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Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

ファスナーの奥

2013-10-23 19:42:02 | Weblog
 幼い頃、ウルトラマンや仮面ライダーをテレビで見ては興奮していたものだ。しかし、ある日ウルトラマンを見ていた私に年の離れた長兄が言った。

「背中見てみろ、あの線はチャックで、中には人が入ってるんだ...。」

衝撃は受けたものの、それなりに納得してしまった記憶がある。それがきっかけとなったのか私は被り物に興味を示すことは全くなく、東京ネズミーランドなどは二十歳の頃、一度行ったのみで全くおもしろさが分からない大人に成長してしまった。

 我が次男は小学1年の時にテレビに出ていたネズミーランドのメインキャラを見て突然こう言った。
「あの中には人が入ってるんだ...。あんな生き物いるわけないじゃん!」

 特にコメントはしなかったが、学校でそのようなことを語る友人がいたらしい。

 国体は終わったようだが、それまでの国体のPRはそれなりに行われていた。昨秋には小学校の運動会で『ゆりーと』なる、ゆるキャラがPRに来ていた。また三男の保育園には夏祭りにもそれが現れた。市の職員があたかもボディーガードのように付き添い、子供達にサービスしていた。



 「あの中には、人が入ってるんだよね...。」

ゆりーとの背中を眺めながら確認を求めてきたのは言わずとしれた小4の次男である。

 「まあ確認は難しいな...。」

そう言い終わるや否やヤツはゆりーとめがけ背後から走りよりアンバランスなその頭に叫びながら飛びかかった。

 「うぉー!!!!!!!!!!!!!」

頭を背後から引っ張られ必至でバランスを保とうとするゆりーとをよそにヤツは背中のファスナー部分に手を突っ込もうとした。私も大慌ててヤツを止めようと駆け寄ると先にボディーガードである市の職員がゆりーとからせがれを引き離した。

...平謝りである。

子供の夢...。

iPhone5S DoCoMo

2013-10-05 19:18:15 | Weblog
 スマートフォンが販売店で主流になっている昨今、未だに私はスマホ登場前からの伝統的普通の携帯であった。今使っている携帯も3年以上が経過しているため、買い換えは考えてはいたが、どうにも踏ん切りがつかなかったのには二つの理由があった。

 先ずは、バッテリーの保ちである。周囲のスマホユーザーは常に充電をすることを強いられ、日常でよく電源を探している姿を目にした。これが先の震災時のような非常時、通信手段として弊害にならないとは思えなかった。

 もう一つはiPodである。私ものは2005年の12月に手に入れたもの。更に2009年にバッテリーを交換した代物である。その間iPhoneが発売されたものの、DoCoMoだけはたびたび噂が持ち上がっては消えていたため、今までの携帯で3年前の秋に買い換えたきり使い続けていたのだ。

 ところが、先月突然DoCoMoからの発売が発表され、20日に販売となった。店頭に並ぶほど暇でもないが、21日からネット予約が始まったので早速、手続きをしたところ、ようやく12日経った2日の夕方、入荷のメールが入った。



 早速、翌夕受け取りに行ってみると、なんと3時間半待ち。ばかばかしく思い、更に翌夕の受け取りとなった。

 しかし、受け取ってからが大変だった。スマートフォンの経験が全くない私にとっては電話やメール機能でさえ操作が慣れないためおぼつかない。家でiTunesと同期をかけるとあろう事か携帯から移し替えた電話帳のデータをすべて消してしまうと言う失態をやらかした。

 本日、DoCoMoショップの開店を待ち、店員さんに相談するも、店員さんも正直なところ慣れていないため対処の仕方が分からないらしく、アップルのサポートセンターの電話番号を教える始末であった。

