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Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

都民の日

2013-10-01 21:35:55 | 映画
 東京都民の日である。公立の学校は基本的に休み。都の施設はそれなりに割引が利くらしい。とは言っても私のように地方の出身者には全く馴染みのない日である。

 とはいえ、双子は学校が休み。これを気遣ったのか嫁も代休を入れたらしい。折角の休みではあるが生憎の雨。帰宅後何をして過ごしたのか訊いて見ると意外な答えが返ってきた。なんと嫁と三人で映画を見てきたらしい。考えてみれば毎月1日は映画の日。一人1,000円で見られるのである。作品は『怪盗グルーのミニオン危機一発』。全くどんなものかは知らないが嫁にとっても双子と一緒でそれなりに楽しかったらしい。



 考えてみると私はたまに双子を映画に連れて行く。最近では『キャプテンハーロック』『妖怪人間ベム』『アメイジング・スパイダーマン』『スターウォーズ・エピソード1・3D』等々。アニメ作品ばかりではない。双子も先日は二人だけで『モンスターズ・ユニバーシティ』を見た。ちなみにその横のスクリーンで私は『真夏の方程式』を見ていたが...。しかし、嫁が子供達を映画に連れて行ったのは何故か初めてのことだったようだ。

 思い返せば、私が初めて見た作品は父親と行った『ミッドウェイ』『テンタクルズ』その次は兄たちと行った『キングコング』。しかしいくら考えても母親と行った映画は記憶にない。一度『さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅』をねだった記憶があるが、母親が一作目を見ていない事実を考え相談したところ、また母親の勧めで生まれて初めて一人で見に行った映画となった。



 ともあれ、双子には印象に残る一日となったようだ。ちなみにシネコンを含むショッピングモールは都民の日の影響か、同じ学校に通う友人達で溢れ、映画館の窓口で一緒になった友人の兄妹と並んでの鑑賞となったらしい。

カリブの海賊

2011-05-21 23:12:25 | 映画
 私はどうにも東京ディズニーランドが苦手である。20年ほど前のこと、上京して間もなく誘われて一度だけ行ったことがある。当時、特に違和感もなく、一度は行ってみても良いかと思い入園となったが、正直面白さが最後の最後まで理解できず、その後、現在に至るまで二度目はない。

 8年前のことである。身重の嫁は悪阻で苦しんでいた。休日になると嫁は横になることが多く、私はというと常に暇であった。そんな中、何となく一人で吉祥寺をぶらついていたときのことである。映画でも見るかと行ってみた映画館で当時はやりの『パイレーツ・オブ・カリビアン』を見た。当初全くファンタジー的な要素がある映画であるとは思っていなかったため派手なアクション以外はストーリーに全く納得がいかず、決して満足することなく出てきた記憶がある。思えばディズニー作品であることは理解していたとは思うが、直訳の『カリブの海賊』というアトラクションが東京ディズニーランドにあったような記憶がある。その後、2作目、3作目と続編がヒットを飛ばしたが映画館に足を運ぶことはなかった。

 数ヶ月前、テレビで放映されていた1作目を何となく見ていたが、自分でも呆れるほどストーリーを全く覚えていなく、そのとき頭にあったのは冒頭に出てきたディズニー作品というテロップのみであった。このテレビ放映では映画館のときとは全く違った感じでそれなりに楽しめた。どうにもディズニー→ファンタジーという構図が最初にすり込まれたため素直に楽しめたようだ。その後続編を見る機会はなかったが八王子から戻った午後、時間があったためシネコンへ行く。丁度時間に合う作品がこれしかなかったため『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉 3D』をほとんど期待せず見ることとする。

 まあ、それなりに楽しめたが、今一、主人公とその周辺人物の関わりを理解していなかったのが残念であった。どうでもいいが、主人公は何回見ても酸っぱい臭いが漂うワカメおじさんに見えてしまうのは私だけではないはずだ。それ以前に役作りのためと思われる特有の女性っぽい立ち振る舞いが私にはどうにも苦手である。



以下、 goo映画より抜粋

古い仲間のギブスを絞首台から救うべく、ロンドンに足を踏み入れたジャック・スパロウ。そこでは、「ジャックが“生命の泉”を目指すため乗組員を集めている」という噂が流れていた。偽のジャックを求めて行った先には、かつて彼が愛した女海賊アンジェリカがいた。彼女に捕えられたジャックは、驚くべき告白を聞く。アンジェリカの父は残忍で知られる海賊・黒ひげで、その父に下された予言を覆すために“泉”に行く必要があるというのだ。一方、泉を目指して進むジャックたちを追う船があった。そこにはジャックの宿敵バルボッサの姿があった。

