旧プチ民宿高橋 山口編

宇宙、日本、宇部

うどんツアー 2日目 前半

2009-04-23 00:53:19 | うどん(香川)

2日目は午前中に行きたいうどん屋全てを攻めるプランです。
しかし、土曜日故の心配事が多かったです。1番の心配は「うどん待ち行列」。
それを避けるべく早めに宿を出て、開店前に店に着くという作戦を取りました。

 

 

朝風呂

珍しく朝風呂に入りました。小さな露天風呂に同期中村と2人で入りました。
朝だからテンションも低く、特に会話は無かったような気がします。
結構大きな女の子がお父さんと一緒に入ってました。
入浴後中村が「あそこまで大きいと、ちょっと問題じゃない?」と俺に問題提起してきました。

 

お宿→高松空港

高松駅前から始まる国道をそのまま南下すると空港に着きました。
国道沿いにはビルが立ち並び、高松のでかさを再確認。
空港までほぼ片側2車線。とても快適。途中、嫁の旧実家に寄りました。嫁は喜んでました。

 

高松空港

高松空港に来た理由は、空弁の「天ぷらうどん巻き寿司」を買う為です。
高台に造られた空港で、遠くは高松駅前のビルが見えました。
早朝の高松空港は警備員とお土産屋のおばちゃんしかいません。
肝心な巻き寿司を売っている寿司屋は開店前で、空弁は10時開店との事です・・・。
でも大丈夫。俺は事前に善通寺の仕出し屋で同じ物を買える事を知っていたので、
そこに予約をして、事なきを得ました。

 

山越うどん

「讃岐うどん=行列」というイメージがありますが、山越うどんはその代名詞じゃないでしょうか?
今まで数え切れない程のメディアに取り上げられ、俺的に1番有名なうどん屋だと思います。
しかもこの店は釜揚げうどんに生玉子を絡める「かまたま」発祥の店。
うどんカルボナーラとも称されるかまたまを、
発祥の店で食べると事がこの店でのミッションです。

あと、個人的に行列を1番警戒していたのが、山越うどんです。
なので、開店の30分前に着くように心がけました。
待ち時間でプランを狂わされても困り物なので。
予定通り車を走らせる事が出来たのですが、
お店に着いた我々は愕然とする光景を目の当たりにします。

既にお店の前には行列ができており、駐車場も第1と第2が満車でした。
予想外の厳しさに愕然としつつも、昨日と違いすぎる状況に唖然としつつ、
タンメンを第3駐車場(非舗装)に車を停めました。

お店まで歩く道すがら、お土産の袋をぶら下げた人々とすれ違います。
どうやら、既に開店している様子。もう客が開店している事に、ちょっと安心を覚えました。
俺等が行列に参加した時、行列は約75M位の長さでした。
15分待ちやったんかな?所詮うどんなので、回転は早いです。

店内に入った後、中村が全員のメニューを注文してくれました。
驚いたのは注文を受けたおばちゃんが問題なく全注文を通した事です。
俺達は15秒位で、注文した全てのうどんを受け取りました。

俺は欲張りなので、「かまたま小」と「かけうどんのひやひや小」の2杯のうどんを注文しました。
オープンテラス風の食事コーナー?(行ったら意味がわかる)で、全員うどんを食べました。
結論からいうと、ここのうどんが1番美味しかったです。
太くてコシのあるうどんは、まさに讃岐うどん。口に含んだだけで幸福感を覚えます。
ダシもイリコの風味が効いて、冷たくても美味しい。絶品です。
極めつけはかまたま。玉子のまろやかさが、うどんの麺とシナジーを生み出します。
ここの麺以外で同じ事をしたとしても、同じ結果にはならないと思います。
朝の9時前ですが「なんで大にしなかったんだろう?」と思いましたもん。

朝から全員絶頂を迎えてしまいました。

話は変わって、俺はずっと山越に行ってみたかったのです。
理由は昔にこの店に来た様な気がしていて、それを確認したかったのです。
俺が小学生の時に家族で四国旅行をした事があります。
この時に、すごくボロボロのセルフうどん屋に行って、
とても美味しいうどんを食べた記憶があるんです。

麺だけを貰って、セルフで「麦茶が出てきそうなマシン」から温いダシを注いで食べる。
俺の讃岐うどん体験の原風景ですが、そのうどん屋が山越うどんや気がしてならんのです。
当時家族旅行の「地図担当」だった俺は、
その店のまわりの地理情報を覚えています。
それに当てはまる店を探すべく多くの店の位置を地図上で調べましたが、
山越しか当てはまりません。
残念な事に店の名前を覚えてないんですよね。それがあれば一発なんですが。。。

今回山越に行って色々と考えていましたが、やっぱりその店は山越だったと思います。
店の外見は何となく見た記憶があるんですよね。
でも、店の中身は原型を留とらんのですよね。前述のオープンテラスみたいにね。
結局すっきりする事は出来ませんでしたが、まぁ昔行ったのは山越だったという事にします(笑)

 

Yamagoe1_2

朝から行列はキツイ。

 

 

Yamagoe2_2

気の遠くなるような行列。

 

 

Kamatama_2

元祖かまたまうどん。

 

 