 案の定サポートの電話は長時間待ってもつながらず、結局はPCにあった携帯のデータをメーラーに流し込んでどうにか同期し電話部分を使えるようにしたのであった。

 今回私の頼んだシルバーはこの程度の日数で入荷となったが同じく嫁が頼んだゴールドは今のところ連絡がない。全体的に品数が少なく入荷待ちだそうだ

 ちなみに私のDoCoMo歴は15年1ヶ月とのことであった。

第68回国民体育大会・第13回全国障害者スポーツ大会

2013-09-29 20:13:51 | Weblog
 国体を開催する自治体は、それなりに盛り上がるようだ。というのも昭和初期生まれの私の母の世代は理由は知らないが何故か国体に羨望の感があるようである。調べてみると実家のある福島では1952(昭和27)年に第7回の 東北3県国体 が開催され、福島市で開会式が天皇皇后ご臨席の下行われたそうだ。母は高校生。確かに印象深いに違いない。

 私が国体という言葉を知ったのはおそらく小学校中学年の頃の事である。実家の近所の魚屋のおばちゃんが国体に参加するという話題で母を含む近所の主婦達は持ちきりであった。しかし私の目には馴染みの40代半ばの魚屋のおばちゃん。しかも弓道という子供にはよく分からない競技。阿武隈川のダムのそばに町営の練習場があった事実さえそれまで全く知らない程であった。

 そんな国体が昨日から東京で開催されている。市内では男女のバスケットボール。またデモンストレーション競技としてTボールなるものが来週から催されるらしい。開催の事実は私自身、早い時期からは把握してはいなく、昨秋小3の双子が学校でTボールなる競技を体育の授業で行うため野球のグラブを持って行くようになって初めて知ったのである。また三男の通う保育園では一月ほど前から幟が掲げられ、自治体の施設中心に、また今月8日に決定した東京オリンピック誘致も拍車をかけ盛り上がってきているようだ。




 散歩がてらバスケットボールの会場となり市営のスポーツセンターに行ってみると驚くほど多くの幟が掲げられていた。市内の各学校・保育園の子供達がそれぞれに寄せ書きをしている。



流汗悟道

体育会的な幟らしくなる四文字熟語を書いたのは中学生のようだ。書いた中坊達は流れる汗に何を悟るのだろうか...。



こちらは三男の通う保育園に掲げられた幟。描かれた絵のゆるさがたまらない...。

マスコットキャラは東京都の鳥をモチーフにした『ゆりーと』。それぞれの熱い戦いを期待したい。

2年4ヶ月

2013-09-29 06:35:45 | Weblog
 2年4ヶ月。久々である。この期間、ブログネタは数多く存在するが、特に大きく変わったことは身の回りにはない。昨日、久々にブログを展開してみようとして焦った。4ヶ月前に見たときにgoo側からパスワードの変更を要求され、それを行った。その後、それを紛失しているという事実に気づいたからだ。紛失時の手順を追ってPCに入力しては見ても当時のメールアドレスが変更になっていて一向にアクセスできないという事態に陥った。一夜明けて落ち着いてやってみたところあっさり再発行。ログインとなったからお笑いだ。



ともあれ、変わらないのが趣深い多摩湖の堤防からの風景。コンディションが良ければこの方向には今夏、登頂した富士山が見えるのであるが...。



交流戦 in 西武ドーム

2011-05-28 23:39:59 | Weblog
 先日、スワローズの交流戦日程を見て驚いた。なんと、交流戦の歴史が始まって以来初めて裏山の西武ドームで週末にカードが組まれていた。毎年のことだが、週末はドル箱となる巨人戦を組みたいという西武側の意向があり、それに従い、スワローズは神宮での他球団とのカードを組んでいた。ところが、今年は震災で開幕が遅れた影響もあるらしく、週末の西武ドーム開催となったようだ。すぐにローソンに走りチケット購入となった。

