Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

09 大晦日

2009-12-31 19:10:14 | Weblog
 風花舞う、寒い大晦日となりました。今年は年末を東京の自宅で過ごしています。

 振り返ればあっという間の1年でした。今年はブログの更新率がめっきり下がった年でした。書きたいネタは沢山あったのですが今年の1月15日付の異動のおかげで仕事がバタバタしっぱなしでなかなか更新がままならない状態です。

 それでも初めてのことでありまた全く持って予想外の展開でしたが、アクセス数はある一定を保ちながらも少しずつ増加し始め夏前かたときどき、なんとこのgooのランキング入りを果たすようになりました。...にもかかわらず更新率を上げずにいる現状が非常に申し訳ございませんが、また出来る範囲で更新していきますので暇に任せてお付き合い下さい!


【多摩湖から眺める夕刻の富士山(中央右)】

読んでくださった方々本当にありがとうございます。
良いお年をお迎え下さい!

ONE PIECE FILM Strong World

2009-12-23 18:57:37 | 映画
 夏に田舎へ帰る前のこと、yahooで第1巻の数十ページが掲載されていた。それがきっかけで何となくレンタルコミックを読み始めたもののコマ割が見にくいと感じた作品であった。全体的にエピソードの一つ一つが長く、ひたすら格闘シーンが多いので飛ばし読みもしたがいつの間にかストーリー展開にはまってしまい、3ヶ月かけて最新刊54巻まで読破してしまった。
 
 テレビも放送されていて地上波では最新また、ケーブルでは100話程度のずれで放送されている。こちらはさすがにアニメだけあって独特のコマ割を気にせずに済む分、いつの間にか我が家のチビどもはもちろん嫁もはまりだしたのであった。
 
 先日、テレビを見ていた長男が興奮した顔つきで私に言った、
「映画でやるんだよ!」
すっかり見る気の長男に当てられ次男も行きたいと言い出した...。

公開日となる12日映画館に行ってみると朝の早い時間にもかかわらず何と夕方の回まで満席。一応こんな状況も想定はしていたため、映画を見ることを伝えていなくて良かったと心底思い、適当にチビどもを遊ばせ帰宅したのであった。

 気を取り直して行ってみると今回は空いていてあっさり入場できた。飽きるのが気がかりであったが、初めから展開もよく、最後まで一気に見終え、
「楽しかったネー!!」
の連発であった。

 実際、竹中直人が声優となった適役はあまりにもはまりすぎ、大人が見ていても楽しめた。



以下、goo映画より抜粋

麦わらの一味に"東の海(イーストブルー)"壊滅の報が飛び込んできた。故郷の危機に冒険の中断を決意するルフィだが、その前に"金獅子のシキ"率いる空飛ぶ海賊団が現れた!シキは、かつて海底監獄インペルダウンを脱獄した、海賊王ゴールド・ロジャーと並ぶ伝説の海賊である。ナミの能力に目をつけたシキは彼女を連れ去り、ルフィたちを空飛ぶ島に振り落としてしまう。その島では、凶暴な動物が弱肉強食の争いを繰り広げていた…!

本作は連載開始13年目に入ってなお勢いを加速させている大人気漫画「ONE PIECE」の劇場版第10弾。本作最大の特徴は、過去の劇場版と比べ原作者・尾田栄一郎が密接に関わっている点だろう。製作総指揮に名を連ね、劇場版「ONE PIECE」のために初めてストーリーを完全描き下ろし。コスチューム&クリーチャーデザインも120枚以上の設定画を描き、さらには映画オリジナル・キャラクターを原作にも登場させるなど、細部に至るまで尾田イズムを注入した。週刊連載に穴を空け、公開時期を変更してまでも拘った甲斐あって、本作は劇場版「ONE PIECE」史上最大の冒険譚と言えるだろう。血沸き肉踊る極上の冒険活劇を是非スクリーンで体験して欲しい。

