団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

辻井伸行、ヴァシリー・ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル演奏会

2015-01-30 12:56:13 | 音楽

辻井伸行、ヴァシリー・ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル演奏会

2015年1月30日(金)

(プログラム)

・ショスタコヴィッチ 祝典序曲

・ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番ニ短調作品30

・ショクタコーヴィッチ 交響曲第10番ホ短調作品93

 

 オケの第一声を聞いて、ブラスが随分煌びやかな音と思いました。音量も大きく、弦が負けるのではないかとも・・。

 ラフマニノフの弾きだしを聞いて、辻井の音量に少し不安を持ちました。体格的にも大音量を出すのは不利と思われます。辻井もそれを意識してか、今までの演奏会になく、激しい打鍵で、途中4回位ハンカチで汗を拭く場面がありました。段々調子を上げていったとは思いますが・・。この点が課題であることは間違いないでしょう。

 辻井に対する拍手は、他の演奏者に対するものと、違いますね。音量が3㏈程度高いです。

 アンコールを2曲も弾きました。2曲目は比較的長いリストのラ・カンパネッラです。この曲は超絶技巧曲ですが、辻井の一番の特色である優しいピアノタッチが垣間見れました。

 ショスタコーヴィッチの10番はCDも持っていなく、初めて聞くのだと思います。ショスタコーヴィッチの交響曲は大概の曲に似たようなメロディやリズム感があり、この10番もそうです。出だし、何やら思い悩んでいるような、憂鬱なメロディで始まりますが、それが吹っ切れた後は、凄まじいばかりのダイナミックな演奏です。ショスタコーヴィチの交響曲で特に感じるのですが、「管弦楽団」ではなく「管弦打楽団」ですね。小気味より小太鼓のリズムがショスタコの特徴です。

 ブラスの大音量にビックリしたのですが、弦も凄い音を出していました。久しぶりに大音量のオーケストラを聴き、喜々としました。弱音でもっと緊張感のある演奏ができれば、文句ないですね。

・日時 2014年1月24日 16時開演

・場所 びわ湖ホール

 

 巨大なホールです。ホール以外の施設もあるのでしょう。左右対称のデザインですが、奥側がホールです。

 建物の中からは、琵琶湖、遠くの山並みが見えます。雪が積もっていました。

 テラスもあります。この日寒い日でしたが、ビールを飲んでいる人がいましたよ。

 完売! 広島から私達が行くくらいですから、色んな所から来るのでしょう。辻井人気は何時まで続くのでしょうか。

 長方形のホールです。デザイン的には楕円にした方が私の好みです。

 スタッフが写真撮ったらいけないと言います。この状態での写真撮影禁止なんてそのナンセンス加減に笑っちゃいます。(ストロボも炊いていません。)

 オケもアンコール2曲でした。ブラームのハンガリー舞曲の1番は本当に良い音楽と思います。リズム感が私のものと違い、「オヤッ」と思いましたが、まさかオケが乱れた訳ではないでしょう。

 

コメント
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