シリーズ第3作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』のラストで“生命の泉”の地図を手に入れたジャック・スパロウ。しかし彼の愛船ブラックパールは、甦った宿敵バルボッサによって奪われてしまった。その続編となる本作では、その“生命の泉”を捜し求めるイギリス、スペイン両国、そして黒ひげらの戦いに巻き込まれたジャックの冒険が描かれている。派手なアクションやSFXシーンも多いが、映画の一番の見どころは、やはりジョニー・デップ演じるジャックそのものと言っていい。遊び心に溢れたデップの演技は、何気ないシーンでも楽しく惹きこまれてしまう。そしてむさくるしい海賊たちの中で、花を添えるのがペネロペ・クルス演じるアンジェリカ。今後、シリーズの主要キャラになりそう。シリーズ初の3Dも、作品のエンタテイメント化をパワーアップさせている。


豆富小僧

2011-05-08 22:01:17 | 映画
 『岳』を見終えて家に帰るとちび共は言った。
「なにか映画が見たいよ...。」
私が見に行ったことは知らないはずだが、確かに天気は今ひとつだし最後に見せた作品は昨年10月に見せた『ガフールの伝説』以来である。

 比較的テレビで公開しそうな『ドラえもん』や『コナン』等の作品はもったいないため去年見せたのはこれを含め、『トイ・ストーリー3』程度である。当てもないがシネコンへ行ってみるとちょうど標記の作品『豆富小僧』。あまり期待はしなかったがタイトル通り馬鹿馬鹿しいながらもそこそこに楽しめた。ちび共は予想外に面白かったと満足げであった。



以下、 goo映画より抜粋

豆腐をお盆に乗せて立っているだけの妖怪、豆富小僧は、人間を怖がらせるどころか笑われてばかり。父親の妖怪総大将の見越し入道に叱られて家出をした豆富は、妖怪の敵・狸一族に騙され、お目付役の達磨先生と一緒にお堂に閉じ込められてしまう。やっとお堂から出られたと思ったら、そこは200年後の現代東京。妖怪たちの姿は全く見えなくなっていた。妖怪たちを捜していた豆富は、妖怪を見る事ができる人間の少女・アイと出会う。

世界妖怪会員である作家・京極夏彦の原作小説「豆腐小僧双六道中ふりだし」を手書きアニメと3DCGアニメを融合させて映画化。豆富小僧、達磨、死神、狸などの昔ながらの妖怪たちがスクリーンいっぱいに暴れ回る冒険物語だ。何もできない半人前の妖怪・豆富小僧が現代の東京で人間たちと出会い、人間を操ろうとしている狸たちと対決していく。大型台風が近づく中での、妖怪対狸たちの戦いは3Dの効果が最大限に活かされ、手に汗を握る迫力だ。か弱い豆富小僧の成長を描きながら、自然への畏敬を忘れた人間たちに、警鐘を鳴らしている作品でもある。豆富小僧の声は深田恭子が担当。ほか武田鉄矢、大泉洋、小池徹平らも妖怪役で参加している。

岳-ガク-

2011-05-07 20:37:08 | 映画
 2005年のこの時期、仕事で三鷹へ行った際立ち寄った書店のコミックコーナーに『立読本』と書かれたお薦めの新刊が置いてあった。雪山に立った男性のイラスト。手に取ってみると山岳救助の物語で思わず購入し、以来毎巻出る度に買っていた。

 2007年、屋久島へ遊びに行った際、安房の定食屋に置いてあった『ビッグコミックオリジナル』で定期連載に変わったことを知った。その後、毎号楽しみに読んでいたが内容は若干、『人間交差点』『黄昏流星群』『浮浪雲』的なビッグコミックオリジナル独特の世界に馴染んでいるような気がする。

 そこで今日の映画の封切り。見に行った。アイドル映画独自の展開や山道具がすべて新品で挙げ句同じメーカーというスポンサーがよく分かるようなありがちな展開はなく、そこそこ楽しめた。しかし突っ込みどころ満載で別な意味でも楽しめた。

