Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

鉄道博物館2

2008-02-23 18:56:33 | 
腹も減ったので飯でも食うことにする。先ほど乗ってきたミニシャトルの横を歩き、入口に戻る。そしてエスカレーターに乗って反対側のエリアの2階に出て驚いた。2階から見下ろす形で1階にはJR東日本、旧国鉄の物を含め今や使われなくなったレトロな雰囲気を残す車両が所狭しと展示されていた。これには驚かされた。



食後、1階に下りそれら旧車両を見学、詳しくはないが30年以上前、子供の頃見たような貨物車両、また上京するために乗ったような東北線の特急列車を見たときは感激物であった。中でも喜んでしまったのはアニメ『銀河鉄道999』の客車を思わせる車両を見つけたときである。残念ながら中へは入ることが出来なかったが、プラットフォームに流れるドラマ設定の会話は羨ましい物であった。東京駅から下関、更に船で釜山に渡り南満州鉄道で奉天へそしてシベリア鉄道経由でパリまで行くという物であった。朝鮮半島の国交さえ正常化したならこれから先も充分出来うる旅である...。



一通り見て回って喜んでいたのはチビどもよりむしろ私と嫁であった。嫁は嫁なりに幼い頃乗った首都圏の鉄道の様相を思い出していたらしい。

他にも、実際に鉄道の動く構造を運転室で体験してみたり、鉄道の歴史や価値あるコレクションが展示されているエリアもあったが、この辺りはあまり興味がないので適当に端折って帰ることにした。

平日であったことも幸いし見学者の数はストレスのない程度であった。おそらく休日はごった返すのであろうが、一度は行ってみることをお薦めしたい場所である。

鉄道博物館

2008-02-22 22:54:04 | 
14日は久々に嫁と一緒の代休だった。天気も良いのでちび共も休ます。平日なので休日は混み合っている場所へ行こうと言うことになり、秋葉原から移築し昨年10月14日に開館したという大宮の鉄道博物館に出向いた。

この施設、JR東日本の持ち物で、鉄道創世期から現在までの各時代の鉄道車両の実物を中心に展示されている。埼玉新都市交通の『鉄道博物館駅』直結の施設ではあるがわが家からは鉄道でのアクセスはいささか面倒であるため車で出発。約1時間で着いたがいささか現地を探し当てるのには苦労した。さいたま新都心構想でここ数年で大幅に変わっている地域のため、車の8年前のナビの地図では対応出来ないようだ。また、駐車場はあるモノの基本的には電車で来て欲しいためか道路には案内板が出ていなかったのだ。



ともあれ、11時到着。早速見て回ることにした。入場券はパスモあるいはスイカで対応出来、自動改札を通って中に入るというモノであった。これらがない場合は仮のカードを発行してくれて、帰るときに返納するようだ。

改札を通り入場すると大喜びのちび共は一目散に左手の『ミニ列車』へ走っていった。そこまでは駅弁を売っている店や良くわからない展示があるのみであった。時折明らかにマニアと思われる集団に出くわす程度であまり面白味はない。

肝心の『ミニ列車』であるがこれもまたふざけたことに予約制で本日分は全て完売となっていた。しかし、係員曰く背後のミニシャトルが無料と教えてくれたのでそれでごまかす。


【ミニシャトルとその横を走る本物の京浜東北線】

しかしそれでたどり着いたエリアは幼児が遊ぶオモチャやブロックが並ぶ所であまり面白くはない。適当にちび共を遊ばせるも嫁と私は入場料を払ってまで来るところではないと完全に失望していた。嫁も私も入場時に何故か館内案内を貰っていなかったのである。

2008-02-18 20:09:40 | Weblog
実家の向かいの酒屋の店主は趣味で『鉄砲打(ぶ)ち』をやっていた。この趣味、何のことはないハンティングのことである。冬の解禁日になると、向かいのオヤジは仲間達と愛犬のポインターを引き連れ阿武隈の山並みを闊歩していたらしい。

