ミャンマー・日本語学校ブログ

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ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

頻度順、単語集の完成

2008年07月09日 | 日本語学校

毎年、日本語能力試験対策用のオリジナル参考書を自分で作っている。
その中で、「頻度順、日本語能力試験に出た単語集(2級)」が完成した。
(単語数にして2550語)

この単語集の特徴は、1996年から2007年までの12年間、実際に日本語能力試験で出題された(または文章の中で使われた)単語を一つ一つ調べていってデータとしてまとめたものである。

受験者にとっては、どんな言葉が試験によく出て、何を重点的に学習するべきかが一目でわかる画期的なものなのだ。

ちなみによく出る単語のランキング3位までは
1.結果
2.調査する
3.減る
だった。

出版した当初はミャンマーの生徒たちに「頻度順」という意味がうまく伝わらなくて、あまり売れなかったが、昨年から急に売れ始め、去年は500冊が全部売り切れるというヒット商品となった。

今年も500冊印刷する予定である。

2級の他にも、1級、3級も順次制作予定である。

日本語能力試験は毎年12月(1年に1回だけ)行なわれている。
昨年のミャンマーでの受験者は2545人だった。

昨年(2007年度)の2級の問題を初めて見たが、難しくなっているので少しショックを受けた。
3級もかなり難しくなっている。

この試験は1984年に始まったものだが、当時の受験者総数は7千人だけだった。
去年の受験者総数は全世界で53万人だったというから、ものすごいことになっている。
中国の受験者があまりに多くて、定員に達したところで締め切る事態になっているそうだ。

ミャンマーでは受験者制限はないので、まだ恵まれている。