団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

奢れる者

2012-12-31 17:27:37 | 政治
                      奢れる者

                                           2012年12月31日(月)

 「奢れる者」。この言葉ほど、安部晋三総理大臣に相応しいものはないと思います。

 投票前、というから党首にとっては、気分がいらついていた時期とは思いますが、下の新聞記事のように、安部氏が「怒り出した」ということです。
 もっとも、安部氏が相手に怒るなんてのは、全くの筋違いです。普通列車の席を権力を傘にかけてJR職員に取ってもらっていた訳ですから。

 このような方が権力者として、その奢りで何をするかと考えるだに恐ろしいことです。

 安部氏は、自民党の「圧勝」により、経済対策と称して、金融緩和、そして消費税増税を財源にして10年で200兆円もの公共事業をしようとしています。これは、いままでさんざん行ってきた「景気対策」の焼き直しで、その結果は借金の増大と格差の拡大になるでしょう。


 デフレによる経済不況と言われていますが、大企業は内部留保を拡大して260兆円も有しています。一方、民間労働者の平均年収は、1997年467.3万円に対して2011年409.0万円と15年間で約58万円も下がっています。
 つまり、民間の消費が落ち込み、企業も消費が落ちているので設備投資する先がなく内部留保がたまるという悪循環になっているのではないかと、私には思えるのです。


安部氏は、来年の4~6月期の経済指標をみて来年の秋に増税するか否かを決定すると言っており、4~6月の名目GDPを引き上げるための手段として、「金融緩和」と「公共事業」なのです。

つまり、安部氏が行おうとしていることは、何としても消費税増税を行おうということで、私には真のデフレ脱却策とは思えません。(デフレ脱却には国民の所得を増やし消費を上げることだと思います。)
私は、消費財増税により、底知れぬ不況になるのではないかという恐れをいだきます。


 「奢れる平家は久しからず」とは歴史の審判だと思いますが、私達にはそれを待つ時間はありません。即刻退場願いたいものです。




 12月15日付け朝日新聞の記事です。
 このように「キレる」方が総理大臣とは怖いことです。北朝鮮からミサイルが発射されてきた。「それ北朝鮮を攻撃しろ。」なんてことになったら・・。




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