このオヤジ、腕の程は良くわからぬが、雉・狸・兔・鳩などを仕留め時々わが家に持ってきてくれた。とは言ってもわが家では獣肉を食うことはなかったので主に雉を貰い受け、それを父親が解体し『鳥飯』と称し雉の肉の入った炊き込みご飯を食ったものである。

ちなみに狸・兔等の獣肉は酒屋のオヤジの家で鍋にすることが多く夕方に呼ばれて何度か食いに行ったことがある。

昨日の気温は14時過ぎに10度を超えた。ちび共を連れて散歩へ出たところ暖かく、多摩湖自転車道は12月末の頃とは違い多くの人が散歩や自転車で行き交っていた。

片道2.5kmの道を歩かせ、その後家に戻ってくると突然歩道横の茂みから大きな鳥が出現した。一瞬目を疑ったが紛れもなく雉であった。



幾ら緑が多いとはいえ東京都下、自分の田舎でさえ滅多に見たことがないのにおかしな話である。写真を撮っても近づいても逃げようとしない。ふん捕まえて絞めれば雉飯・雉鍋と高級な料理も食える。等と不謹慎なことを考えていたが目の前に雉がいるという現実があまりにも妙である。

おそらく、近所の地主の家ででも飼われているものなのであろう。そう考え、野良猫にやられないことを思いやり家へ向かったのであった。

ザ・ポリス 座席

2008-02-17 19:51:36 | Weblog
オールスタンディングのライブ中、周りの様相を見ても面白かった。

なおき氏の前の席の男性は曲の間中体を奇妙にくねらせ後ろから見ていると気味が悪い。おまけに曲が終わるたびに頭上に両拳を振り上げ何か叫んでいる。見ているとどうにもゴリラのダンスっぽい。拳が上げられるたびにステージが見づらくなり迷惑この上ない...。

また若干遅れてきたカップルは私の左前の自分たちの席に間違って違う人物がいたらしく、それを知ったその席の人物は間抜けな様相で席を移動していた。

周りを見るとリズムの拍手があわない人物、5曲程終わった時点で座りたいが座ると見えないため立ったり座ったりしているカップル、トイレへ行きたいが曲を聴いていためタイミングに苦しんでいる人と実に様々であった。



それにしても我々の1階1塁側S席でも13,000円、2階席は10,000円と8,500円。グラウンドのプレミアム席は限定グッズ付30,000円、そして最前列のペア席はチャリティー込みで550,000円だったそうだ。

プレミアム席の前の方はともかく後ろの方はいくらステージが高いとはいえ遠い。オールスタンディングのため立ち上がったあげく顔を上げなければならず前の人並みが手を上に出しているため果たしてよく見えたのだろうか...。

ある意味、割り切ってしまえば納得できる席料だったのかも知れない。

ザ・ポリス 東京公演

2008-02-16 19:12:47 | 音楽
ボブ・マーリィーの『GET UP STAND UP』が終わると突然、ステージ近辺が騒がしくなった。
「コンバンハ、トーキョー!!」
のスティングの絶叫と共に”Message in a Bottle”(孤独のメッセージ)が流れ出した。会場中に歓声が上がると同時にワサワサと観客が立ち上がりだした。私もなおき氏もこれから先オールスタンディングになってしまったことに苦笑しながら立ち上がる。しかし、ステージを観て驚いた。全くの助っ人なしで3人のみである。ボーカルのスティング、ギターのアンディ・サマーズ、ドラムのスチュワート・コープランドのみである。純然たる『ザ・ポリス』のライブであった。


【左からスティング、スチュワート・コープランド、アンディ・サマーズ】

2曲目は”Synchronicity II”ビジョンにはジャケットを思わせる水色・黄色・赤のストライプの映像が踊っている。シンプルでそれ程派手さは無いとはいえ、曲に力があるためかじっくり聴ける。選曲もアップテンポ・スロー・アップテンポの曲の繰り返しで聴いていて全く飽きが来なかった。言葉が英語であるためMCでごまかすようなことが出来ないためか曲がまっすぐに入ってくる。客も聞き入っているためか大きな盛り上がりこそないが、そんじょそこらのヴィジュアルやダンス系とは明からに貫禄が違い聴いていて心地良いのだ。



