Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

ザ・ポリス 東京公演

2008-02-16 19:12:47 | 音楽
ボブ・マーリィーの『GET UP STAND UP』が終わると突然、ステージ近辺が騒がしくなった。
「コンバンハ、トーキョー!!」
のスティングの絶叫と共に”Message in a Bottle”(孤独のメッセージ)が流れ出した。会場中に歓声が上がると同時にワサワサと観客が立ち上がりだした。私もなおき氏もこれから先オールスタンディングになってしまったことに苦笑しながら立ち上がる。しかし、ステージを観て驚いた。全くの助っ人なしで3人のみである。ボーカルのスティング、ギターのアンディ・サマーズ、ドラムのスチュワート・コープランドのみである。純然たる『ザ・ポリス』のライブであった。


【左からスティング、スチュワート・コープランド、アンディ・サマーズ】

2曲目は”Synchronicity II”ビジョンにはジャケットを思わせる水色・黄色・赤のストライプの映像が踊っている。シンプルでそれ程派手さは無いとはいえ、曲に力があるためかじっくり聴ける。選曲もアップテンポ・スロー・アップテンポの曲の繰り返しで聴いていて全く飽きが来なかった。言葉が英語であるためMCでごまかすようなことが出来ないためか曲がまっすぐに入ってくる。客も聞き入っているためか大きな盛り上がりこそないが、そんじょそこらのヴィジュアルやダンス系とは明からに貫禄が違い聴いていて心地良いのだ。



一気に14曲、1時間20分程で歌い上げ、名曲”Roxanne”で盛り上げ3分程度の中座、その後”Every Breath You Take”、切れ目が曖昧であったがアンコールの”Next To You”で完全終演。全18曲1時間50分のライブであった。



3人が蟻のようにしか見えない程のステージとの距離であったが、生で聴けた満足感は最高のモノであった。なおき氏も興奮気味で満足してくれたようだ。

やはり世界的スーパースターのライブ、一流である。

調べてみて知ったが悲しいことにこのワールドツアーが終わると『ザ・ポリス』としては再び活動停止だそうだ。また年齢はスティング(56)アンディ・サマーズ(65)スチュワート・コープランド(55)と言うことで平均58.3歳というオッサン集団である。しかしそれを感じさせない程の圧倒的なパワーと貫禄であった。

ライブ終了後彼らはリポビタンDでも飲んだのであろうか...。

曲目は下記

1. Message in a Bottle
2. Synchronicity II
3. Walking On The Moon
4. Voices Inside My Head When The World Is Running Down
5. Don't Stand So Close To Me
6. Driven To Tears
7. Hole In My Life
8. Every Little Thing She Does Is Magic
9. Wrapped Around Your Finger
10. De Do Do Do De Da Da Da
11. Invisible Sun
12. Walking In Your Footsteps
13. Can't Stand Losing You
14. Roxanne
<中座>
15. King Of Pain
16. So Lonely
17. Every Breath You Take
<アンコール>
18. Next To You