ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

バス数珠つなぎ

2008年07月14日 | ミャンマーでの生活

昨日の昼の授業のとき、生徒たちから変なことを聞いた。

バスでタンゼー(チャイナタウンにある市場の名前)から学校まで1時間もかかったとか。(普段は15分で行ける距離。歩いても40分で行ける。)

チャイナタウンでお祭りでもあったために大渋滞が起きたのかと思ったが、そうではないらしい。

学生たちの話によると「バスは1列しか行けませんから。」と言っている。
最初、この話の意味がよくわからなかった。

授業が終わって午後5時頃、学校から日曜礼拝に行く途中、スーレーパゴダ前の4車線一方通行の大通り(マハーバンドゥーラ通り)にバスが数珠つなぎになっている。(写真)

この渋滞ははるか遠くチャイナタウンまで延々と続いているのだ。

ところが......隣の3車線はガラガラで、車がスイスイ走っている

どうやら、市当局が新しい規制を始めたらしい。

4車線あるうちの1車線だけバス専用にして、その他の車線はバス以外に割り当てたようだ。(こんな規制が始まるとは新聞にも載っていない。)

この規制が始まる前、市内バスが車線をまたいで停車したり、無秩序に車線変更していたので、それが渋滞の原因になっていたのだ。

その渋滞を解消するために今回の規制が始まったと思うが、かえってバス(だけの)渋滞が激しくなった。

タクシーや一般乗用車にとっては渋滞が解消して良かったが、バスの乗客にとっては大変だ。バス会社にとっても商売あがったりだろう。

何しろ、バス停一つ動くだけでも30分かかっているのだから。

バス専用を1車線だけにしたのが失敗だった。
せめて2車線にすれば、こんなバス渋滞は起きなかっただろうに。

たぶんこの規制はあと2,3日で撤回されるだろう。