一気に14曲、1時間20分程で歌い上げ、名曲”Roxanne”で盛り上げ3分程度の中座、その後”Every Breath You Take”、切れ目が曖昧であったがアンコールの”Next To You”で完全終演。全18曲1時間50分のライブであった。



3人が蟻のようにしか見えない程のステージとの距離であったが、生で聴けた満足感は最高のモノであった。なおき氏も興奮気味で満足してくれたようだ。

やはり世界的スーパースターのライブ、一流である。

調べてみて知ったが悲しいことにこのワールドツアーが終わると『ザ・ポリス』としては再び活動停止だそうだ。また年齢はスティング(56)アンディ・サマーズ(65)スチュワート・コープランド(55)と言うことで平均58.3歳というオッサン集団である。しかしそれを感じさせない程の圧倒的なパワーと貫禄であった。

ライブ終了後彼らはリポビタンDでも飲んだのであろうか...。

曲目は下記

1. Message in a Bottle
2. Synchronicity II
3. Walking On The Moon
4. Voices Inside My Head When The World Is Running Down
5. Don't Stand So Close To Me
6. Driven To Tears
7. Hole In My Life
8. Every Little Thing She Does Is Magic
9. Wrapped Around Your Finger
10. De Do Do Do De Da Da Da
11. Invisible Sun
12. Walking In Your Footsteps
13. Can't Stand Losing You
14. Roxanne
<中座>
15. King Of Pain
16. So Lonely
17. Every Breath You Take
<アンコール>
18. Next To You

ザ・ポリス 前座

2008-02-15 23:01:49 | 音楽
10月末にポリスのワールドツアー東京ドーム公演のチケットを手に入れた。
13日(水)それを観に行く事になった。一緒に行く予定の嫁が諸事情で行けなくなり、代わりに誘ったのはチケット入手時に書いた当ブログにコメントを下さったなおき氏である。

18:10、水道橋西口の歩道橋の所で合流。公演開始は19:30であったが外はべらぼうに寒いためすぐに入場。見渡した限り客層は30代後半から50代であった。仕事帰りのサラリーマン姿の人々が目立ち一様に落ち着いていた。混雑する通路とは裏腹にグッズショップはガラガラで、Tシャツとキャップ程度の販売であった。我々の席はネット裏1塁側の1階奥でステージは遥かに遠いがオーロラビジョンと設置されたスクリーンで観ることになるらしい。肝心の音響はBGMとして流れていた『ザ・スペシャルズ』のCD音源を聴いた限りでは全く問題ない。


【ライブの案内・左下にはFICTION PLANEの文字が確認出来る】

18:30、突然外人の叫び声が響き渡り曲が始まった。前座であるが声がヴォーカルのスティングによく似ている。音楽性が違うモノの慌ててスクリーンに目をやると明らかに違う。後で知ったことだがスティングの倅がボーカルを行うジョー・サムナー率いる”FICTION PLANE(フィクション・プレイン)というグループであった。スクリーンで見る分には問題ないがやはりステージ上は顔の識別は出来ない程遠い。私としては密かに『ザ・ドリフターズ』クラスの日本のグループを期待していたのだが...。

約40分の演奏の後終了、本命登場までの間のBGMは何とボブ・マーリィー。今や大音響で聴くことは出来ない彼の曲を東京ドームで聴けるとは否が応でもテンションが高まる。

雪道2

2008-02-10 20:19:18 | Weblog
起きてみると意外に雪が積もっていた。とはいえ、先週末程ではない。午前中、子供を遊ばせながら軽く雪かきして、出かける頃には既に雪がなくなっていた。

先週の月曜のことである。路面は凍結、喜び勇んで通勤でジムニーを走らせた。とはいえ悲しいかな東京、スピードなど出せるはずもない。タイヤは本来スタッドレスに履き替えるべきなのだろうが、オールシーズンを装着しているためそれ程気にならない。4駆モードを使うことなく家を出る。



