ミャンマー・日本語学校ブログ

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ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

一番事故が多いのは105番

2009年02月08日 | ミャンマーでの生活


少し古い記事になるが、1月15日発行の7 DAYS NEWS JOURNAL誌によると、ヤンゴン市内を走っている路線バスの中で最も運転が乱暴で、最も事故が多いのは105番のバスだそうだ。

この路線はトヨタのダイナトラックを使用しており、現在170台が運行しているという。

105番のルートはヤンゴン西地区のモーティンまたはティリーミンガラー市場から人口密集地のタームエ方面へのルートが多いのであるが、途中、わが日本語学校の前を通る。

そのため、ときどきこのバスのお世話になることがあるが、この記事を読むと、あまり気持ちがいいものではない。

この番号のバスはとにかく運転本数が多い(というより多すぎる)。

通勤時間帯にカウントしてみたところ、1分間に5台も来た。(実に12秒に1本来る勘定になる)

そのためバス同士でお客の奪い合い、スピード合戦が始まってしまうのだ。
(例えば、早く発進させるために道路の端に寄せて止まらないで道路の真ん中に止めて乗客を乗り降りさせている。)

記事によると、この路線を担当している運転手、車掌を5日間の安全マナー講習会に強制的に受講させるそうだ。

一方、ミャンマーのバスマニア(?)にとって大きな出来事があった。

というのは、2月2日をもって戦前から活躍していたシッチャンバス(↓写真)がダウンタウンに乗り入れることが禁止されたのである。

↓シッチャンバス(戦後になっても残ったバス)





ついにダウンタウンではこの雄姿を見ることはできなくなった。

乗り入れ禁止の理由は「ヤンゴンの町の姿に調和しない」とあった。

でも、どうしても見たいという人(いないだろうけど....)はダウンタウンエリア以外ではまだまだ見ることができる。

事故を減らす目的なら、このシッチャンバスは良い。
なぜなら、スピードがあまり出ないから。

それに対してダイナのトラックバスはすごいスピードが出る。
それに乗り降り時のステップの高さが半端でなく高いので、気をつけないと足を骨折してしまう。

シッチャンバスの代わりにダイナのトラックバスがその埋め合わせをやっているようで、かえって事故が増えてしまうのではないかと懸念している。

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