 吹き出してしまったのが頂上まで10日はかかるビッグウォール。そこから麓の村まで遭難者を背負って2日歩いたという説明で写った風景は多分、三つ峠山...。



以下、 goo映画より抜粋

雄大な北アルプス山系。そこには、誰よりも山を愛する男・島崎三歩(小栗旬)がいた。世界中の巨峰を登り歩いてきた三歩は、山岳救助ボランティアとして登山者たちの命を守っている。彼は、山のように大きな包容力を持ち、仮に要救助者が死んでしまっていても「よく、頑張った」と労わりの言葉をかける男である。そんな三歩の暮らす山に、北部警察署山岳救助隊に配属されたばかりの椎名久美(長澤まさみ)がやってくる。久美は、同じ山岳救助隊の隊長・野田正人(佐々木蔵之介)や三歩の指導の下、過酷な訓練を乗り越え新人女性隊員として確実に成長していく。だが、実際の救助では自分の未熟さや大自然の脅威により、遭難者の命を救うことが出来ない日々が続く。打ちひしがれ自信を無くす久美。そんな折、猛吹雪の雪山で多重遭難が発生。仲間と共に救助に向かった久美を待ち受けていたのは、想像を絶する雪山の脅威だった……。

ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ

2010-03-15 21:01:21 | 映画
 昨年末、CS放送のスペシャルで第一部の全話を放送していた。新年には入院が決まっていたためそのときにでも見ようとDVDに落としておいた。
 しかし、新年を迎え正月休みがあまりにも退屈だったため、試しに1話を見たところはまってしまい、わずか3日程度で全話見終えた。昨秋から1月いっぱい第2部も放映されていたがこれは入院中持ち込んだPCでリアルタイムより2日遅れでアップロードされるオンデマンドにアクセスして見入っていた。
 手術前の3日間でアップロードされていたそれまでの放送分は全て見終え、最終話を目前に手術となった。無事手術を終え、放映には間に合ったが、流石に術の翌日21:00の放送だったため、自粛し2日後にオンデマンドでゆっくりを見たのであった。
 
 ストーリーというのは至ってシンプル。億単位の現金を賭け、2人の主人公がルールに従って特別なゲームを勝ち上がっていくという展開である。
 
 この作品が映画化され、上映されている。9日(火)早速見に行った。



 結果、殆どが建物の中でのストーリー展開のためテレビとあまり変わらず、楽しめはしたがわざわざ映画にしなくても良かった感がある。
 
 以下、goo映画より抜粋

ついに開催される「ライアーゲーム」最終決戦に、神崎直、秋山深一らプレイヤーが呼び戻される。今回の“エデンの園ゲーム”は、金・銀・赤の3色のリンゴのうち、プレイヤーが一つを選ぶという単純なもの。全員が赤を選択すれば、参加者全員が1億円を獲得できる。しかし、もし金・銀に手を出した者がいた場合、赤を選択したプレイヤーはマイナス1億円となる。つまり全員が赤を選択し続ければ、主催者から賞金を得られるのだ。直は「赤いリンゴを揃えましょう」と呼びかけるが、優勝賞金の50億円に目がくらんだプレイヤーたちは、互いを出し抜こうと策略を巡らせ…!?

週刊ヤングジャンプに2005年から連載され、2007年に初映像化された「ライアーゲーム」。欲望にまみれたプレイヤーたちが互いのマネーを奪い合う、トーナメントの1回戦から3回戦を描いたシーズン1は、深夜ドラマ枠ながら大ヒット。2年の時を経て、09年11月から放送されたシーズン2では、トーナメント4回戦~準決勝戦までをドラマ化。そして最終作となる本作では、ついに“決勝戦”が開催される。一見、策略をまぎれ込ませる余地がないほどシンプルなゲームを、百戦錬磨のプレイヤーたち、そして最強の刺客“プレイヤーX”はいかに制していくのか!? なかでもシリーズ最大の危機から、華麗な逆襲に打って出る秋山深一の活躍は圧巻! TVドラマを見ていなくても、白熱する“頭脳の格闘技”を存分に楽しめるはずだ。




トホホ映画 2009

2010-03-08 22:52:08 | 映画
 今年のアカデミー作品賞は『ハートロッカー』であった。家の近所では公開していないため今のところ見る予定はない。

昨年は時間を作っては近所の映画館を徘徊することが多かった。記憶が確かなら26作品見たことになる。当ブログにアップしたものだけで、

・20世紀少年 第2章

・少年メリケンサック

・トーマスをすくえ!! ミステリーマウンテン 

・ROOKIES

・スター・トレック

・劔岳 点の記

・侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦
(同時上映)
・劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
(同時上映)

・サマーウォーズ

・20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗

・No Boys, No Cry  ノーボーイズ,ノークライ

・カムイ外伝

・プール

・南極料理人

・カイジ 人生逆転ゲーム

・沈まぬ太陽

・風が強く吹いている

・イングロリアス・バスターズ

・ONE PIECE FILM Strong World

記憶に残る中で昨年はこれだけの映画を見たことになる。

この中で一番のトホホな作品は『カムイ外伝』であった。重苦しい展開は作品の性質上仕方ないがアクションの余計な演出が際立ち見ていて苦痛であった。

とはいえ、ここにあるすべての映画をこのブログにアップしたわけではない。単純にアップししびれたもの、あるいはあまりにも馬鹿馬鹿しくてその気さえ起きなかったトホホな作品もある。