やまうちうどん

とんでも無いところにあるという話は聞いていましたが、確かに凄いところにありました。
山道の国道をずんずん駆け登り、信号を左に曲がって小さな県道に入り、
怪しげな看板に誘導され踏み切りを越えて、急な坂をグイっと登った所にありました。
見つけた瞬間、ちょっと気持ち悪くて背中が少し竦みました。

今回の旅行で参考にした「麺通団3」はどこの店が美味しい等ははっきりと明記していません。
美味いとか美味しくないなんて野暮な事だし、そのような姿勢には好感が持てます。
そんな麺通団3にて、遠回しに1番美味い店と紹介されているのが、このやまうちうどんです。

それは行かずにはなりますまい。

あと、この店は昨日行った「宮武うどん」の系列、通称「エッジが立ったねじり麺の宮武系」です。
宮武系の評価は高く、期待大ですね。

このお店はうどん屋ですが、花の苗やゴルフのロストボール等関係ないものも売ってました。
基本的に怪しい雰囲気が炸裂です。

心配していた行列も無く、すんなりとうどんにありつく事ができました。
注文は注文係の中村が行いましたが、店員のおばちゃんと揉めてました。
あえてそれは無視ですけどね。

俺は「かけうどんひやひや+かき揚げ」を注文しました。
一口食べてそれとわかる田舎うどん。モサモサした感じで、福岡の「おきゅうと」食べてる感じ。
かき揚げは不思議な事に「どん兵衛天ぷら」そばのそれと同じ味がした。

味的な印象ですが、イマイチぱっとしない感じ。
前に行った山越のインパクトが強すぎたのか?どうも普通な感じがしてならない。
今回のツアーにて、1番印象に残らない店となりました。

行った順番が悪かったかなぁ。 また香川に行くならば、是非再訪したいお店です。

Yamauchi

 

こんなうどん屋でした

 

 

Yamauchi2

やまうちのかけうどんひやひや

 

 

谷川米穀店

やまうちうどんから更に20キロ程南下した、とんでもない田舎にある店。
小倉でいうと、道原みたいなところある。

この店は以前「でぶや」に出た事があり、その時にナビゲータをしてた南原(香川出身)が
「奇跡のうどん!」と紹介した店。
なんで奇跡のうどんなのかというと、南原の友達がお替りを12杯したかららしい。
それを聞いて触発されたのか?石塚を筆頭に出演者全員が大量のお替りをしてた。

その奇跡とやらを、俺達も味あわなければなりますまい。

この店は11時開店ですが、かなり用心してかいてん40分前に到着しました。
そこでは山越よろしく、非常にみんながっかりさせる光景が広がってました。
まず行列が150M位できてました。駐車場は超満車で、付近の道路は路駐の嵐。
とりあえず、言葉を失いました。開店40分前やん・・・みたいな絶望感。

同期の中村とまみたんを行列に突撃してもらい、俺は駐車場を探しました。
幸いな事に店近くの休日診療所の第2駐車場がガラ空きで、
そこにこっそりタンメンを停めました。内緒ですけど。

それからひたすら自分達がお店に入れる時を待ちました。
この店はお客さんのお替りを優先する店で、お客の回転はすこぶる悪いです。
息子は行列近くの階段で遊ばせ、俺達は色んな話をしながら辛抱強く待ちました。
1時間位まったんなかぁ。

お店に入りました。ここのメニューはうどん大or小×ぬくいor冷たい+玉子しかありません。
俺はとりあえず小の大+玉子を注文しました。注文したら5秒位でうどんがきました。
この店で特筆すべき事はうどんの食べ方です。
醤油をかけるか、お酢をかけるか、自家製唐辛子をかけるか、
それらを組み合わせるか、しかありません。俺はとりあえず醤油をかけて食べました。

ここのうどんは味的に讃岐うどんを感じさせないものでした。
ていうか、どこにでもあるような感じで、別段美味しいというものではなかったです。
また、醤油が相変わらず塩辛く、ちょっと苦戦を強いられる事となりました。

しかし、このうどんの舌触りは初体験なものでした。
なんやろ?ところてんを食べてるみたいに、いやそれ以上に滑らかな感じ。
今まで食べたうどんが「男」なら、ここのうどんは明らかに「女子」。
味以外の要素で驚かされてしまった。

その時点で俺はお腹いっぱいでしたが、貧乏根性からもう1杯お替りをしました。
今度は唐辛子をかけて食べたのですが、
タバスコ風の味と滑らかなうどんがマッチして新鮮でした。無茶苦茶辛いけど。
「これは空腹やったら10杯はいけるかも!」みたいなうどんです。

香川には本当に色んなうどんが存在する。
多くの人に海を越えさせる魅力を感じざるを得ません。
この谷川米穀店でそれを痛感した次第です。

Tanigawa1

いきなり凄い行列

 

 

Tanigawa2

列の最後尾に来てみた。

 

 

Tanigawa3

まだまだ行列は続く

 

 

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店内まであと少し

 

 

Tanigawa5_2

店内の様子

 

 

Tanigawa6

肝心なうどんの写真は、ブレてしまっている・・・・・

 

7:15 お宿

7:45 高松空港

8:40 山越うどん

9:20 やまうちうどん

10:20 谷川米穀店

つづく

 

 

宇部に帰ってから知った谷川米穀店のHP。優しい気持ちになれる不思議なHPです。
http://www.tanikawa-udon.jp/


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