 本日、双子を伴い観戦に出向く。入場前に応援用のツインメガホンを買い与える。これだけでチビどもは興奮状態であった。先発はローテーションだと先日100勝を達成したエース石川である。とはいえ、双子は未だに野球のルールさえわかってはおらず、飽きてしまうのは必至であるが覚悟の上である。入場の際は警備員にやたら厳しく荷物を見られ、背負ったザックの中にまで手を突っ込まれた。試合開始には若干遅れたものの、3塁側外野席入場。ガラガラだと思っていたが焦った。やたら混雑し、座るところがまるで見つからない。しかし、どうも様子がおかしい。スコアボードを見ると既に3回2-0でスワローズが先行していたがライオンズの攻撃場面。なのに、3塁側がやたら沸き立っているのだ。よく見て気づいた。西武ドームは3塁側がホーム、つまりライオンズ側の応援席であったのだ。1塁側の外野に目をやるとやはりスワローズの旗が舞っている。しかし、そちらも結構埋まっていた。そのままチケットセンターに出向き、差額を支払い1塁側内野自由に変更。スコアボードの裏を抜け、1塁側に進む。当然のようにスワローズの球団旗が舞い、ファンが纏うレプリカのユニフォームも目につき、やはり落ち着く。



 とりあえず席を確保し、双子にたこ焼きとジュースを買い与える。双子はルールはわからないが、周りの応援が楽しいようで、ひたすら楽しいと喜んでいた。しかし彼らが楽しかったのは決して野球ばかりではなかったようで、ことあるごとに売り子さんたちが近寄ってくるとスナック菓子・アイスクリーム・ゼリー飲料等々、様々なものをねだられた。

 一通り食欲が満たされて来ると奴らは応援団の賑やかさが面白いらしく、応援の音色に合わせてメガホンを振りかざしていた...。



 肝心の試合結果は安打数では勝ったものの残念ながら途中で逆転され3-2で負け。ともあれチビどもは試合だけでも十分に楽しかったようだ。

 試合終了後、帰宅しようとスコアボードの裏まで来たときのことだ。係員の人が、
「良かったらベースランニングに参加していって下さい...。」
と声をかけてきた。聞けば球場内に入ってダイヤモンドを一周出来るそうだ。こんな機会は滅多にないので参加してみる。チビどもは初めて入るグラウンドの広さに喜び、また先ほどまで選手が駆け回っていたダイヤモンドを走りさらにその場面を映し出したアストロビジョンに感激していた。


【ヤツらなりに渋く写ろうしているらしい】

これだけでも十分にいい思い出になったようだ。

ヘリウム風船

2011-05-22 21:59:52 | Weblog
 子連れで買い物に行くのはなかなか大変である。嫁がいてくれればそれなりに買い物の際、交代して見ていれば大丈夫であるが、私一人だと、店の人の説明を受けたりしているとどこかへ行ってしまう危険性をはらむため、落ち着いて説明が聞けない。例え近くにいたとしても身長がないため陳列棚の裏側に行かれてしまうと目で確認できない。まして、言葉が今ひとつの2歳児ではなおのことである。

 この辺のことを考え憂鬱のなりながらデパートに入るとすばらしい物を見つける。以前、双子がやはり2歳くらいのとき貰うと非常に重宝した物である。それは貰うと子供が喜ぶヘリウムガス入りの浮かんだ風船である。これをちびのお気に入りの麦わら帽子のリボンに結びつけると当たり前のように浮かび上がり、例えちびが陳列棚の裏側にいても風船の位置で居所が分かるのである。


【これは手に持った画像であるが帽子に括り付けると効果覿面】

これには説明していた店員さんも安心した反面、慣れてくると笑いながらの説明となっていた。店員さん曰く、長いことこの仕事をしているがこんな斬新な風船の利用の仕方は初めてのことらしい。

西武多摩湖線

2011-05-21 21:23:12 | Weblog
 午前中は天気も良い。双子は近所へ遊びに行ってしまった。八王子のそごうに用があったため三男を連れ出し最寄り駅に向かう。この駅、昨年からバリアフリー工事をやっていたが、震災後、3月19日からエレベータ・トイレ等が使えるようになった。笑えたのはこのとき、駅下のスペースに商店会がマーキーテントを張り、はっぴを身につけ幟をあげ、キャンペーンをやっていた。別にエレベータが付きバリアフリーとなったから何が起こるわけでもあるまい...。



