ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

俳優ドゥエーの死(2)

2007年07月17日 | ミャンマーでの生活
ミャンマー映画界の大スター、ドゥエーが亡くなって1週間近くになる。
ヤンゴン市内では不謹慎な言い方だが、「ドゥエーフィーバー」がまだ続いている。
今日、ダウンタウンを歩いていると黒山の人だかりを見かけた。
人々は喫茶店の中に置かれたテレビを無言のまま熱心に見ている。
何のビデオだろうと思ったら、ドゥエーの葬式の模様を撮影したビデオを流している。

週刊ジャーナル類は全てドゥエー特集で、普段なら300チャットのところを800チャットから1000チャットで売っている。(ページ数は通常通り、20ページほどなのに)
タブロイド版なので、ボリューム的には日本の日刊スポーツ新聞のほうがずっと多い。
1000チャット(約100円)といえば、日本のスポーツ新聞とほぼ同じ値段になる。
この機に乗じて便乗値上げしている犯人は出版社や小売店ではなく卸しの連中である。
ここがミャンマー人的、経済センスなのだろう。
日本人なら、こういうときは大増刷(普段の4,5倍)して、逆に単価を下げて大量にさばくことを考えるのではないだろうか。(そうすれば広告主も喜ぶはずだ)
こんな便乗値上げなんかしていると、あとで読者が離れて行ってしまうのに。。。。。

一方で、もっとしたたかな者は1000チャットのジャーナル誌を1冊だけ買ってコピー機で大量にコピーし、バス停やバスの中で売っている奴も見かけた。(1部200チャットで売っていた。)
こっちのほうが一枚上手(うわて)か、どっちもどっちか。