Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

雪かき

2008-02-03 20:23:45 | Weblog
3日(日)朝から雪である。東京は雪に弱い。

♪毎日、吹雪、吹雪、氷の世界

が頭を回っている。流石にリンゴ売りのまねをしているヤツはいないようだ...。

3年前の年末、どかんと雪が降った。年末休みと言うことで近所の人々は総出で自分の家の前を中心に雪かきをしていた。私の家の前までは車が入ってこれるがそこから先は人や自転車のみが歩けるだけの幅の歩道になる。



車のタイヤはスタッドレス、わが家の前を無理に雪かきしなくても区画の住民は全く困らない。そう思い特に雪かきすることもなく放っておいた。

翌日からは午前中は日差しはあるものの昼からは曇りがちの気温が上がらない日々が続いた。そのためわが家の前は溶けた雪が氷となりでテカテカになってしまった。年が明け三が日が過ぎてもその状態が続いた。

それでも車庫から車で出かけるためわが家は困ることはない。また雪はあまり降らない南東北育ちとはいえ、氷の上の歩き方程度は身に付いている。これは嫁もそうである。しかしわが家以外の人々はかなり困ったようだ。

家の前を歩く人々は当然氷の上を歩くのには慣れていない。そのため見ている端から色々な人が転ぶのだ。早朝には新聞屋のバイクが転倒する音、ヤクルトおばさんの自転車、駅へ向かう学生等様々な転倒の音が聞こえた。なかでも犬の散歩の人は転んでいる姿を飼い犬が若干高い目線で見下ろす形となる。何とも悲惨な状況を家の中から見ることとなった。転んだ人は一様に恨めしげな顔をしながら雪かきをしないわが家の玄関の扉を一瞥していた。

しかし、意外に転ばない人々がいる。それはいわゆる成人した人々であった。流石に歩くのがしっかりしているせいか転ばない。それが老人であっても平気である。逆に歩くことが不安な老人は流石にこういう状況だと家からでないのかも知れないが...。

そんなことを思い出したため朝は軽く雪かきをしたのであった。