イングロリアス・バスターズ

2009-12-20 18:40:32 | 映画
 仲間内の忘年会で渋谷に出た。夜の集合であったため早めに行き、映画を見る
ことにした。シネタワーの前まで来て思う。渋谷で映画を見るのは記憶が正しければ3度目17年ぶりのことである。ロバート・レッドフォードの『スニーカーズ』また初めてのときは22年前、『ダイハード』を見た記憶がある。
 
 さて、今回見たのはクエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアスバスターズ』であった。相変わらずのブラック。また適当に遊んだ演出には時折失笑がこみあげた。しかし、R指定がかかっているにも関わらず『パルプフィクション』や『キル・ビル』のようないわゆるグロいシーンはあまりなかった気がする。



以下、goo映画より抜粋

1944年6月、ドイツ占領下のフランス。映画館主のミミューはドイツ軍の英雄フレデリックに言い寄られ、挙げ句にナチスのプロパガンダ映画をプレミア上映させられることになった。その事実をつかんだイギリス軍はナチス諸共映画館を爆破すべくアルド中尉率いる“イングロリアス・バスターズ”を動員し、スパイのブリジッドと接触を図らせる。一方ナチスでは“ユダヤ・ハンター”の異名をとるランダ大佐が動き出し…。

作品を発表するたびにセンセーションを巻き起こすクエンティン・タランティーノ監督が今回舞台としたのは対ナチ戦下のフランス。プロパガンダ映画のプレミア上映に集まるナチス高官の抹殺を企むアルド中尉ら“イングロリアス・バスターズ”。これを阻止せんとする“ユダヤ・ハンター”ランダ大佐、さらに自ら映画館を爆破しナチスを道連れにしようとするユダヤ人映画館主ショシャナなど、登場人物たちがさまざまな思惑を持ちながらプレミア上映の夜へと向かっていく様子を、タランティーノらしい巧みな台詞回しやカメラワークを駆使して描く。キャスティングはアルド中尉を演じるブラッド・ピットをはじめ実力派・個性派ぞろいだ。

イエーイ!

2009-12-19 23:37:52 | Weblog
 今年の仲間内の忘年会は何故か渋谷であった。たまに仕事で行くことはあっても滅多に行かない場所なので20年以上東京にいるにも関わらずいつもハチ公やモアイの位置があやふやで迷ってしまうのである。
 それでもハチ公口を出て道玄坂方面へ歩き出すと突然前を歩いていた禿オヤジに向かって若い女性が手を広げてきた。ハゲオも手を広げ、次の瞬間なぜか抱き合っている。
 
 ???
 
 シュチュエーションがまるで理解できない。見ているとハゲオと抱き合った女性はすぐに離れまた通りかかった男性に向かって、
「イエーイ!」
といって手を広げ抱き合っている。ハゲオ達男性二人はすぐにその場を離れていなくなった。
 あっけにとられていると今度は女性の隣にいた若い男性が私に向かって両手を広げ、
「イエーイ!」
といって向かってきた。酒も入らず見知らぬ男性と抱き合うほどアホではない。適当にかわすと相手はすぐに別な通行人に向かっていった。



 気付けば、『ハグしようぜ』と書かれた紙を手にしている人物が数人いた。まあ、サークルのノリといったところであろうか...。

十二の月の物語

2009-12-12 20:08:09 | Weblog
 去年のウシノクソ役から1年、今年の劇遊びは『十二の月の物語』とのこと。何のことかよく分からなかったが見にいく。おかしな事に会場は例年より父兄が少ない。...というかガラガラである。訊けば新型インフルエンザ、おたふくの流行のため保育園側が配慮し、対象となる父兄のみの参観となったらしい。

 さて、ストーリーはというと何のことはないロシア童話の『森は生きている』であった。役柄は長男は3月の神様。次男は2月の神様であった。ところが二人の衣装はマントを纏っているため、私には神様というよりも『仮面ライダー』に登場する『死神博士』にしか見えなかった。

