団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

メーデー(2009)

2009-05-02 09:03:09 | 社会
                 メーデー(2009)

                            2009年5月2日(土)

メーデー歌(作詞:大場 勇、作曲:栗林 宇一)

聞け万国の労働者  ♪
轟き渡るメーデーの  ♪
示威者に起こる足取りと  ♪
未来を告ぐる鬨(とき)の声 ♪

 5月1日、広島市中区ハノーバー公園において開催された、第80回広島県中央メーデーに参加した。
 40年ぶりだろうか。

 私がかつて参加していた当時は、アメリカのベトナム侵略に反対する運動が高揚していて、スローガンは「アメリカはベトナムから出て行け!」だった。
 今年の主要スローガンは、「労働者の雇用を守れ」、「派遣切り・雇い止めを許すな」である。

 大手自動車や電機企業が、いとも簡単に派遣切りを行っている。
 派遣先の企業が派遣元の人材派遣会社に、派遣労働者の供給を断る。そうなると必然的にその派遣会社は派遣労働者を首にせざるを得ない。つまり、実質的には派遣先企業が派遣労働者を首にしたことになるのだが、キャノンの御手洗会長は、人材派遣会社が首を切ったのだという趣旨の発言を平然と言ってのけた。
 こういう輩が日本経団連の会長であるから、黙っていたら、企業が社会的責任を果たす訳がない。ここは、労働者は闘う以外に方法はない。

 マツダも例にもれず派遣切りを行っているが、巧妙な方法だ。派遣で3年以上雇用すると正規雇用申出での義務が主じるが、「クーリングオフ」期間を巧妙に設け、3年を超えないようにリセットする。マツダの行ったこのクーリングオフは違法性が極めて高い。TVの報道でマツダは、「違法なことは一切行っていない」とコメントを出していたが、いずれ違法が明らかにされるだろう。

 「アメリカはベトナムが出て行け!」というスローガンは、ベトナム人民の闘いにより、その後現実のものとなった。
 「労働者の雇用を守れ」・「派遣切り・雇い止めを許すな」というスローガンは、労働者の闘いにより、実現されることになるだろう。






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