スピードダウンして走るも周りの車は大部分がノーマルタイヤである。見ているとあちこちで軽くスリップしている車が目に付く。中には90度程回転して止まる物もいる。焦ったのは信号で停止したすぐ前で横断歩道から曲がろうとして私の目の前で転倒した自転車である。停止していたから良かったが、これが停止しきれずにこちらがスリップしていたら今頃私は人身事故の加害者である。

遠方に視線をおきバイクのライン取りで進めば比較的運転に余裕が出来る。また後輪が多少スリップしてもリカバリーするのは楽な物である。周りの雪景色と運転を楽しんでいるとあっさり職場に着いた。

しかし、電車の遅れ、また慣れない雪道の運転等で時間に遅れて出社した人の数は多かった。東京はやはり雪に弱い。

じゃら銭

2008-02-09 18:41:14 | Weblog
台所のビルトインの松下電器製のガスオーブンが壊れた。ハウスメーカーに連絡を入れると松下の子会社が修理にきた。


【直ったオーブン】

高温時に熱の放出がうまくいかずヒューズがとんだらしい。交換ですぐに直ったが会計時に請求されたのは5,460円。すぐに嫁がこの為においていった封筒から万券を出すと修理のオッサンは集金袋を開けて唸りだした。

「千円札がないんですよ。細かいのありませんか...。」

自分の財布を探ると500円玉がへばり付いていた。それを出すと更にオッサンは続けた。

「すみません。5千円札もないんですよ...。」

こう返答されてはどうしようもない...。

「手数料面倒見てくれるのなら銀行振込にしますけど...。」

この言葉にオッサンは申し訳なさそうにこういった。

「すみません。じゃら銭ならあるんですが...。」

面倒なので、

「かまいませんよ...。」

するとオッサンは集金袋をテーブルの上に置きじゃら銭を拾い出した。

500円玉× 3 =1500円
100円玉×27 =2700円
50円玉× 6  = 300円
10円玉× 4  =  40円

もはや笑うしかなかった。

「昨日あちこち(修理で)回ったんですが、どのお客さんもみんな1万円札で払われましたので...。」
オッサンの申し訳なさそうな言い訳を笑い流し玄関先まで送ったのであった。

しばらくして子供と出かけていた嫁が戻り、このじゃら銭の事情を話すと呆れかえってこういった。

「そういえばこないだ、私が借りたCD代返してなかったね...。」
嫁はそのじゃら銭の中から500円玉を3枚を除いて全て私によこし、更に自分の財布から20円出してこういった。
「3,059円だったから釣りの1円はいいよ...。」

私の財布の中はじゃら銭だけで4,000円近くの金があった。もはや笑うしかない。

夕方、買いに出かけた際、PCソフトを購入しこのじゃら銭をレジで撒いて来た。3人程レジ待ちをしていた後続は私のじゃら銭を数える店員のネーちゃんの様子に苛ついていたのであった。

後続を苛つかせた責任は私だけにあるのではないはずだ...。

節分

2008-02-05 19:08:57 | Weblog
とっとと買い物を終え、夕方降り止まなかったが雪かきをする。その後入浴するとまだ18時前である。特にすることもないので軽く飲み始める。


【スーパーで見た鬼の面・こんなオッサンがその辺にいそうである】

暫くすると嫁が台所で豆まきをすると言いだした。うっかり買い物に出た意味を忘れてしまっていた。豆まきをするの声にちび共は部屋の片隅に置いてあった謎の工作物を喜々として持ち出した。どうも保育園で作った赤鬼と青鬼の升らしい。


