曲は、広島の悲劇を象徴するように重苦しい楽曲で始まります。途中総花的なメロディが続き、最後は広島の再生をイメージするようにダイナミックに終わります。
団伊玖磨の交響曲は、アールトネンに較べると、交響曲らしかったです。(楽曲間に違いがありました。)第2楽章だったでしょうか、広島の「音頭の舟歌」という民謡のメロディがでました。
アールトネンと同じく、最後は広島の復興をイメージする力強いエンディングでした。
こりゃ、英語も日本語も分かりませんですわ。口語訳も交互に付けてね。「をちこちびと」って一体何?
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