当時、震災の影響で電車は間引き運転だったにも関わらずこの駅の時刻表を印刷したティッシュペーパーを配っていたのが何とももの悲しかった。



 とはいえ、新しくなった駅はやはりキレイになり、何とも良い雰囲気である。途中、昨年9月から多摩川線・多摩湖線南部を主に運行されている白車両の春バージョンを使用しての移動となった。


バブルスター

2011-05-15 21:25:47 | Weblog
 嫁と三男で時間が空いた。ちょうど買いたい物があったが扱っている店は銀座・八王子・川越である。嫁に訊いたところ、観光がてら川越に行きたいと央いう。電車に乗ればわずか25分の埼玉の宿場町であるが、私はたまにここに住んでいた大学時代の知人の家に遊びに行ったり、東武東上線に乗り換える際に利用するくらいで観光目的で行ったことは全くない。小江戸と呼ばれるだけあって古くから栄えてはいるが、その町並みを実際に目にしたことはなく今回は嫁のガイドである。

 川越と言えば一昨年(2009年)のこの時期、NHKの連ドラで取り上げられたため有名であるが、私は全くといって良いほどこの番組を見たことはなく、覚えているのはジャッキーチェンと並ぶ東洋の2大スターと言われたヒデキ・サイジョーがこの番組に出ていたという程度である。

 本川越の駅を降り、嫁の案内についてまっすぐに進む。この先に川越の名所である倉造りの町並みがあるらしい。やたら車が喧しい通りを進んでいくとそれなりに古い建物が多くなってくる。通りの古い建物の看板を眺めていて一瞬目を疑った。何とバブル全盛期に一世を風靡し大ヒットを飛ばした、『バブルスター』の看板が未だに掲げられていた。



この『バブルスター』、原ヘルス工業というメーカーが開発した健康機器であった。私の記憶が確かなら風呂に仕掛けると風呂の湯をジェット噴射で泡風呂に変えるというような代物であったと思う。毎夕18時のニュース番組『スーパータイム』のスポンサーであり、主に社長が大物芸能人と一緒にCM出演を行い、大ヒットを飛ばした。社長ソロのCMのときは何故かマイケル・ジャクソンをまねたお世辞にも似ているとは言えない芸を披露していた。また、CMに芸能人や社長が登場しないときは先に挙げたヒデキ・サイジョーの曲をBGMに使い、モデルのお姉さんの入浴中の肢体にこの『バブルスター』を当てるという当時色気づき始めた私には良い刺激のCMであった記憶がある。

 しかし、この『バブルスター』、実は泡が出るだけで実は全く健康にプラスになることはないということが分かり、薬事法違反で突然販売中止となりそのまま、『原ヘルス工業』の名はまさにバブルに消えたていったようである。

 そんな世の中から忘れられかけたバブルの産物の看板がこの宿場町に残っていた事実に私は思わず歓声を上げてしまったのであった。




 家のお化粧・健康器具までは理解できるが何故、土木設計工事一式の会社の看板に『健康茶(フアール茶)』・・・プアール茶のことだろうか・・・の文字が描かれているのかも良い緩さである。

多摩湖自転車道

2011-05-09 22:22:38 | Weblog
 さて、連休も終わってしまったが今年は今ひとつ家族も休みがあわないゴールデンウィークであった。とはいえ、双子は時間を見つけては友達と遊ぶのが楽しいらしく、逆に三男と近所で時間を潰すと言う意外な展開が多かった気がする。思えば当ブログでも多々アップしたが家の近所の都立狭山公園は双子の頃とは違い整備され、非常に気持ちの良いスポットとなった。



 おまけにこの公園は都立小金井公園近辺から延々と21,579m続く多摩湖自転車道が走っているためチャリダー天国となっている。堤防の上から東を見れば東京スカイツリーから新宿副都心。南西方向には富士山、そして奥多摩の山々から先日登った武甲山を初めとする秩父の山並み。うららかな休日を過ごすのであった。

