Natural Mystic ~ナチュラルミスティック~

There's a natural mystic blowing through the air

焼酎

2005-11-18 23:18:13 | 
昨日に続き酒の話。

私は6年前までは酒といえばビールか日本酒であり、たまにウィスキーを飲む程度だった。

焼酎に関してはろくに酒の味も知らない学生の頃、大学の小汚い部室に転がっている安い合成アルコール焼酎をまさに浴びるように飲んでいたため味自体はあまりよくわからず、また飲み屋で頼んでもサワー程度であった。

6年前の5月、屋久島へ初めて行ったときのことだ。ライダーハウスの庭にテントを張らせてもらい自炊をしていた。翌日は樹齢7,200年の縄文杉を見に行くため、早めに食って寝ようと考えていた。ところが、そこで知り合った面々と宴会になった。ビールも3本も飲めば違うものを飲んでみたくなる。とはいっても私は早く寝ようと考えていたため、他に酒を買って来てはいなかった。すると一緒に飲んでいた人達が島の名物・芋焼酎を勧めてくれた。断るのも悪いので何となくシェラカップに注いでもらった。思った通り臭いがきつくて非常にまずい。しかし酔ってくるとどうでもよくなる。がんがん飲んで酔っぱらって寝てしまった。

翌日はあれだけ飲んだにもかかわらず二日酔いはほとんどなく縄文杉登山に行った。

下山後、酒屋に行って改めて驚いた。島の酒屋にはビールや洋酒類は普通にあるが、日本酒類はほとんどおいていなかった。
結局滞在した9日間ビールとこのまずい三岳という芋焼酎をひたすら飲んでいた。



帰宅後、日常に戻り仕事から帰りビールを飲むがなぜか物足りない。思いだし、ライディングジャケットのポケットを探ると飲みかけの三岳のペットボトルが出てきた。島へ行っている間に焼酎の味がなんとなく理解できてきたらしい。

こうして新たに焼酎というレパートリーが増えたのだ。