WEEKLY ELEVEN誌によると、ミャンマー政府と民間が共同で日本市場に参入するために、コンニャク芋の栽培を大々的に行なう計画があることが紹介されていた。
コンニャク芋はミャンマーの限られた地域で多く自生しているのが見られる。
しかし、一般のミャンマー人にはコンニャクを食べるという習慣はない。
(一部の中国人やシャン民族に食べる習慣がある)
今回は、自然のものではなく、ヤンゴンの周辺(レグー市など)の畑で栽培し、日本へ輸出しようというもの。
コンニャク芋は、そのものを輸出するのではなく、自然乾燥させて乾燥コンニャクという半製品の状態で輸出するのだそうだ。
乾燥コンニャクの国際価格は1トン当たり2000ドルという。
コンニャクは低カロリーで繊維質が豊富であること。
肥満を防止し、健康食品でもあるので、日本でも人気が需要が高まっている。
以前は少量の乾燥コンニャクを中国へ輸出していた。
ミャンマーでは天然肥料だけ使い、化学肥料は使用しない。
また農薬も一切使わず完全な有機農法によって栽培する。
コンニャク芋は1エーカー当たり10トンのコンニャク芋が収穫でき、自然乾燥させると1トンになる。
ミャンマー国内には12種類のコンニャク芋があり、そのうち
Amorphophallus Conjab
Amorphophallus Companulatw
という2種類が日本市場に入っている。
それらの種はダウエー、ベィッ、チャウメーなどの地域に自生しているのが見られる。
コンニャクの栽培と日本へ輸出するプロジェクトは、12年前にミャンマーに移住した当時から、そのような話はときどきあった。
コンニャクについての小冊子を日本語からミャンマー語に翻訳したこともある。
ミャンマーのコンニャク事情を知りたいと日本から視察団が来たときに、旅行会社に旅程をアレンジしてもらったことがあるので、コンニャクは自分にとって関わりが深い。
その後、視察団の人たちの会社がミャンマーのコンニャクを買い付けたという話は聞いていないが、どなたが関わるにせよ、うまくいってほしい。
追記:
ミャンマー近海でとれるタコを生きたまま韓国へ輸出するプロジェクトも始まっている。
ミャンマー人はタコをぜんぜん食べないので、ミャンマー近海にはタコが大量にいると思われる。
いつか日本でもミャンマー産のタコが流通する日が来ると思われる。