母の日のマネキン

2011-05-06 22:57:33 | Weblog
 最近、このブログで一時代を気づきあげたマネキンネタが見あたらねーなー...。と思いながらショッピングモールやデパートをぶらつくがやはりこれといったものはない。何かのネタに使えるかと思い写真を撮ってはみるもののいまいちセクシーシェヴィー程のインパクトはない。これなんかもそれなりにおかしくはあるが、



 やはり小学生の化粧まわしといった程度である。



 大手スーパーのショッピングモールで見つけたこの2枚もそれなりにインパクトはあるが、これでネタを書けばこのブログの質が大幅に低下するに違いない。

 まあ、これで展示する方もある意味勇気がいるとは思うが...。ちなみにこの横には母の日の贈り物の企画がなされていた...。
 この様そうで母にプレゼントを贈ろうと考える輩は一体どんな人たちなのであろうか...。全く持って謎である。

違和感

2011-05-05 19:34:25 | Weblog
 夕刻、一人で狭山公園まで歩きに出る。堤防からの多摩湖の風景に違和感を覚える。ドームが薄明るいのだ。ここのところ震災のための電力不足でプロ野球は開幕したにも関わらず、埼玉西武ライオンズは本拠地となる西武ドームでの開催が見送られていたのだ。デーゲームではあったが昨日からようやく本拠地で開催となった。ドームが薄明るいのはその試合後の名残なのであろう。



明るいとは言っても本格的なナイトゲームの明るさではない。当分は続くと言われるこの電力不足、原発騒動の収束。さらに安定した電力の供給はいつのことであろうか...。

 ちなみに今日のカードは対ロッテ戦。結果は5-3でライオンズの勝利だったそうだ。

0655

2011-03-28 21:50:58 | Weblog
 15日付で異動となった。出勤時間は30分である。そのため家を出る時間は1時間30分遅くなった。これは通勤だけで往復3時間が浮くのである。

 朝飯をゆっくり家族と食べて7時を迎える。その直前子供達はチャンネルを変える。映し出された番組は0655というモノであった。



いきなりレゲエのリズムの乗って歌詞が流れる。嫁曰く『真心ブラザース』の曲らしい。


朝がきた 朝がきた
今日も 朝がきた♪

昼がくる 昼がくる
そのつぎ 昼がくる♪


子供達も一緒になって歌っていた。思わずほくそ笑んでしまった。これは確かに真心ブラザースが歌ってはいるがこれは、ボブ・マーリィーの曲『Soul Captives』意訳すれば『繋がれた魂』とでもなるのであろうか。かなり重苦しいタイトルではあるが朝のお茶の間に響き渡った歌は以下である。何とも楽しい気分になってしまった。


地球が半分回りゃ
そのつぎ 夜がくる

もう半分 回ったら
つぎの日だ

朝がきた 朝がきた
今日も 朝がきた

シャラララララ シャラララララ.....




この歌、レゲエのリズムという緩さもあってかこの後、仕事に行っても一日中頭の中を回り続けるのであった。





定期券払いもどし申出証明書

2011-03-25 10:41:57 | Weblog
 14日は地震の影響で自宅待機となった。実は15日から北多摩の事業所に異動となった。車通勤が可能なため通勤には支障がない。しかし、依然続く電力不足の中、業務引継での出勤があるのも事実である。

 仕事に行こうと最寄り駅に行くとすべての電車は6割程度の間引き運転のうえ各駅停車。おまけに相互乗り入れの路線は全くなかった。普通はJR高田馬場まで座って寝ていれば着くのであるがまともに行っては4回の乗り換えでしかも大混雑である。振り替え輸送もないため自腹を覚悟で国分寺経由での中央線通勤である。

