思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

「ふるほん日和」のCEOって……

2011-03-06 23:45:27 | その他趣味
昨春から東京都・東向島の「鳩の街」で動いている井戸端古本マーケット「ふるほん日和」の第3回を来月2日(土)に催すことになり、さらにはこの主催者のひとりの(盟友の)放浪書房・とみーが自らの普段の活動で得た人脈を活かして同時開催で近隣の東武伊勢崎線・曳舟駅前で仕掛ける「曳舟ブックマルシェ(全国古本屋巡り)」も1日(金)~3日(日)に街の催しに組み込まれるカタチで3日間催される、と最近知った。

ふるほん日和には昨年4月の第1回と10月の第2回に客として一応覗きに行ってはいるひとりとしても、なんだか回を追うごとに規模が拡大してだんだん盛り上がってきていることに驚く。
まあ最近では先週にこの直近にあって建設中で話題の東京スカイツリーがついに高さ600mを越えて、周辺の観光も徐々に盛り上がり、そんななかで古本関係の催しも引き続き仕掛ける様子と、他所者の地域との溶け込み方を面白く視ている。

で、この公式ブログに、先月中旬に今回の打ち合わせが行なわれたときの模様の一部を撮影したYouTubeの動画がリンクされていて、先日それを観て笑った。とみーがふるほん日和のCEO(最高経営責任者)に就任? しているとは。なんだそれ。
まあ、以前に演劇を少々かじっていた彼らしい演出ではある、ということをこれからその動画を観る方のために一応補足しておく。ここ2年で専門機関で広告の勉強をしていた成果もこれにかなり表れているかな。

ただその所信表明のなかで、なぜ「鳩の街」で古本の催しを行なうようになったのかというマジメなことにも触れていて、まあざっくり言うと地域活性化についてだが(昨年から長野県・小布施でもこれに近い意図で始まったという話を聴いたが)、それに関しては僕も最近思うところがあって(各地を巡る旅にも少々関連のあることかも)、旅と本(主に古本)を掛け合わせたい者として共感できるふしはある。
一般的に活性化というと企業や公共事業の誘致によって金儲けや利権の拡大に走ることが目立つが、それとは大きく異なる草の根レベルの、地域とその住民との手弁当から始まる? 誰にでも身近な「本」を共通項としたつながり方の一例として興味深い。

これをブログやツイッターで文章のみならずYouTubeやUstreamなどの動画で、という今どきの見せ方もより訴求力があるし、いいんでないの。古本関係で毎年お世話になっている谷根千の不忍ブックストリートでも昨年から後者をフル活用しているし。特にiPhoneでそれが手軽にやりやすくなったのが大きいみたいね。日いづる他国の地域活性化にまで大なり小なり影響を与えるとは、恐るべし林檎マーク。

というわけで、そのリンクされた(良い意味でバカだなあ、と軽く呆れもする)動画が結構面白いので、観てみるとよいかも。

それで、そのふざけたCEO? と前々から太いパイプのある僕としては、実は「ふるほん日和」には初回から事前に出店で誘われているが、タイミングの問題でこれまで見送ってきた。で、今回も今年1月にそのエセCEO? から最初に来月の話を聞いたときには予定が微妙だったので即答はせずに出店は控えていた。それにただでさえ毎年今頃は花粉症で何事もやる気が失せるしなあ。

ただ、当日の予定は一応空けてあるので、最低限は客として再び覗きに行くと思うが、欠員が出たときとか場合によってはコネで出店することになるかもしれない。まだはっきり決まっていないけど。
まあそれでなくても、ほかにももうひとりの主催者の甘夏書店さんをはじめ古本関係の知り合いがちらほらいることもあってそろそろ何か手伝いに行けたら、という意識はあるけど(昨日にプレイベントとそのあとに「集団内職」的な集まりがあったが、残念ながら行けなかった)、さてどうなるのだろう。まず今月下旬まである本業の仕事を片付けないと始まらないよなあ。
まあどこかしらで間接的にこの催しに一枚噛むことになるかも。

来月の第一週の週末は、スカイツリー見物と併せてぜひ。



10年10月23日(土)の鳩の街通り商店街。この日の第2回のふるほん日和は、台風襲来で足下は悪くてやや大変だったが、それでも盛況だった。
この写真では閑散としている感じだが、これはまだ11時の開始前のときで、このあと人通りは結構あったのですよ。


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