【ちびどもの升】

それに炒り豆を入れてやると大喜びで、
「おにはそと~!!」
「ふくはうち~!!」
と絶叫していた。

夕食には『焼いた目ざし』と『とろろ汁』が出された。これは嫁の実家の節分の習慣らしい。ちなみに関東にも東北にも『恵方巻き』という習慣はないようだ...。

雪道

2008-02-04 19:59:41 | Weblog
日曜日、カーテンを開けたら大雪であった。節分の準備の買い出しがあるし、ちび共と買い物に行く約束をしていたため出かける。車は既にスタッドレスなので問題はないが気は抜けない。いつも通り車も少なく信号の殆ど無い多摩湖畔の県道を抜けるが、流石に30km/h位のペースである。それでも普通より格段に車は少なく、後続車も少なかった。暫くすると私のペースを邪魔と思うのか煽る輩が現れた。待避所もないのでそのままのペースで進む。暫くしてルームミラーに目をやると何故か先ほどまで煽っていた車の姿は消えていた。

豪雪地帯に行けばスタッドレス、それでも心配な場合は4駆にすればまわりも地元ナンバーのため遠慮なくスピードを上げられるのだが悲しいかな東京、こちらはその気でも相手が雪道を勘違いし、甘く見ている場合が多いのだ。貰い事故をしては馬鹿馬鹿しい。



そんなことを考えながら雪模様の西武ドームを抜け一本道に入ると右手にトラックが一台停まっていた。不審に思いながら先へ進むと右手の歩道を越え壁に突っ込んだ車がえんこしていた。タイヤは案の定ノーマルである。暫く進むとそのドライバーと思しきにーちゃんが交通整理をしていた。
「大丈夫?!」
声をかけると、
「はい!」
と大きな答えが返っては来たが声は何とも狼狽えていた。暫くするとパトカーとすれ違った。警察もご苦労様である。

毎度の事ながら東京には雪道に慣れていない人が多い。

雪かき

2008-02-03 20:23:45 | Weblog
3日(日)朝から雪である。東京は雪に弱い。

♪毎日、吹雪、吹雪、氷の世界

が頭を回っている。流石にリンゴ売りのまねをしているヤツはいないようだ...。

3年前の年末、どかんと雪が降った。年末休みと言うことで近所の人々は総出で自分の家の前を中心に雪かきをしていた。私の家の前までは車が入ってこれるがそこから先は人や自転車のみが歩けるだけの幅の歩道になる。



車のタイヤはスタッドレス、わが家の前を無理に雪かきしなくても区画の住民は全く困らない。そう思い特に雪かきすることもなく放っておいた。

翌日からは午前中は日差しはあるものの昼からは曇りがちの気温が上がらない日々が続いた。そのためわが家の前は溶けた雪が氷となりでテカテカになってしまった。年が明け三が日が過ぎてもその状態が続いた。

それでも車庫から車で出かけるためわが家は困ることはない。また雪はあまり降らない南東北育ちとはいえ、氷の上の歩き方程度は身に付いている。これは嫁もそうである。しかしわが家以外の人々はかなり困ったようだ。

家の前を歩く人々は当然氷の上を歩くのには慣れていない。そのため見ている端から色々な人が転ぶのだ。早朝には新聞屋のバイクが転倒する音、ヤクルトおばさんの自転車、駅へ向かう学生等様々な転倒の音が聞こえた。なかでも犬の散歩の人は転んでいる姿を飼い犬が若干高い目線で見下ろす形となる。何とも悲惨な状況を家の中から見ることとなった。転んだ人は一様に恨めしげな顔をしながら雪かきをしないわが家の玄関の扉を一瞥していた。

しかし、意外に転ばない人々がいる。それはいわゆる成人した人々であった。流石に歩くのがしっかりしているせいか転ばない。それが老人であっても平気である。逆に歩くことが不安な老人は流石にこういう状況だと家からでないのかも知れないが...。

そんなことを思い出したため朝は軽く雪かきをしたのであった。

坊さん

2008-02-02 19:30:21 | Weblog
金曜日、嫁と子供は実家へ帰っていたため久々に家の近所の飲み屋へ行ってみた。23時を過ぎていたせいもありそれ程混んでいなく、カウンターで静かに飲んでいた。