実際、アップしなかったものは、記憶が正しければ

・釣りキチ三平

・鴨川ホルモー

・おっぱいバレー

・真夏のオリオン

・MW

・宇宙戦艦ヤマト 復活編

の6作品である。

『釣りキチ三平』は東北の自然が見ていて気持ちが良かったが何故かクライマックスシーンは屋久島の大川の滝というかけ離れた場所であるという展開に苦笑いしてしまった。
『MW』は微妙な重たさがあったがそれなりに楽しめた。
『おっぱいバレー』は何故か昭和50年代の設定だが、これもそれなりに楽しめた。とはいえ、みうらじゅんが言ったようにやはりヒロインのおっぱいは見せるべきだと思う(笑)
『宇宙戦艦ヤマト』は今更ながらの感はあったがやはり松本零士が離れた『さらば宇宙戦艦ヤマト』より後の作品の悪評の域を超えることはなく残念な作品であった。
『真夏のオリオン』は潜水艦という狭い空間の展開で終わっていてあまり印象にない。

さて、一番見たことを後悔したのは残った、『鴨川ホルモー』であった。ストーリー等の予備知識は全くなく、唯一知っていたのはヒロイン役に『キル・ビル』の『ゴーゴー夕張』役の女優が出ていると言うことのみであった。しかし、内容はあまりの馬鹿馬鹿しさに映画館を途中で退場しようと思った程である。しかし、私の貧乏性が災いし結局最後まで見てしまったのであった。



私なりにワースト3をあげると

・鴨川ホルモー

・カムイ外伝

・劔岳 点の記 同率で 沈まぬ太陽


といったところであろうか...。

さて、逆にこれだけの作品の中でベスト3を選ぶとすればやはり迷いはあるが、

・サマーウォーズ

・スター・トレック

・南極料理人

といったところである。

意識してアニメ・洋画・邦画と分けるつもりもなかったが娯楽的な要素が多いものばかりである。我ながらある意味情けない。

ちなみに映画専門誌「映画秘宝」が選んだトホホ10は以下である。
3本(20世紀少年は1と数える)見てしまっている。

第1位『DRAGONBALL EVOLUTION』
第2位『ターミネーター4』
第3位『2012』
第4位『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』
第5位『しんぼる』
第6位『カムイ外伝』
第7位『13日の金曜日』
第8位『HACHI 約束の犬』
第9位『スノープリンス 禁じられた恋のメロディ』
第10位『20世紀少年』シリーズ

『鴨川ホルモー』がランクインしていないのは不思議だが、何故かYahoo!のレビューは3.89と高いのはやはり私が理解できていないだけのことだろうか...。

インビクタス/負けざる者たち

2010-02-18 21:33:59 | 映画
 このタイトルを耳にしたとき、学生の頃聞いた覚えがあったが一体何だったのかすぐに思い出せなかった。英文学の誰かの詩であったのは確かである。ストーリーが進むに連れて思い出した。
 ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩のタイトルであった。ネルソン・マンデラが投獄中に糧とした詩と学んだが、作ったのが英国人であったためあまりリアリティが感じられず学生の頃の私は小馬鹿にして真面目に授業を受けなかった記憶がある。

 高校3年の時、新宿でリチャード・アッテンボローの『CRY FREEDOM 遠い夜明け』を見た。1970年代半ばの南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)を描いた作品である。黒人活動家のスティーヴ・ビコ役のデンゼル・ワシントンの葬儀の場面で参列者が歌う南アの国歌のシーンは非常に印象深い。
 
 そんな名作を思い浮かべながら入場した。しかし、監督はクリント・イーストウッド。やはり方向性は違い、ネルソン・マンデラ大統領を通してラグビーのワールドカップに焦点を合わせることにより人種の融合をはかるという展開であった。

肝心のインビクタスの詩の一節であるが
I am the master of my fate:
I am the captain of my soul.

