温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

カバキコマチグモ(樺黄小町蜘蛛) 母は、子に身を捧げます!

2019年06月29日 | 動物
 ① 野原でイネ科の植物に、先端の葉がまかれているのをよく目にします。



 ② 先端の葉を引っ張って、壊してみると、小さなクモが出てきます。
 カバキコマチグモ(樺黄小町蜘蛛)です。
 実は、小さくても毒蜘蛛で、咬まれると、針でえぐられた激痛が走り、発熱、頭痛などが起こります。
 子どもの頃は、蜘蛛が出てくるのが面白くて、よく遊びましたが、咬まれなくて良かったですねえ。



 ③ 別のカバキコマチグモ(樺黄小町蜘蛛)の巣です。



 ④ そっと外してみると、白い袋状のモノの中に母クモと卵がいました。


 ⑤ 卵は100個ほどで、10日後には孵化します。
 孵化した子クモは、巣の中で母親を食べて育ちます。
 すさまじい母親の愛(?)ですねえ。
 人間でも自立するのに時間がかかり、親のすねまでかじってしまう人が増えましたがねえ。
 
 

 


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6 コメント

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カバキコマチグモ (諦念おじさん)
2019-06-29 20:31:40
子供の頃、よく見掛けました。なつかしいですねえ。でも、すさまじい子育てをしているんですねえ。この巣の見方が変わりました。
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おやまあ! (Mota)
2019-06-29 21:48:40
おやまあ!
生まれた子クモたちは母親の体全部を食べちゃうんですか。
食べられるときの痛さというのはないのでしょうかねえ。
なんともすごい生態です。
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こわっ! (たいぴろ)
2019-06-29 23:08:20
こういう折曲がった草、見たことあります。きっと虫が入ってるだろうと、中を開けることはなかったですが。
親を食べて成長するとは、すごいですね。
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-諦念おじさんへ (温泉ドラえもん)
2019-06-30 15:16:19
 この毒蜘蛛のことを知らない子供頃は、よく巣で遊びました。
 孫にはよく知らせますね。
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-モタさんへ (温泉ドラえもん)
2019-06-30 15:17:45
 食べられるとういことをどのように意識しているか分かりませんが、DNAに刻み込まれた運命ねんでしょうねえ。
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-たいぴろさんへ (温泉ドラえもん)
2019-06-30 15:18:37
 小さいころは、面白くてよく遊びました。
 孫には、毒蜘蛛だと知らせなくてはねえ。
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