隣の席にいた人物はオフロードバイクが好きらしく、適当に相づちをうっていると喜んでくれていた。この店は西武線の単線の駅前に一軒しかない店で普通の焼鳥屋である。しかし、西武ドームが近いせいかたまに選手が飲んでいることもありサインがいくつか飾ってある。またヤクルトのナンバー2捕手が近所に住んでいることもありたまに見かけることがある。

久々に行ったのもあり、店を見渡すと何とラモス瑠偉が店の夫婦と店内で撮った写真が飾ってある。訊けば先日店に来たので撮ったそうだ。どうもいかがわしい話だが、わざわざ合成写真を撮る事も理由がないので本当なのだろう。


【写りは悪いがラモスの写真】

バイクの話をする人物も適当に帰った。気付けば客は私とその向こうに座っている高齢の人物のみである。見るからに坊さんの格好である。適当に帰ろうとするとこの人物は奢るからもういっぱい付き合えという。折角なので心遣いを受けることにした。

話をしてみるとこの人物、やたら野球に詳しい。スワローズネタもそうであるが、やはりライオンズネタは凄い。松井稼頭央が西武にいた頃の話やその奥さんがかつてUCCの『すらっと茶』のCMで中村玉緒と一緒に出ていたモデルという芸能面まで知っている。しかも話に出てくる人物の名前は全て(松井)稼頭央・(松坂)大輔と下の名前で呼び捨てで親しそうである。店のオヤジ曰くドームそばの寺の住職らしく、選手の相談を受けるという人物とのこと。あまりにも話が出来すぎていて半信半疑の状態にいると自分の携帯を取り出し、わざわざ彼らの名前が登録されている部分を見せてくれた。その後、
「こないだ稼頭央から連絡があって、あいつとはそこの○○で飲んだんだよ...。」

その○○はわが家から歩いて2分の寿司屋である。
「今度子供でも連れて散歩にでもきなよ...。」
坊さんが示した寺は木曾義仲の末裔が創建したという確かに存在する雪割草で有名な寺である。

私は酔っぱらいとしてからかわれたのだろうかそれとも...。
謎は深まるばかりである(どっちでもいいけど)。

レトルトカレー

2008-02-01 23:05:11 | Weblog
職場にて昼飯を食いながらニュースを見ていた。CO・OPが提供するいわゆる『毒入り冷凍餃子』の話題が中心だった。

実はわが家もCO・OPの宅配サービスを利用している。このサービス、家の勝手口に注文を書いた袋を吊しておけば一週間後の決まった日に注文した物が箱に入っておいて行かれるというもので、わが家のように共働きの家庭には使い勝手の良い物である。とは言っても流石に肉や魚は注文することはなく冷凍食品やレトルト、子供のおやつ程度の物を中心に購入している。当然、問題になった冷凍餃子も私は何度も食っているが幸いなことに中毒は起こしていない。

ニュースの終わりの方でCO・OPは他の食品の自主回収しているという話題が上った。品目を見て驚いた。私が良く食うレトルトカレーの名が上がり、その馴染みのパッケージが画面にデカデカと映されていた。



家に帰り戸棚を確認するとやはり買ったばかりのそれが5袋1パックでおいてあった。カレーの食中毒は訊いていないが、すぐにお客様サービスセンターへ電話する。あっさり繋がったものの担当の男性の声は既に疲れ切っていた。先方がバーコードを訊いてきたので答える。更に賞味期限を訊かれる。結論は、安心して食べて良いという事であった。

カレーの食中毒の事を訊くと、そういった報告はないということであった。確かに手元にあるパックは該当のカレーであるが製造された工場が『毒入り冷凍餃子』で騒がれる天洋食品の工場で造られたモノではないとのこと。その工場で作られた物を念のため自主回収していてカレーも当てはまるということであった。

念入りの施策と言うことであろうが、わが家には常にそのカレーはおいてある。おそらく天洋食品の餃子にしてもカレーにしても今まで私の胃の中に入った事は間違いないであろう。何とも奇妙な話である。

それにしてもこの電話相談、担当の人の話だと(当然だが)昼夜を問わず行っているらしい。私との遣り取りの間にもひっきりなしで電話の鳴る音が聞こえてきた。