徒然なる日記

映画、音楽、本からテレビやCMを含めた広告全般の話まで。好き勝手に綴っていきまーす。

ここ最近。

2010年10月28日 | 仕事
非常に厳しい状態が続いている。
外部環境の変化で創業間もないうちの会社は揺さぶられているのです。。。
開設したばかりの大阪支店を閉めるかどうか、というぐらいの危機。

もちろん、どう判断するかは自分次第。
こんなこと、誰に話せるわけもなく。

11月1週目までの情勢で決めよう。
そこがエンドライン。
いま色んな手を打って打開しようとしているところ。
頑張らねば。


会長からは、
「アクシデントそのものは、不幸ではない。
 それにどう判断し、どう対処するかで、幸か不幸が決まる」

と。
そう、その通りかもしれん。
だから、どんな逆境でも結果的に「幸」になるようにするだけ。

君主論

2010年10月25日 | 
先日、うちの会長と話した時に、マキャベリの話になった。
で、会長に
「え??マキャベリを読んだことないの??」
と「冗談でしょ?」みたいなノリで驚かれた。

そりゃ「君主論」というタイトルぐらいは知ってますけど・・・
読みます。はい。

というわけで、さっそく読んだ。
マキャベリというと、冷酷な人というイメージ(おそらくメディアの影響だろう)であったが、
ちょっと印象が変わった。
やはり一方を聞いて沙汰するなってことですねぇ。



気になったことをメモしてみると。。。

・壊した上でつくる。
ローマ人は、カルタゴを領有するのに、都市を徹底的に壊滅させた上で治め、奪われなかった。
スパルタは、そのままの状態で少人数による政権を作ったので失敗した。
中途半端に活かしてやろうとするとコケるんですな。
そこから鑑みるに、企業も買収した場合は、いち早く解体して、ルールなどを全て新しく作り直すか、親会社に合わせさせる必要がありそう。


・場合によっては、悪も。
人間が現実に生きているのと、人間いかに生きるべきかというのとは、かけ離れている。
だから、人間いかに生きるべきかを見て、現に人が生きている現実の姿を見逃す人間は、
自立するどころか、破滅を思い知らされるのが落ちである。
なにごとにつけても、善い行いをすると広言する人間は、良からぬ多数の人々のなかにあって、破滅せざるをえない。
したがって、良くない人間にもなれることを習い覚える必要がある。
きれいごとだけではダメってことですな。
必要に応じては、悪を利用しなければならない、と。

政権の存亡にかかわるやむを得ない場合には、ちょっとした悪は利用し、悪徳の評判など、構わず受ければいい。
よくよく考えてみれば、たとえ美徳と見えても、これをやっていくと身の破滅に通じることがあり、
他方、一見、悪徳のように見えても、それを行うことで、自らの安全と反映がもたらされる場合があるからだ。

(この辺りを誤解されているような気がする。目的のためには手段を選ばないと思い違いされているのでは)



鷹揚なリーダーは、一見よさそうに見える。
しかし、その気前よさは、少数の者に褒美を与え、大多数の者を傷つける。
リーダーがこれを修正しようとすると、途端にケチだという悪評になってしまう。

だったら、最初からケチでいい。
節約によって歳入が足り、民衆に負担をかけずに大事業を成せるし、評判も高まる。
大事業は、むしろケチなリーダーしか成し遂げていない。
ユリウス2世、ルイ12世など。
節約により、税金は軽減でき、貧乏になってもみくびられない。
カエサルは、皇帝になるまでの過程で鷹揚だったから成功した。帝位についてからも鷹揚なであれば長続きしない。


・愛されるより、恐れられる。憐れみ深さより、冷酷さ。

アルプス越えでローマ軍と戦ったことで有名なハンニバルは、その冷酷さゆえに部下から恐れられ、敬服されていた。
スキピオ(ローマ)は、傑出した人物ではあるが、その温情さゆえに、部下の統制が取れず、反乱が起きたりした。

民衆が愛するのは、かれらが勝手にそうする。
しかし、恐れられるのは、君主が意図的にそうするのだ。ただし、恨みをかってはいけない。
(この辺りの演出の仕方は、リーダーとして重要な技術ではないかと思う)


信義を守り、公正明大に生きる。良さそうだが、それを後生大事にするのは有害だ。
その性質を持っているように見せかけることが重要だ。
信義に厚いとか、人情味がある、裏表がない、けいれんだとか、そう思わせるべき。
いざという時は、これらを捨てる心構えが必要。
(清廉潔白だけでは、組織をリードできないということですな)




・・・むぅ
マキャベリは、かなり人間を現実的に捉えた人です。
だから、キリスト教が強かったこの時代(1500年ぐらい)では、発禁になったのもうなずける。

これ以外にも「戦術論」を出しているので、読んでみたい。
ただ、この本もそうだが、若干読みづらいので、多少の気合いが必要だが。。。

イギリスのグロテスクな動画。

2010年10月24日 | 広告
これは、いかつい。
イギリスでの、毎年10%炭素ガスをカットしましょうね!という活動。
やってることはええねんけど、そのプロモーション動画がえげつない。

脚本は、『フォー・ウェディング』や『ブリジット・ジョーンズの日記』などの映画を手掛けているリチャード・カーティス。
これ、作っている最中に、誰か言わんとあかんで・・・。

内容は、簡単に言うと、このプロジェクトに乗り気でない人たちが、ポチっとボタンを押されて木端微塵になるという・・・
やりすぎ!!

