思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

谷根千の人気者は辛い?

2014-04-28 12:00:00 | その他趣味

思いのほかの晴れ模様で暑かった昨日の午後は、久々に谷根千へ行った。もちろん、一箱古本市の初日を“視察”するために。
結果、いろいろ参考にはなったが、来月3日(土・祝)に出店予定の拙店(「人力旅人の本箱」)の箱は、大幅な変更はなしでこれまでと同様の体でいくことを決めた(マンネリや無骨と言われても引き続き気にしない、つもり)。
そういえば、「谷根千」は今やウィキペディアにも立項されているのね。まあ近年は各種媒体の取材の影響もあって、東京都内でも有数の観光地になってきたからなあ。僕がこのへんを初めて訪れた7年前よりも明らかに人出が増えた実感もある。

それで、今年は一箱古本市には出店していないので、「谷中ぎんざ」のメンチカツほか揚げ物を扱う惣菜店も20人以上の行列ができたりして大賑わいの大型連休前半の活況ぶりを狙って、便乗で出店していた会社のようなもの? も冷やかしてきたが、それなりにいろいろ売れていたらしい。
谷中ぎんざで惣菜を久々に買ったが、今月からここでも1円単位で値上げしていたのがややショックではあるが、致し方ないのか。

で、一箱古本市のスポットをすべて巡って毎年恒例のスタンプラリーも完遂したあとの日没前後に、「夕やけだんだん」の階段のそばの非公式出店の隣でうだうだしていると、普段から階段付近によく現れてまったりする猫たちに行き交う観光客が喰い付いて、写真撮影大会が間断なく行なわれていた様子も観察した。
良質のカメラ(まあ大半がデジタルの、ミラーレスとか)を持ち歩いている人のなかには、「写真」と「街歩き」というふたつの趣味を組み合わせて訪れているようないわゆる“カメラ女子”も多く、上の写真のように猫の目線の低い位置でカメラを構えるなどして一心不乱に良いカットを狙う人もいて、猫としては注目を浴びるのが良い気分なのかどうかはわからないが満更でもなかったようだ。

が、被写体として振る舞うのに疲れた? 2匹いたうちの1匹が時折こちらの出店のほうに逃げてきて、僕らに救いを求めるような顔をしていたが、常連というか普段から猫の世話をしているらしき近所の? おばさんに連れ戻されて再び取り囲まれて撮影会が再開、を繰り返していたのが可笑しかった。それと同時に、やや気の毒に思ったりもした。
でもホントに嫌だったら猫たちもその場を離れればよいので、そこに留まり続けたということは人目につく場所で被写体になるのがやはり好きなのか、それとも一見の観光客に向けて自分(猫)たちの名前や普段の生活について我が子のように朗々と解説するおばさんへの義理立てなのか。
人けの多い地域で生きる野良猫にも人間のようなしがらみがあって、特に休日に「招き猫」を演じるのもいろいろ大変なんだなあ、とやや同情した。

しかしまあ、3日は出店で慌ただしくなるので、その前に久々に良い休日となった。
今週は、まだ全然進んでいない3日の出店の準備に勤しむ所存である。今回は過去最高に遅れているのだが、当日に間に合うのだろうか……。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