ミャンマーではパゴダを自分の手で建立することが最大の功徳になると信じられている。
自分の財力でできない人はパゴダの建設のために必要な資材や金箔を部分的に寄進する。
最近、国営新聞に頻繁に出てくる広告がある。
それは新首都のネーピードーに現在、建設中のオゥッパータタンダ(絶対覚えられない!)というパゴダに貼り付ける金箔や境内の床に張り詰める石のタイルのために寄付を募集しているという広告である。
このパゴダはもうすぐ完成するところで、高さはシュエダゴンパゴダより少し高い100メートルの大きなパゴダになる。
募集している寄進物のリストは
1.パゴダ上部に貼り付ける金箔(30CMX30CM) 2964枚 1枚当たり162万チャット
2.パゴダ下部に貼り付ける金箔 (30CMX30CM) 4208枚 1枚当たり58万チャット
3.大理石のタイル (60CMX60CM) 22819枚 1枚当たり22000チャット
4.水晶のタイル (60CMX60CM) 100889枚 1枚当たり13000チャット
5.石のタイル (60CMX60CM) 24786枚 1枚当たり13000チャット
総計で 81億チャット以上(約8億円)にもなり、莫大な金額であるが、ミャンマーでは募集広告が出るとすぐに寄付が集まるというからすごい。
今回の広告を通して、パゴダ一つを建立するのに(建設費のまだ一部ではあるが)こんなに莫大なお金がかかることがよくわかった。