私が私の運命の支配者
私が私の魂の決定者なのだ


 序盤から、終盤まで楽しめ元気が出るお薦めの作品である。



以下、goo映画より抜粋
1994年、南アフリカ共和国初の黒人大統領に就任したネルソン・マンデラだが、新生国家の船出には多くの問題があった。ある日、ラグビー南ア代表の試合を観戦したマンデラの頭の中で何かが閃いた。南アではラグビーは白人が愛好するスポーツで、黒人にとってはアパルトヘイトの象徴。しかし、1年後に南アで開催されるラグビーのワールドカップで南アのチームが勝てば、それが人種間の和解につながるかもしれない…と。

『チェンジリング』と『グラン・トリノ』、ともに高い評価を受けたクリント・イーストウッド。新作の舞台は、初の黒人大統領が誕生したばかりの南アフリカ。少し前まで「アパルトヘイト」と呼ばれる人種隔離政策を行い、白人が多数の黒人を支配していた国。しかしマンデラは、「黒人が白人に仕返しをするのではなく、共に新しい国家を造ろう」と訴える。そして白人たちが愛していたものを取り上げるのは逆効果と考え、ほとんどが白人というラグビーチームを応援する。すでに歴史上の偉人と言ってもいいマンデラには、正に適役のモーガン・フリーマン。そしてチームの主将には『インフォーマント!』のマット・デイモン。

猿ロック THE MOVIE

2010-02-13 09:03:41 | 映画
 PCをいじっているとYahoo!の抽選でオンライン試写会で観られるとの情報を得る。今月27日公開だが、何度か映画館で予告編は見ていた。しかし特に見たいという思いはなかった。遊び半分で応募してみるとあっさり当たり、24時間以内なら何度でも見れるとのこと。暇に任せて見てみた。



 結果、無料で観れたから良しとしよう...。これに1,200円支払っていたらおそらくこのブログにアップすることはなかっただろう...。
 まあ、主演の俳優の人気に期待するなら良いかもしれない...。気になる方はYahoo!のユーザーレビューをチェックすることをおすすめします。先日アップした『ゴールデンスランバー』のような不思議な高得点ではないため安心できます。 

 ※ まああまりにもひどかったらそれなりにアップはするが(笑)

以下、goo映画より抜粋
鍵師の猿丸はある美女からの依頼で金庫を開ける。するとそこにはトランクが入っていた。実はそのトランクは銀行から盗まれたもので、中には現金だけでなく、警察の権威に関わる重大な秘密が入っていたのだ。そうとも知らずサルはそのトランクを運び出してしまう。それを取り戻そうとする銀行強盗犯、そして秘密流出を恐れる警察はサルと女の捜査を開始する。謎の美女とともに、逃げるはめになったサル。このままでは指名手配になってしまう。山田刑事は事件を担当することになるが、友人であるサルを助けるか?それとも警察の権威を守るのかで心は揺れる。その時、商店街の幼馴染たちはある決断をする…。(作品資料より)

交渉人 THE MOVIE

2010-02-12 18:41:32 | 映画
 ポイントを貯めたので無料で観れる。シネコンへ行きなにを観るか考える。なるべく頭を使わない作品を探す。テレビで放送しいたものらしいがストーリーは全く知らない。まあ、分からなくても無料だし...。ということで入場。

 結果、タイトルとは裏腹に犯人相手に交渉しているシーンは冒頭のみ。しかも交渉決裂。最終的に挽回のチャンスがあるのではと思ってみていたがそんな事もなく、ひたすらアクションと意外なストーリー展開で終わるのであった。
 タイトルを意識しなければ『エアポートシリーズ』『エグゼクティブ・デシジョン』『エアフォースワン』『コンエアー』等の航空パニックものの主人公を女性に置き換えたようなものであった。突っ込みどころは少々あるがそれなりに楽しめた作品であった。



以下、goo映画より抜粋
現金輸送車から2億6000万円を強奪する事件が発生。逃走した犯人グループは、車ごと激突したショッピングモールで人質50名をとり、そのまま立てこもる暴挙に出た。事件発生から30時間が経過する中、警視庁捜査一課特殊班捜査係(通称SIT)の宇佐木玲子が犯人との交渉に入った矢先、ショッピングモールは爆発。パニックで逃げ出す人質たち、マスコミや野次馬に紛れ、犯人の一味が逃走。現場には、主犯格と見られる男と、手つかずの現金だけが残された…。それから数週間後。久々の休暇を取り、羽田空港にいた玲子は、不審な青年・木元祐介を目撃する。立てこもり事件で人質にとられていた裕介の、思いつめた様子に狂気を察知した玲子は、彼の乗り込んだ便に咄嗟に潜り込む。玲子の予感は的中!乗客、乗員合わせて159人を乗せた飛行機は、羽田を離陸した直後、ハイジャック犯に占拠されてしまう…。

2008年1月に米倉涼子主演の連続ドラマとしてスタートするや、強力な美貌と体力を駆使し、体当たりで任務を遂行する、タフなヒロインが圧倒的な支持を受けた「交渉人~THE NEGOTIATOR~」。2009年10月からスタートしたシーズン2も好評を得ている人気ドラマの劇場版が遂に登場する。(作品資料より)

