お疲れ様、そしてありがとう！

シルクリベラルの引退が決定しました。
せっかく、秋の中山を睨み帰厩したとたんに屈腱炎発症。
年齢的にもかなり厳しい状況で、引退は止むを得ないところです。
調教時計も良かっただけに尚更もったいないと思いました。
昨年のチャプターに続き、今年も憎き屈腱炎に愛馬が蝕まれてしまいました。

彼に出資する時は他にも候補馬がいました。
シルクルーセントにシルクデュエリスト。
この２頭については、北海道に行った時に、
わざわざ牧場に見学に行ったくらい、
出資に偏っていました。
しかし、その後「号外」で見たリベラルにビビビッ！と来ちゃいまして、
全てが覆ったといういきさつがあります。
何故リベラルだったのか？
①ダート中距離で活躍しそう
②障害適正が高そう
③丈夫そう
この３つが主な理由でした。
特に②については、予定厩舎が矢野進厩舎。
矢野厩舎と言えば、障害育成の名白楽ですからね。

リベラルは２歳でデビュー戦を迎え、
鞍上は田中勝で４番人気と先々楽しみでした。
しかし、リベラルは気性が悪かった・・・。
その気性のせいで、いい成績を挙げることができませんでした。
レース前に放馬し、出走取り消しになったことも・・・。
ある意味主役でした（爆）
２歳の暮れに早々と去勢が決定。
センとして３歳を迎えます。
しかし、結果は・・・散々でした。
僅かに東京ダ１６００で５着が最高着順。
そして、未勝利で障害入りが決定します。

スピードがない仔でしたので、
東京よりスタミナ重視の中山が合うだろうと思っていました。
案の定東京では全く走らず。
で、中山でも結果が伴いません。
この時は正直引退を覚悟しました。
しかし、名白楽はリベラルを見放さなかった。

年明け緒戦でなんと３着に来たのです。
ブービー人気での快走に驚きと、納得が行ったり来たり。
そして３走後、ついに勝機が訪れます。
が、僅かの所で、勝利がスルリと零れ落ちました。２着。
しかし、成長したリベラルをみると、
優勝も時間の問題と思ったものです（中山に限りますけどね。）
しかし、障害未勝利馬に降りかかる難題は想像以上でした。
除外との戦いが待っていたのです。
リベラルは中山コースで力を発揮する馬なのです。
東京や他のコースではスピードで確実に負けます。
描いていた得意コースをなかなか使えず調子は下り坂。
名白楽だった矢野進先生も勇退になり、転厩。
転厩後もいい状態で使えず惨敗。

そして・・・屈腱炎・・・。
未勝利の身でありながら、２０戦よく戦いました。
屈腱炎が落ち着けば、地方でもまだまだやれると思います。
なんとか、再起してもらいたいと思いますが、
現実は厳しいでしょうね。
この仔には中山障害勝利の夢を託していました。
残念な結果になりましたが、
よく頑張ったと思います。
お疲れ様、そしてありがとうシルクリベラル！