徒然なる日記

映画、音楽、本からテレビやCMを含めた広告全般の話まで。好き勝手に綴っていきまーす。

中島らも。

2007年01月29日 | 
株式会社日広エージェンシー 企画課長 中島裕之




亡き中島らもの広告代理店時代を社長が回想するという構成。
手書きの企画書なんかがあって。
興味深い内容でした。


「広告拒否症候群にはどんな注射が効くのだろうか。」
 この時点からもう20年。未だに答えを探しています。

「混沌のなかではみんなが、迷い子だと悟られまいとする。」
 だから安易に飛びつかない。

広告拒否症候群の若者たちは、数多ある音楽のジャンルすらも「音楽産業のウリのためのレトリック」だと見抜く。


「『はなせる会社となら遊んでもいいわ。』と彼女は言った。」
 これ、広告を作る側としては沁みますなー。
 しかもこのフレーズ、企画書に書いてあるんですよ。
 中島氏は雑誌広告上で消費者と遊ぼうという挑戦的な試みをし、成功した。
 雑誌上で時間差はあるものの消費者参加型を作った。
 はなせる会社・・・。この言葉、忘れないでおこうっと。