自分の体が発する臭いというものは普段あまり気づかない。ところがこれが外部的要素で付着した臭いだと自分でも敏感なほど気づくものである。
ラビットを運転し実家へ帰りヘルメットを脱ぐ。親父の頭につけている整髪料の臭いが私の髪の毛に付着し何とも言えない臭いを発している。すぐに兄貴の家族と車2台で蔵王に出かける予定のため洗髪している時間はない。そのためとりあえず手櫛でばさばさと頭をかき分けて見るもやはり臭いは消えない。気になっているのは自分だけと思うことにし、車に乗り込む。暫くするとやはり気になる。嫁に聞くと微妙に臭うと言っていた。
国道沿いのコンビニで茶を買うことになる。その際、家庭用品のコーナーで布やソファーに付いた臭いを消すという消臭スプレー・リセッシュを発見。これはいい物を見つけたと買い込む。小学校4年の姪はそれを見て、私の頭の匂いを嗅ぎ、
「えっー、臭いけど大丈夫だよ。やめなよー。」
と身を案じてくれたが自分自身この匂いには耐えられない。しかし、嫁は面白がり私の頭に数回スプレーを噴射した。その後嫁も姪も匂いを嗅いで私の頭から気になる臭いは消えたと言って、消臭スプレー・リセッシュの威力に驚いていた。しかし私には窓拭きスプレーの香りが感じられた。まあ、先ほどよりはマシになったということであろう。
車を走らせていると助手席の嫁はリセッシュの注意書きを読みながら笑った。
「ははっ...。人に向けてスプレーしない。顔や肌、髪の毛、ペット等の生き物に直接スプレーしない...。だって。やっちまったぃ(笑)」
...笑い事ではない。
しかし、気づけば、直接頭を嗅いだ第三者には分からないようだが、微妙に親父の整髪料の臭いは消えていない。その後もスプレーを試みたが、この臭いはかなりしつこく、結局はその日実家へ帰るまで自分では気づくほどの臭いが残っていた。
夕方実家へ帰るとそこで消臭剤としてはトップの売り上げという噂のファブリーズを見つけた。注意書きを無視し、またもや早速噴射。しかし直後に手櫛で髪の毛をかき分けるもやはり臭いは消えなかった。結局風呂に入って洗髪してこの長きにわたる臭いとの格闘は終了となった。
消臭剤販売メーカーもこの第三者に分からない程の微妙な臭いさえもあっさり消すほどの物を新開発するべきである。
それにしても親父の整髪料、恐るべし...。
ラビットを運転し実家へ帰りヘルメットを脱ぐ。親父の頭につけている整髪料の臭いが私の髪の毛に付着し何とも言えない臭いを発している。すぐに兄貴の家族と車2台で蔵王に出かける予定のため洗髪している時間はない。そのためとりあえず手櫛でばさばさと頭をかき分けて見るもやはり臭いは消えない。気になっているのは自分だけと思うことにし、車に乗り込む。暫くするとやはり気になる。嫁に聞くと微妙に臭うと言っていた。
国道沿いのコンビニで茶を買うことになる。その際、家庭用品のコーナーで布やソファーに付いた臭いを消すという消臭スプレー・リセッシュを発見。これはいい物を見つけたと買い込む。小学校4年の姪はそれを見て、私の頭の匂いを嗅ぎ、
「えっー、臭いけど大丈夫だよ。やめなよー。」
と身を案じてくれたが自分自身この匂いには耐えられない。しかし、嫁は面白がり私の頭に数回スプレーを噴射した。その後嫁も姪も匂いを嗅いで私の頭から気になる臭いは消えたと言って、消臭スプレー・リセッシュの威力に驚いていた。しかし私には窓拭きスプレーの香りが感じられた。まあ、先ほどよりはマシになったということであろう。
車を走らせていると助手席の嫁はリセッシュの注意書きを読みながら笑った。
「ははっ...。人に向けてスプレーしない。顔や肌、髪の毛、ペット等の生き物に直接スプレーしない...。だって。やっちまったぃ(笑)」
...笑い事ではない。
しかし、気づけば、直接頭を嗅いだ第三者には分からないようだが、微妙に親父の整髪料の臭いは消えていない。その後もスプレーを試みたが、この臭いはかなりしつこく、結局はその日実家へ帰るまで自分では気づくほどの臭いが残っていた。
夕方実家へ帰るとそこで消臭剤としてはトップの売り上げという噂のファブリーズを見つけた。注意書きを無視し、またもや早速噴射。しかし直後に手櫛で髪の毛をかき分けるもやはり臭いは消えなかった。結局風呂に入って洗髪してこの長きにわたる臭いとの格闘は終了となった。
消臭剤販売メーカーもこの第三者に分からない程の微妙な臭いさえもあっさり消すほどの物を新開発するべきである。
それにしても親父の整髪料、恐るべし...。