電通を近代化させた有名な社長、吉田秀雄氏について書かれた本です。
広告ビジネスのシステムをどう変えていったのか、または吉田氏の人となり
など、部下の視点から色んなエピソードを交えて語られています。
上司とはかくあるべし、と思う部分がいくつもあって、参考になりました。
ちなみに、その吉田氏が作った「鬼十則」は結構有名です。
1.仕事は自ら創るべきで、与えられるべきではない。
2.仕事とは、先手先手と働きか掛けていくことで、
受け身でやるものではない。
3.大きな仕事と取組め! 小さな仕事は己を小さくする。
4.難しい仕事を狙え!
そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5.取組んだら放すな! 殺されても放すな!
目的を完遂するまでは...。
6.周囲を引きずり回せ!
引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地の開きができる。
7.計画を持て! 長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、
そして正しい努力と希望が生まれる。
8.自信を持て! 自信が無いから君の仕事には、
迫力も粘りも、そして厚みすらがない。
9.頭は常に全回転、八方に気を配って、一部の隙もあってはならぬ!
サービスとはそのようなものだ。
10.摩擦を怖れるな! 摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。
でないと君は卑屈未練になる。
今の自分を考えると、グサッとくるのがいくつかあります。。。