俺の宝物はギブソンの「J-50」というギターです。
はっきりいって自分の身の丈に合って無いギターでして・・・・、
45歳までの誕生日プレゼントと引き換えという条件で購入しました。
※ちなみにあだ名は「ボブ」です・・・。
今年で買って4年目になるのですが、調子がかなり悪くなってきました。
悲しい事に表板の膨らみより、弦高が12フレットで
6弦→5mmm、1弦→4mmとなってしまった為、やむなくリペアに出しました。
そして、こないだ我が家に戻ってきました。
残念な事に表板の膨らみはどうしようにも出来ず、
ブリッジ削り、ナット交換、ネック調整で¥15,000でした。
弦高は何とか6弦→3mmm、1弦→1.5mm程度まで下がっており、
この調子であと30年は持って欲しいところです。
しかし、このままだと悲劇は繰り返されるので、ネットで保存方法について色々と調べてみました。
調査開始5分程度で嫌になったのですが、姓名法と同じで色んな意見が存在し・・・結局矛盾する。
その中で、共通する理屈を元に、自分なりの対処方法を考えてみました。
ギター劣化原因の大きな要素は「湿度」です。
ギターは湿度50~60%を想定して設計されており、1番快適なのは人間と同じで「55%」。
60%を越えると表板膨らみやネックの反りが。逆に40%を切ると表板にクラックが入るらしい。
「保存時に弦を緩めるか?」も「ケースで保管するか?スタンドに保存するか?」
という都市伝説めいた部分の可も不可も湿度環境に左右されるのでしょう。
俺は会社に置いてある湿度計を「明日持ってくるから」と云って家に持って帰り、
我が家の部屋の湿度を測定してみました。そしたらその結果に驚いたのですが、
ギターを置いている部屋 65%
テレビの部屋 70%
洗濯物を干す部屋 75%
寝る部屋 85%!
多分、アパートだから狭くて高気密だからだと思われます。
そんな事はどうでもよく、我が家はボブにとってはかなり暮らしにくい環境である事が分かりました。
以上を踏まえ、とりあえず俺はボブを以下のルールで保管することにしました。
・弾かないときは、ハードケースに入れる。
・弾かないときは、弦をペグ②回転程緩める。
・なるべく10分/日は弾くように努める。
・弾いた後は、ポリッシュでウンザリする程磨く。
・天気の良い日は、ハードケースを干す。
・週末、湿度計を買いに行こう。
あと興味深かったのは「経験では、神経質に管理しても、
管理ぜずに弾きまくったギターの方が寿命が長い」という誰かの意見。
事実、楽器を振動させる事は、水分吸収を妨ぐ作用もあるのだとか。
最後に、この身の丈に合わないギターをもっと有効活用しなければ、元は取れないと痛感してます。
嫁にも「とーちゃん、プロでもなんでもないんやけ、こんなギターいらんかったやん!」と一蹴される始末。
事実、結婚式の余興で使用する程度で、後は週末お庭で弾く位。
なので、路上で弾いて歌ったり、自主作成CDを作るような「活動」をせんといけんのやろうね。
その時の1人ユニット名は「カリペロ」にしようかと思うけど、これまた嫁がいい顔せんやろうなぁ(笑)