Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

阿武隈抄

2008-09-28 11:05:31 | 
あれが阿多多羅(安達太良)山、



あの光るのが阿武隈川。



あそこに見えるのが吾妻山



そしてここに見えるのが地元のヤンキー



福島には本当の空はあるのか...。

阿武隈の山並みには今日も穏やかです。

千貫森(462・3㍍)にて

崖っぷちのポニョ

2008-09-27 09:56:41 | 映画
昨日午前中は雨のため散歩にも出れない。
飽きられるともったいないが市内の映画館へ『崖の上のポニョ』を見に行った。
ある意味賭となるがちびども(1,000円×2、4才児でもこんなに高い)と私の分(1,800円)を支払い入場。



結果、予想に反してちびどもははまってしまいスクリーンに釘付けだった。
ストーリーは中国地方の漁村を舞台にした現代版『人魚姫』といったファンタジーであろうか。見方を変えれば地球温暖化による陸地水没後の世界ととれなくもない。
突っ込みどころ満載であるがストーリーを追いかけるうちに持参した鯛焼きを喰うのを忘れてしまった。
映画終了後ちびどもの感想は、
「すごく面白かったネー」
の連発であった。

次は母親にも見せたいとのこと。DVDが出ても刺身や焼き魚をつつきながら見ることはないだろう...。

ドクターヘリ

2008-09-26 20:14:28 | Weblog
嫁と赤ん坊を見舞った帰りのこと。駐車場から爆音が轟いた。
ちびどもを連れて走る。横のヘリポートではドクターヘリがプロペラを回して待機中。
金網越しに見ているうちに出動!



不謹慎であるがちびどもは興奮していた。
流石は県の基幹病院。こんな様相は一般病院じゃ有り得ないなぁ。

3じのオヤジ

2008-09-23 22:45:23 | Weblog
♪3じのオヤジ~

♪3じのオヤジ~

♪オヤジ~の3じ~

(ネタもとが古すぎて分からない人スミマセン)



...というわけで3児のオヤジになってしまいました。

3人目の赤ん坊も嫁も非常に元気です。

申し遅れましたが相も変わらずオイナリ付です。

ライヴパフォーマンス

2008-09-18 23:22:53 | Weblog
14日(日)隣市のショッピングタウンへ行ってみる。だだっ広い駐車場に3方を囲まれる形で1階建ての様々な店舗が形成されたこの場所はやはり土地が安い地方ならではの構成であろう。

片隅では特設ステージが設けられ演奏が行われていて子供向けの歌やお笑いのパフォーマンスで湧いていた。

適当にあちこち覗いた後、嫁は食材を買いにスーパーに入った。スーパーの中にいても仕方ないのでちび共を連れて目の前のコンサートを冷やかすことにした。周辺の自称ミュージシャン・芸人が15分程度で交替し色々演奏しているようだ。

ステージ上にはハンチングにヘッドフォンマイクでMCをしているおじさんがいた。見ている人は先ほどとは違い悲しい程少なく、何とも気の毒である。折角なのでちび共を連れて座って茶を飲みながら観た。出演者は手話が出来る人らしくそれを使ってMCを行っていた。めくりには『手話シンガー』と書かれていた。

どうもこの人物、歌にも手話を取り入れているらしい。MCが終わり歌い出したのは今公開中のアニメ映画『崖の上のポニョ』の主題歌であった。演奏はカラオケではなく何と本来のCDを流しそれに合わせて自分もヘッドフォンマイクで歌っているというものであった。ちび共は大喜びであったがこれが見ていて凄い。いい年をしたおじさんが、

♪ペータペタ ピョーンピョン
 足っていいな かけちゃお!

 ニーギニギ ブーンブン
 おててはいいな つないじゃお!

と『崖の上のポニョ』の曲に併せ手話をしながらダイナミックに飛び跳ねている。

...こんなパフォーマンスはそうはお目にかかれない。1曲終わった後私は感激のあまり拍手を贈ってしまった。なんでもこの曲は1回歌うと1,000円の使用料をプロダクション側に支払わなければならないとのこと。MCもなかなか楽しい。

しかし、疑問が浮かび上がる。これは一生懸命やっている事実と手話という特殊な事情から素直に笑って楽しんで観ていて良いのかというものである。福祉的な手話を前面に押し出しているモノなら笑ってはいけないような気もする...。

そんなことを考えながら始まった次の曲は彼のデビュー曲とのこと。しかし、これもオリジナルではなく夏川りみの声に併せて『愛よ愛よ(かなよかなよ)』を歌い出した。

そして最後の曲が物凄かった。なんとナオタローモリヤマの特攻曲『さくら』であった。



これが完全に自分の世界に入っているようで目をつぶりながらも先ほどにも増したダイナミックな振りと手話で歌っている。この様相に私はひたすらこみ上げてくるものをおさえ呼吸が出来ず窒息しそうになる程であった。しかし悲しいかな観客はやはり殆どいない。そのため気を許すと時々目を開けるおじさんと目が合いそうになる。一生懸命演っているのに笑っている私の顔を見られるとまずいのか?
笑いを抑える顔を隠しながらのライヴ鑑賞となった。