これをランチしながら観てしまったわたくしに同情してください



まぁねぇ。
広告を作っていた時も、「これめっちゃええアイディアやん!」ってウキウキして人に見せたら、
「は??全然意味わからん!」と言われたことが何度もありますが。

とてもいいことだと思い込んで、思い込みすぎて、客観性を欠いた作品になるんですなぁ。

チュモン

2010年10月19日 | テレビ
やっと見終わった~!

「チュモン」




これは、ものすごい大作だった。
PVはこんな感じ。




紀元前80年頃の話。
漢の時代。
朝鮮半島で栄えていた古朝鮮は、漢に駆逐され、流民となって全土に散らばった。
その流民たちをチュモンがまとめて、漢を半島から追い出し、新しい国「高句麗」を打ち立てるというストーリー。

韓国ドラマは、面倒くさい話が多く、全く見る気がしなかった。
現代のドラマはもちろんのこと、チャングムなども、チマチマした内輪もめという印象が強く、
陰謀だの何だのってジメジメした感じが本当に苦手で、全く触れなかった。

で、たまたま週刊誌で「男性でも見れる韓国ドラマ」という記事があって、「お!これは!!」と思ったので観たらハマった
ただし、DVDは全部で39巻あるので、一度観始めたらかなり時間がかかる。

でも、韓国で平均視聴率40%超えというすさまじい数字でも分かるように、素晴らしい出来。
レンタルでコツコツ観てたので、1年以上はかかりました

そのうち、DVDボックス買いたいなぁ。

チリの鉱山事故で広告かぁ。

2010年10月18日 | 広告
やっぱりアメリカの会社は、上手いことやりますなー。

チリの事故で救出された作業員達が、妙にみんな同じサングラスしているなーと思っていたら。
オークリー社が提供していたそうな。

おいらもスキーのゴーグルはオークリーで気に入って使っています。

この記事によると、450ドルするサングラスだとか。
しかも、今回の事故は、世界中に報道されていたわけで、
広告費換算すると、なんと4100万ドル相当!!

抜け目ないっすなー。
見習わんとあきません。はい。

海兵隊式リーダーシップ

2010年10月16日 | 備忘録
気になったので、メモとして。

昔の戦争は、戦場も相手の状態も分かった状態で衝突することが多かったので、
上から下への一方的な命令・絶対服従で統制していた。
しかしながら、ベトナム戦争を境に戦争が変化。
その後の湾岸戦争やイラクなど、ゲリラ集団などを相手にすることが増えた。
そうなると、後方の本部からの指示では対応しきれない。
よって、大筋の方針は決めた上で、あとは部隊長にある程度権限を渡して、現場で随時判断させることが多くなった。

そんな中、アメリカでは、「Be Know Do」と呼ばれ、体系化されてきた。

◆Be
「リーダーとして、どうあるべきか」という品格。

忠誠、義務、尊敬、無私の奉仕、名誉、高潔、個人的勇気。


◆Know
リーダーとして、「何を知るべきか」

コーチングやカウンセリングといった「対人的なスキル」
創造的な思考や論理的な推論を含む「概念的スキル」
職務遂行に必要な知識や能力など「技術的スキル」
目標達成のために必要な用兵や予算、交渉などの「戦術的スキル」


◆Do
上記の2つを踏まえて取るべき行動。
部下や組織とのコミュニケーションを意味する「影響」
計画立案から達成までの「実施」
組織をより良いものにする「改善」


最近は、海兵隊などの司令官クラスが退官して、企業の戦術コンサルティングなどを始めるケースが増えているみたい。
興味のある分野なので、タイミングを見て本でも読んでみたいところ。

東京に戻って。

2010年10月13日 | 
9月末に大阪から戻ってきて、あっという間に2週間。
ホント早い。
大阪支店は順調な滑り出しで、なかなかいい感じです。
ただ、会社を取り巻く環境は、決して順風満帆とはいえず、厳しい舵取りをしていかねばなりません。


さてさて。
「2週間ぐらい行ってくるわ!」と言って家を出て、1ヶ月帰らなかったわけですが。
ここはひとつ、奥様の接待をしなければ、ということで。
新宿の高島屋にある、「天厨菜館」に行ってきました。
この店は、台北に本店がある中華料理店で、東京でもいくつか支店があります。

今回は、コースでオーダーしましたが、どれも絶品。
特に北京ダックが美味かった。
調子に乗って、紹興酒を5合も飲んでしまい、かなりいい調子でした
ただ、コースだと量が多すぎる感じがするので、単品で適量を頼んだ方がいいかも。

個室もあるので、忘年会にもいいなぁ。

ソフトバンクのCM

2010年10月03日 | 広告
2日からオンエアになっている、浜崎あゆみ×お父さんのCM。




これは、6月ぐらいからtwitter上で芸能人と企業の社長が直接やり取りして出演が決まるという
レアな経緯で話題になっていた。

そのtwitter履歴はこちら。
http://togetter.com/li/26690

こうすれば、話早いもんねぇ。
普通、キャスティングってかなり大変だもん。
でも、ギャラを考慮せず、社長が即答するってところがソフトバンクっぽい。
これぐらいの会社になると、宣伝部長なんかはすごく面白いし、個人的にも名前を売れたりするんだけど。
ソフトバンクの場合は、孫さんがほとんど決めてるんだろうねぇ。
そう考えると少しかわいそうだな・・・。

それにしても、オープンな場でキャストを決められて、あとよろしく!って言われて
作りきった澤本さんもスゴイ。