ギリシャの母

ケニーさんと、今回メテオラへの二泊三日の旅をアレンジしてくれた
ユーゲニアさんには、特に良くしていただいています。

二人ともが、「私達は、ギリシャのママだから。」と何度も言ってくれて、
別れの時には「子ども達と離れるのが本当に寂しい」と言ってくれました。
メテオラへの旅の間もずっとつきっきりでケアしてくれて、本当に感謝、感謝。

私が日本の実母と関係断絶状態なんて、二人は知らないし、
今後も知ることはないけど、あんなに愛情いっぱいに、
私達はママだから。　すごく愛してるわ。　
と何度となく言われ、ずっと大事にしてもらっていると、
一体血のつながりって何？ 国の違いって何？
と思わざるを得ませんでした。

私の母は、海外に行くなんて、という考えだし
(自分でも、よくそういう家庭から私みたいのが出現したものだなぁと思います(^-^;
結局、親も子も一個人として価値観が違うのは他人と同じ。)、
私がこういう交流をもっているのも鼻で笑って否定するだろうけど、
私は自分を大事に思ってくれている人のことは大切にしたいと思う。

血のつながりのある母を否定するのではなく、血のつながりのない母を肯定するという意味で。