それにしてもこの人のパフォーマンス力は真面目に凄い。姿が見えないラジオや有線では絶対的に不利であるがテレビやDVDであればそれなりに光るかも知れないと本気で感じたライヴであった。

終了後折角なので声をかけてみた。失礼ながら非常に楽しかった旨を素直に伝えるとかなり喜んでくれ、ちび共には手話を交えて「ありがとう」「また会いましょう」と語ってくれた。なんでも夜勤体制の仕事の合間にこのようなライヴ活動を行っているらしい。本人としては従来の手話ソングとは違いただ単に、手話で歌を表現するのではなく、喜怒哀楽と踊りの要素を取り入れ、歌詞そのものの意味をストレートに表現するボーカル・サインだそうだ。どおりで表現が豊かなはずである。

次の予定は再来月になるそうで是非来て下さいとの事であった。機会があったら冗談抜きでもう一度お会いしたいパフォーマンスである。

余談だがちび共は手でお話し出来るおじさんとのことで尊敬のまなざしを贈っていた。

マネキン9 MannequinⅨ

2008-09-17 22:33:52 | Weblog
実家の周りを散歩する。久々に1km程離れた小学校に行ってみた。とは言っても私が通った頃とは違い、古い木造校舎と体育館は取り壊され、遊び場となっていた裏の山を削って鉄筋コンクリートの立派な建物になっている。

とはいえ、プールまた工事の際移転された卒業生達が残していった制作物のいくつかは健在で今なお校庭の隅に置かれていた。

プール脇を抜ける道路を歩くと何故かプールサイドの柵に得体の知れない物体が設置されている。田舎に見られがちな案山子であるが着ている服はどう見ても先生が着古したジャージである。しかし理解できないのは往年の覆面プロレスラー・ミルマスカラスを思わせる派手な頭のマスクである。これはどう考えても作った人物の趣味としか思えない。しかしこのマネキンは一体何なのか...。



さっぱり分からずにその場を立ち去った。

実家へ帰り姪に訊いてみたところ実に田舎らしい答えが帰ってきた。生徒が使用していない時間に近所にいる野性の鴨がプールに入り込むそうだ。私の頃はそれは大した問題ではなかったが昨今取りざたされる『鳥インフルエンザ』問題からこのような鴨がプールに入り込むのを防ぐために設置されたそうだ。

効果の程を訊いてみると相変わらず鴨はプールを泳いでいるらしい。何とも長閑な話である。

微温湯温泉

2008-09-16 23:12:55 | 
週末は暫く実家になりそうである。
晴れ予報ではあるが、奥羽山脈側は雲がかかっている。ちび共を高湯温泉の吾妻高原牧場に連れて行く。しかし、大きな滑り台や一般的な遊具があり少数の牛と山羊が放牧されているだけで今ひとつ面白味がない。それでもちび共は跳ね回って喜んでいた。

適当に退散して温泉に行こうとするも時間が昼飯には少し中途半端であった。近場の温泉を頭の中で巡らすも近くには豪華なホテルと大浴場を構えた温泉が殆どでありあまり魅力を感じない。適当に車を動かしていると近くに秘湯と呼ばれる『微温湯(ぬるゆ)温泉』があったことを思い出す。

フルーツラインからの看板を見つけ右折。舗装された林道を進む。私の記憶では温泉までは舗装路のはずである。ところが間もなくこの道が未舗装路となりこれが結構長い。方角的にはあっているので念のためエクストレイルを四駆モードで走行。しかし途中から林の中で左からの舗装路が現れそこから先は完全舗装であった。私は以前来た道と違う悪路を来たらしい。後で知ったが実はこの道こそが微温湯街道と呼ばれる昔ながらの温泉へと続く道らしい。

明治時代からの建物であるこの温泉、なかなか趣がある。受付でお金を払うと未就学児は無料とのことで私のみ500円であった。



湯殿に続く細長い廊下を抜け、脱衣場に入る。この温泉には露天はない。中に入ると手前に木の湯船がありその向こうにプラスチック製の湯船があり誰もいない。体を洗った後プラスチック製の湯船に浸かる。ちび共は熱いと良いながらも気持ちよさそうだった。体も温まったので木の湯船を進める。中にはいるとちび共は歓声を上げて大喜びだった。実はこの木の湯船こそが本来の微温湯温泉であり、名前の通り湯温が32度と低い温泉なのだ。ちび共にとってはプールのようなものである。他に人がいないのを良いことに潜ってみたり飛び跳ねてみたりと本気で水遊びモードであった。しかし、この温泉水風呂のようであるが長く使っているとそれなりに体が慣れてくるためか温かくなっているような感覚に襲われるから不思議である。適当に上がるようにちび共を促すかよほど楽しいのであろう上がろうとしない。そのため暫く浸かっているが湯中りを起こさないのは有り難いことである。