無用ノ介

2010-02-11 16:50:06 | 映画
 私が産まれるときのこと。産気づいた母は父に産院へ連れて行くように訴えたそうだ。するとテレビで時代劇を見ていた父はもう少しで番組が終わるんでそれまで待つように言ったそうである。番組の名前は『無用ノ介』、ゴルゴ13で有名なさいとう・たかをの作品である。余談だが、父は産まれた私の名前をこれにあやかろうとしたらしい...。

 ちび共を連れてシネコンへ出向く。公開中の『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』という戦隊ものを見に連れて行く約束だったためである。

 テレビ放送時、ゴーオンジャーは付き合いで見ていたがシンケンジャーは私は殆ど見ていなかった。今回のゴーオンジャーは相変わらず悪役にAVで名を馳せた女優が活躍していたがこれに伴い被り物を身につけた悪役が屋台の寿司屋で『大往生』という日本酒を飲みながら寛いでいるシーンには笑ってしまった。



 話が盛り上がるにつれ和装をしたじー様役の人物に見覚えがあるのに気づく。ヒーロー達に混じり生身で戦う演技はかなりのもの、しかも素手での殺陣シーンには見覚えがある。何と水戸黄門の格さん役を17年間つとめた伊吹五郎であった。
 調べてみるとこの伊吹五郎、先に述べた『無用ノ介』が初主演作とのこと。久しぶりに見た格さんの殺陣にうれしさを覚えるのであった。

 それにしてもヒーローたちが揃って決め台詞をいうおなじみのシーンは背後での爆発はないにせよ大枠は水戸黄門の印籠のシーンと一緒ではないかと感じてしまうのであった。

Dr.パルナサスの鏡

2010-02-10 19:00:46 | 映画
 テリー・ギリアムを知ったのは中学1年の時である。幼なじみと当時キャラクターデザインを大友克洋が担当したアニメ『幻魔大戦』を見に行ったときのことであった。その同時上映がこの監督の『バンデットQ』だったのであった。『幻魔大戦』は画像がきれいではあったがストーリー的にはあまりおもしろいと思わなかった。しかし、その次に始まったこの全く知らない『バンデットQ』はファンタジー的なストーリーで大満足で見終えた記憶がある。後で知ったが制作総指揮・主題歌はビートルズのジョージ・ハリスン。これほどの映画が何故『幻魔大戦』の同時上映だったのか、また同時上映の都合で内容が幾分カットされていたというのは今思えば不思議な話である。

 後に、『未来世紀ブラジル』『バロン』等の作品も見たがブラックが効き過ぎて当時は正直言ってよく分からない作品であった。

 余談だが同じコメディユニット、モンティ・パイソンのテリー・ジョーンズ監督作品『エリック・ザ・バイキング/バルハラへの航海』は、かの関根勤が不思議なサムライ役で登場し笑える作品であった。

 そんな、テリー・ギリアムの作品が公開されているため見に行った。結果、『バンデッドQ』のような面白さはなかったが一応ストーリーもしっかりあったため苦もなくばかばかしさを楽しめた。



以下、goo映画より抜粋

現代のロンドンに奇妙な舞台と旅芸人の一座が現れる。1000歳以上という老人のパルナサス博士、娘のヴァレンティナ、曲芸師のアントン、そして小人のパーシーが一座のメンバーだ。ある晩、博士の前に悪魔のニックが現れる。博士はかつて悪魔と不死と引き換えに、「娘が16歳になったら差し出す」取引をしていた。一方、ヴァレンティナは橋で若い男トニーを助ける。記憶喪失の彼はそのまま一座に加わるが、それは悪魔の企みだった。

本作は、『ダークナイト』のジョーカー役で、故人にもかかわらずアカデミー助演男優賞に輝いたヒース・レジャーの遺作となる。監督は『未来世紀ブラジル』や『12モンキーズ』などの作品でカルト的なファンを持つ鬼才テリー・ギリアム。モンティ・パイソンの元メンバーで、イマジネーション溢れる奇想天外な映像世界が彼の作品の魅力だ。本作でも旅芸人の古めかしい舞台から、ティム・バートンにも通じる不思議な鏡の中の世界へと私たちを導いてくれる。撮影半ばにして逝ってしまったヒースの代役で、友人だったジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルという豪華キャストが出演しているのも大きな見どころだ。

食堂かたつむり

2010-02-09 21:39:18 | 映画
 アバターを見終え、買い物に来ていた嫁と合流する。昼飯を食いながら話していると用も済んだため特に午後の予定はないという。久々に一緒に映画を見ることにした。作品は嫁が気になっていた、『食堂カタツムリ』。窓口ではレディースデイであるため嫁は1,000円とのこと。冗談で、
「俺も女なんだけど...。」
というと窓口の男性は困った笑みを浮かべ、
「すみません。メンズデーの設定は私もおかしいとは思うんですけどないんですよ...。」
との回答であった。

