俺は居酒屋で酔っ払うと、大体知らない人に話しかける。
その行為を俺はロックンロールだと思っている。
ギターウルフがお客をステージに乗せて、ギターを弾かせる行為に近い。
息子もいい歳なんだし、強制的に乳離れを行なった。
息子が乳離れすると我々両親の負担もかなり少なくなるし、
そろそろ実現したいところ。
嫁をいつもと違う部屋に軟禁し、作戦スタート。
息子はいつものように夜中に目覚め、猛烈に嫁を求めて泣きじゃくる。
ここでおっぱいをあげたら、作戦は終わってしまう。
仕方ないのでドライブに行く事にした。
そもそも息子は眠いので、5Km位走ったら寝た。
しかし家に帰るとすぐに大泣きモードに入ってしまう。
ドライブ→家を数回繰り返したが、
泣き声が半端なき大きさで、近所に迷惑をかけちゃいけんという事で車の中で寝させた。
でもワンワン泣きじゃくるので、最後は俺が降参。
午前3時、息子を嫁の所へ連れて行きました。
思いつきでやってみたのですが、これはとても大変な儀式です。
今までに無い規模の泣きっぷりで、とてもかわいそうな気分になります。
あと、おっぱいを飲むかわいい息子がもう見れなくなると思うと、それも切ないものです。
しかし、それは息子が乗り越えなければならない壁なのです。
この先、息子が色々と苦悩する場面が幾度なく出てくるのでしょう。
そしてそれは息子本人が自分で考えてクリアしなければなりません。
俺は朦朧とする意識の中で(そーとー眠たかった)、
子供が自分を100%頼りにするのは今だけなんだ、理解しました。
初めてこんな事を意識してしまう日でした。
延期になりましたが、近いうちにまた儀式をします。
広島には色んなタイプのお好み焼き屋がある。
俺が勝手に「レストラン系」と呼んでいる店の筆頭に、「楓」という店がある。
この店はまわりにトイザらス等大型店が多い為か、いつも行列。
30分待ちは当たり前。
同期の中村とこの店に行くと、いつも人が多くて断念してしまう。
しかし今回ばかりは彼の夢を叶えるためにも、1時間弱待ってみた。
ここのお好み焼きは麺が細い。初めて食べた時はびっくりした。
何件か麺の細い店で食べたが、ここが初めてだったような気がする。
4年振り位に行った。相変わらず美味しかった。
ビールでも飲めたら最高だったと思う。
俺が注文したのは「肉玉そばのねぎかけ」
店内で「肉玉そば」という云う時は、
小倉生まれの俺も「実は広島人じゃないのか?」と錯覚した。
広島のお好み焼きは美味しい。
それは観光客相手ではなく、広島市民が美味いと思う店で食べるに限る。
ちなみに宇部に「てぼ屋」という広島風お好み焼き屋があるが、
楓のお好み焼きととても似ている。
「出所は楓か?」とてぼ屋に行く度に思ってしまう。
どれが俺のかは、すぐにわかる。