その後、人が入ってきたためちび共を靜にさせプラスチック製の湯船に浸かり十分に温まらせ風呂から出た。

ちび共は大満足で、「また来たいネー。」「楽しかったネー。」を連発していた。

帰りは途中の交差点を右折し舗装路のみで帰ったのであった。

温泉としては以前書いた群馬の霧積温泉に近い気がするが、この微温湯は熱い湯にも浸かれるので最後に温まれば風邪を引くこともないだろう。暑い時期にはお奨めの秘湯である。

安浪公園

2008-09-12 23:08:44 | 
私が幼稚園に通う前、母親に家から500mほど離れた小高い丘の上にある公園に連れて行って貰い遊んだ記憶がおぼろげにある。その後小学校1年の時犬の散歩で兄と1度だけ行った記憶があるがそのときはかなり道が荒れていて苦労した記憶がある。この公園に続く路は二本。そのうち一本は山の中の池の横を通るルートで小学校低学年のとき、近くに住む老婆がその池で溺死した。またその少し後、もう一本の路沿いの家で首吊り自殺があった。そのため、その公園は我ら子供も存在は知っていたものの遊びに行こうとするものさえなく放置されたままになっていた。

ところがこの公園が整備されたという。30年以上放置され何ともおかしな話である。原因は今年7月1日の市町合併に伴い今年度予算が余りそれを合併先の市へ渡すよりは町のために使おうということになりこの忘れられて久しい公園や他の細かい予算がまわりにくい箇所の整備に充てられたそうだ。

ちび共と3人、久々に行ってみることにした。ところが家からの最短となる首吊り屋敷のルートは入口から荒れていてとても子供連れでは行けそうにはない。引き返し手前の集落で路を聞いてみると何と全く違うルートが整備されているという。教えられた通りに進むと砂利道ではあるが途中まで車も入っていける程しっかりした道であった。



途中栗の実が拾えたり吾妻連峰を望めたりと散歩には丁度良い道でありちび共も大喜びであった。

さて、30数年振りに行ってみた公園は周りの雑木が駆られ風通しが良く桜の樹が生い茂り素晴らしい広場になっていた。あったはずのブランコ等の遊具は取り払われ、簡易トイレとシンボルの石碑があるのみであった。



遊具はないもののちび共はその場所を気に入ったらしく石碑の周りの石の囲いに登ったり芝生の空間を跳ね回ったりと上機嫌であった。

こんな所で奥羽山脈を眺めながらバーベキューでもしたら最高である。ジムニーなら平気で公園の入口まで入れるだろうしその後酒を飲んで酔っぱらっても歩いて帰っても実家まで10分程度である。翌日車を取りに行っても何ら問題はない。

何となく特をした気分になって帰ってきたのであった。

ふくしまスカイパーク

2008-09-11 23:42:52 | 
姥湯温泉の帰り道、国道13号線を引き返す。県境を越え福島市へ入ると天候も徐々に回復しだした。このまま市街地を抜けるのもつまらないので福島の果樹園地帯を抜ける通称フルーツライン方面へ進むことにした。

国道を右折して少し進むと飛行場の看板がある。私はこんな所に飛行場があるという話は聞いたことがない。いわゆる一般的な飛行場は県の中心部よりやや南にある。それなのにこんな山間の場所に飛行場などあるなどということはどう考えてもおかしい。ちょうどチビどもも後部座席で眠っていたため寄り道をすることにする。

着いてみるとどうもセスナ機の飛行場のようだ。それにしてもセスナなら北へ70km程行った仙台空港が一般的である。敷地内を車で流していると何故か滑走路へと通じるゲートが開け放たれていた。特に係員もいないようで事務所も閉ざされている。おかげで車に乗ったままゲートをくぐり滑走路の中を少し走るという貴重な体験ができた(笑)。



よく見れば施設横の喫茶店が開いていた。話を聞こうと店にはいるとママさんが色々説明してくれた。

空港建設の構想自体はバブル期に持ち上がったらしくフルーツ王国福島で採れた果実をセスナ機に乗せて全国へ運ぶというモノだったらしい。ところが県の決裁が降りた直後にバブルは弾け建設はそのまま継続された言うことである。建設途中でセスナ機では一度に積載出来る量の上限が低く、また輸送コストの面からもトラックを使った高速輸送の方が有利と言うことが度々取りざたされ、実際に完成後も当初目的のように果実を載せたセスナが飛ぶことは殆どなかったそうだ。

ここで疑問に思うのは維持費である。聞いてみると飛行場の整備は殆どがボランティアに頼り運営は特定非営利活動法人が行っているとのことであった。実際に使っているのは滑走路を利用した自動車イベントやサークルのラジコン非行。また県警の車両イベント等が多いそうだ。勿論飛行イベントも年に何回かはあるらしく来月半ばにはアクロバット飛行も行われるから見に来るように勧められた。



ちなみに一般利用は営利を目的にしない場合は1日30,000円からだそうだ。この広い整備された滑走路で友人達と何かイベントをやるのも楽しいかも知れないと考えたのであった。