 内容についての予備知識は全くなかったためエスカルゴ料理の話と思っていたが失語症の女性が田舎で食堂を営むという話であった。

 ※ どうにもこの女優は『どろろ』のときに見せた、「おいら、どろろ、どろろ、どろろでぃ!」と手持ち太鼓をたたきながら叫ぶ印象がきつすぎて私はあまり得意ではない。

 とはいえ、それなりに緩やかなストーリーは楽しめた。作中に出てくる「くるみパン」「お茶漬け」は非常に美味そうであった。



以下goo映画より抜粋
失恋のショックで声を失った倫子は、子供の頃から馴染めなかった自由奔放な母・ルリコが暮らす田舎へ戻り、小さな食堂を始めることにする。お客様は一日一組だけ。決まったメニューはなく、お客様との事前のやりとりからイメージを膨らませて料理を作るのだった。訪れるお客様の想いを大切にして作る倫子の料理は、食べた人の人生に小さな奇跡を起こしていく。そして、いつしか“食堂かたつむり”で食事をすると願いが叶うという噂が広まっていった。そんなある日、倫子はルリコからあること告白される。倫子は衝撃を受けながらも、母のための料理を作ろうと決意する。料理を通して倫子とルリコの距離が縮まろうとしていた……。

20代の女性を中心に支持を集める小川糸のベストセラー小説を映画化。主演は、『世界の中心で、愛をさけぶ』『容疑者Xの献身』など数々の話題作に出演した柴咲コウ。料理を作るシーンはすべて吹き替えなしで、柴咲自身がスクリーンの中で美味しい料理を出していく。共演は、自由奔放な母親役に余貴美子。その他、ブラザートム、田中哲司、志田未来、江波杏子、三浦友和といった個性派メンバーが集結。監督は、CMやアニメーションを中心に活躍し、2005年初の長編映画『ウール100%』を手掛けた、注目の若手クリエイター・富永まい。(作品資料より)

アバター AVATAR

2010-02-08 20:42:37 | 映画
 ここのところ3D映画が取り沙汰されている。しかしどうにも見たい作品に当たらず今まで機会はなかった。ジェームズ・キャメロンのアバターが大ヒットである。この監督古くはターミネーター1・2、エイリアン2、アビス、トゥルーライズ、タイタニックとバブル期の日本を席巻した数々の作品を残している。見に行くことにした。
 結果、3Dは従来の映画とは違い立体感・奥行き感が全く違った。すぐ目の前に鳥が飛び出してきたり、奥で放たれたミサイルが目の前で炸裂したりと視覚的に驚かされた。またドルビーデジタルサラウンドEXの音声が輪をかけて臨場感が盛り上がる。ちなみにチケット購入時に渡された3Dメガネを外してみると画像の輪郭が何となくぼやけて見にくかった。館内でのカメラ持ち込みのコピー防御のためもあるとはいえ画面だけで感激したのだった。


 
 肝心の作品であるが、非常に楽しめたがどうにも『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』等のジプリ作品に加え、大昔のアメリカ先住民を敵とするハリウッド西部劇を見ている気分であった。
 クライマックスでミサイル等の重火器相手に弓矢で立ち向かうアニミズム崇拝の先住民たちには苦笑してしまったがかなり楽しめる作品であった。おもしろかったのは侵略する側は地球人類ではあるがハリウッド得意のアメリカの国旗は身につけずあくまで1民間会社の事業の一環として侵略するという設定であった。
 『エイリアン』シリーズのヒロイン、シガニー・ウィーバーが登場するのも嬉しい。

以下、goo映画より抜粋
元海兵隊員のジェイクは、遥か彼方の衛星パンドラで実行される“アバター・プログラム”への参加を要請された。パンドラの住人と人間の遺伝子から造られた肉体に意識を送り込むことで、息をのむほどに美しいその星に入り込むことができるのだ。そこで様ざまな発見と思いがけない愛を経験した彼は、やがて一つの文明を救うための戦いに身を投じていく…。

『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が描く、想像を超えた新たな世界で繰り広げられるエピック・アクション・アドベンチャー。構想14年、製作4年。キャメロン監督のイマジネーションに、ようやく映像テクノロジーが追いついた結果、ついに製作が始まった本作。この映画のために開発された革新的な技術により、登場キャラクターの感情や感動的なストーリー展開が圧倒的スケールで描き出される。(作品資料より)