 劇が終わると園庭に集合となった。来年卒園のため一人一人がその衣装でビデオカメラの前でインタビューがあるらしかった。


 
 インタビューの様子を見、次男を呼び寄せひそひそ話をする。しばらくして、にやけた顔でカメラの前に行った次男はお約束のように訊かれた。
 
「お名前は...?」
 
ヤツは言い放った。

「しにがみはかせです!」

周りの親共は笑っていた...。

その後、自分の名前を言い直したヤツに更に質問があった。ここからは全く入れ知恵はない。

「小学校に入ったら何がしたいですか...。」

「さんすうです!」

「大人になったら何になりたいですか?」

「...しにがみはかせ。」

ヤツは本気でショッカーの大幹部になるつもりなのであろうか...。

モヤシノヤマ

2009-12-10 22:20:03 | Weblog
 「野菜ましまし。油ニンニクまし。」
こんな意味不明な言葉が飛び交う『ラーメン次郎』というチェーン店がある。味は豚骨ベースなのであるが、盛りが勝負といったところである。しかし盛りとは言っても麺のことではなくトッピングである。野菜増しというとおおよそモヤシが一袋。油増しといえば背脂の固まりが乗り食っているうちに溶けてスープがギトギトになる。更にニンニク増し。辛さ増しというトッピングもあるがこれらはいくら注文しても無料である。先ほどの不思議な言葉はトッピング内容を訊かれたときに発せられたもので意味は野菜×2。背脂とニンニク×1という意味である。

 今日は久々にこの店で麺大盛り・チャーシューW・野菜マシマシ・脂マシマシで食ってみるかと意気込んで入店する。混み合ってはいたがそれほど待たずに座れ、しばらくすると麺がゆで上がりトッピングの注文を訊かれた。


【どんぶりの周りに盛られたチャーシュー・槍のようにそびえるモヤシの山・その上に盛られた背脂】

いよいよカウンターに出されたどんぶりを前に箸を割り、この巨大なモヤシの山を制覇し、その下に埋蔵された大盛り麺が伸びないうちに発掘するという、格闘に踏みだそうとしたときのこと、突然BGMに聞き覚えのあるもの悲しい曲が流れ始めた...。
 
♪教えて~...くぅださい(下さい)...。

絶妙のタイミングである。

この曲いったい何だっけ??
と頭をひねるも思い浮かばない。しかし、記憶が確かならめちゃめちゃ古い曲である。

モヤシの山を切り崩しながら思わず聴き入ってしまう。ようやく、さびの部分でこの謎も解け、途端に気が滅入ってしまった。

♪海は~、死にますか~ 山は~、死にますか~
 風は~、どうですか~ 空は~、どうですか~
 
この曲は私が小学校の頃『二百三高地』という映画のテーマソングで、当時のヒットチャートを席捲して一躍ブームとなった、さだまさしの曲『防人の詩』であった。

この曲、2~3分ならともかく7分と長い。楽しいはずの意気込んだ食の時間、ひたすらこの、

♪海は~、死にますか~ 山は~、死にますか~
♪春は~、死にますか~ 秋は~、死にますか~

と連続で問いかけられどうにも重苦しい。
このような山盛りを食っていてスミマセン的な気分に苛まれてしまうのである...。

それでもひたすらどんぶりとの格闘を続ける...。

しかし、ようやく迎えた曲のエンディング、大声での、

♪逝って~、しまいますかぁ~...。

の部分では私も滅入ってしまい、目の前のモヤシの山からどうにかほじくり出した麺を発見して、歓声どころか、
「こんなに食ってすみません...。」

と叫びたくなってしまったのであった。

この詩、万物に命があるのならば、それらは死にますかと問いかけて来るという曲である。このようないつ来るのかさえよく分からない地球滅亡を思わせる(そういう事ではなさそうだが)未来のことを考えるほどの余裕は私の日常にはない...。

それにしてもこの『もしも○○なら』という仮定の話に、疑問をひたすら投げかけるという決して明るいとはいえない詩に日本中が歓喜した時代があったのが不思議である...。

ともあれ、味はあまり記憶にないが普通に完食。しかしこの手の盛り勝負の食い物はしばらく遠慮したいと思うのであった...。