 実は14日に定期の払い戻しで国分寺に行くと駅はシャッターに閉ざされ、そんな状況ではなかった。この日を過ぎると月割りの日数が丸一月加算されてしまい、払戻額が大幅に少なくなる。しかし、為す術がない。翌日またも払い戻そうと駅に向かいその事実を話すと鉄道会社全般にわたり定期の払い戻しの処理をどうするかが決まっていないためそのときまで待ってくれるように言われ、『定期券払いもどし申出証明書』なるものをくれた。事情を鑑み本来、定期が有効なためその区間のPASMOは使用して欲しくないそうだが、後で払い戻すということでそのまま使って良いとも言われた。



その後、払い戻しが可能になったのが今日である。証明書の期限が2日遅れていること。また、その後も定期区間を利用した旨を窓口で話すと担当のお姉さんはこういった。

「こんな時期ですから...。」

なんと、15日以降で満額。更に使ってしまった定期区間分の精算は求められなかった。まあ、鉄道会社も様々な対応に追われて大変なのだろう...。

節電

2011-03-22 22:26:36 | Weblog
 子供の頃見ていた特撮ヒーローモノで『キカイダー』というものがある。この中でこのキカイダーと敵対するハカイダー部隊が原子力発電所を爆破してしまうシーンがある。番組中では爆発自体が騒がれただけで放射能の恐怖は何も描かれていなかった。今の記述では違うモノに置き換えられたらしいが私が子供の頃見た『ドラえもん』の説明図には彼のエネルギー源は間違いなく原子炉であった。高学年のとき見たSFの大家、小松左京の描いた『復活の日』も後半に世界規模の核爆発が起きるが、主人公は何故か放射能の影響も見受けられず南北アメリカ大陸を歩いて縦断するというエンディングであった。

 小学校の頃、社会科見学で行った原子力発電所では「原子力発電は電力の安定した供給に必要な未来のエネルギーです」ってなことを説明され、100年位先の曜日が分かるカラフルなカレンダーがプリントされた下敷きを貰って使っていた記憶がある。しかし、大人の間では冗談交じりに原発が爆発したらどうなるか。とか、そんなに安全なのになんでわざわざ東京の電気をこっち(福島)で造るんだ。とか安全なら送電線を造る分費用がかさむから東京に造れ。とかの意見を耳にした記憶がある。しかしこれを誘致することにより雇用が得られ町が潤ったのもまた事実であり、原発で働くと稼げるという話も聞こえてきたモノである。

福島の原発がハカイダー部隊ではなく津波によって破壊され首都圏は依然として電力不足である。テレビは依然として10km・30km圏内に避難を呼びかけ、実家の隣町の一部では避難勧告が出ている。このためもう少し拡大されれば避難区域になりそうである。実家の者どもに落ち着くまでこちらに避難することを勧めるも何十年もの間で培ってきた郷土愛というものは強いらしく頑として動こうとはしない。


【節電のために薄暗い東京ドームシティ】

 余談だが、当初メディアはしきりに危険・避難区域で原発から10km・30km圏内を連呼し、市町村をアナウンスしていたが全く地図を出さなかった。不安になった我が母親はNHKにしっかり地図を出せとクレームの電話を入れたところ、15分後に要望通り地図が画面に表示されたそうだ。


 原発騒動は終わりが全く見えないようでむしろこれが始まりなのかもしれない。やはり頼みの綱はドラえもんしかいないのであろうか...。

金 優良

2011-03-13 10:22:23 | Weblog
 震災の規模が明らかになるに連れ自粛自粛のムードが漂い始めている。こんなときこそ出かけてお金を使わないと経済が活性化せずますます不景気のスパイラルが増しそうだと考えるのは私だけではないはずだ。

 とはいえ、余震が心配である。気づけば免許の書き換え期間になっていた。よって朝起きて早々に府中の免許証センターに出向く。今回から『金 優良』の案内である。当然職業ドライバーではないが、車やバイクの運転量は決して少なくはないはずだ。というかむしろ運転は好きである。ペーパードライバーのゴールドよりは価値があるような気がする。



ともあれ、5年の有効期間になったのであった。