彼岸島

2010-02-05 17:12:30 | 映画
 おそらく、かなりの馬鹿映画であろうと期待していた。PG12指定の上、予告編がスプラッターの連続であった。何でも行方不明になった兄がある島で生きているという。その島は一体の吸血鬼に襲われ、血を体内に混入されると自分も吸血鬼になり島民の殆どが吸血鬼に成り下がっているという典型的な馬鹿ストーリーであった。
 ここまで馬鹿馬鹿しいとある意味、気楽に観れてあきらめも付く。久々に立川のシネマシティに出向くのであった。
 結果、久々に80年代アメリカのB級ホラーを楽しんだ感があった。登場する吸血鬼共はどちらかといえばゾンビという落ちもあったが...。

 迂闊だったのは近いとはいえ滅多に行かない立川の映画館であったため割引が利かず定額の1,800円を取られたこと、また映画館横の市営駐車場にもかかわらず何故かここも割引が利かず見終えた後1,250円の利用料金を支払わなければならなかったことであった。

 こんな馬鹿映画にしては高く付いた...。まあ、安い料金で見ても完全に消化不良になる作品ではなかったためそれなり楽しめた気がする...。



以下、goo映画より抜粋

明は二年前から行方不明になっている兄・篤が、彼岸島と呼ばれる孤島にいる事を教えられる。謎の美女・冷に篤を助けるために力を貸して欲しいと言われ、明は仲間とともに彼岸島に向かう。しかし、その島は既に吸血鬼と化した住人に支配されていた。明たちは吸血鬼と必死の闘いを繰り広げながらも兄を捜し、ついに再会する。篤を連れて帰ろうとする明。しかし、篤にはこの島で吸血鬼と戦わなければならない理由があった…。

週刊ヤングマガジンで大好評連載中の大人気漫画「彼岸島」がついに実写化。松本光司の原作は累計420万部を突破し、日本のみならず韓国、台湾、タイ、フランスなど、海外でも高い評価を得ている。その“実写化不可能”と評された壮絶なアクション描写を、新進気鋭のスタッフが脅威のサバイバル・アクションエンターテイメントとして完成させた!監督は『火山高』『Crossing』で世界的に評価の高いキム・テギュン。行方不明の兄を捜す弟・明を『ごくせん THE MOVIE』の石黒英雄が、弟想いの兄・篤を『ラストゲーム 最後の早慶戦』の渡辺大が好演。水川あさみが大人の色香を放つ冷を演じ、山本耕史が妖しくも美しい吸血鬼の首領・雅で存在感を放つ。

ゴールデンスランバー

2010-02-01 18:43:42 | 映画
 何度か映画館で予告を見ていた。仙台での首相爆殺。スケープゴートされ、逃げ回る主人公。出演の俳優陣も豪華である。タイトルはビートルズの名曲だし、音楽担当はあの斉藤和義である。ここまで固められるとかなりの期待であった。Yahoo!の評価も4.3と非常に高い。典型的な一昔前のハリウッド映画の様相を期待し、昔見た、ハリソン・フォード主演の『逃亡者』的な展開を思い浮かべていた。

 結果、過去10年劇場で見た映画のうちで間違いなく消化不良№1であった。ストーリーは突っ込みどころは多々あったが引き込まれながら中盤まで一気に話が突っ走る。しかし、最後の最後までスケープゴートの黒幕が一体何なのか一切解明されることなく話が終わってしまう。主人公も結局は表社会には顔を出せなくなったまま顔を整形し裏で生きることを強いられていたようだ。

 呆れたのは、逃亡中、数年もほったらかしになってあちこち錆びた70年代初頭のカローラがバッテリーを交換しただけで普通に走れたり、明らかに私より年下の俳優陣が私自身覚えていないそのCMソングを歌っていたりしたのにはもはや苦笑するしかなかった。



【1970年に阿久悠・小林亜星が作った曲らしい】

 また、最大の山場で仙台市街のマンホールから一斉に打ち上げられた花火はどう考えてもテロ行為であり、関わったであろう花火屋をはじめとする仲間が一切咎められていないのは絶対におかしい。

 唯一うれしかったのは私のように東北出身者が知る、仙台の八木山ベニーランドのテレビCMが丸ごと映画で流れていたことである。幼い頃から耳慣れた曲であったが、この曲今でもCMで使われているという事実に思わず映画を見ながら笑ってしまった。曲は目下、楽天イーグルスがチャンス時の応援テーマとして使っているため徐々に全国区になっているらしい。




 それにしてもYahoo!のこの映画の評価は今でも4.05と高い。私がこの映画を理解できていないだけだろうか...。