四季を詩織る

雲と風と花を追いかけて

もつれ糸

2016-08-30 11:39:03 | 日記

むき合えば苦しみ熟れしもつれ糸ほぐれし晩夏の詩影愛し


愛が溢れて何時しか


干渉と言う文字に変化していく


ああ~~言葉も化学反応を起こすのか。


何度そう想っただろう~~

愛することよりも


労わりあうことを心情として生きて来た。


それが愛の化学反応を起こして


束縛となった。


愛の光を・・・


身に纏い・・・・


澄んだ心音を奏でたい。


後悔のない生き方と信じて命を紡いで来た。


愛の光と影・・・・


心の化学反応を計算しない愛はないのか・・・


持て余す愛の償いを歌に託して・・・







母の呪文

2016-08-27 08:27:49 | 日記

ゆるせればかろき背と道拓けると母の呪文をつぶやく香に


右往左往する台風の目に


気配りに疲れた心も切り替えざるを得ないが・・・


何時までも・・・


波打ちながら


寄せては返す


母の呪文が香の中に陽炎


最高の愛とは許すことだよと・・・


朝ごとに身を洗い


心を洗うなら


すべて許すことだよ。


誰に言うのか


呪文のように呟いた。


仏前に母を引き寄せれば聴こえてくる


許せば身も心も軽くなると・・・






高ぶる夜明け

2016-08-26 04:30:50 | 日記

むなしさと名残り行き交う虫の声時雨の虹に高ぶる夜明け



夜明けの窓に虫の声が響く


静けさが良い・・・


開放された自由に憩えるのは束の間


やっぱり温もりが欲しい。


開放されたいと想ったあの日が恋しい。


自由と開放の間を


静けさと賑わいを行き交う心の虚しさ・・・


変化と平凡を行き交う愚かな心を


時雨れる夜明けの虹に癒される。








憩える孤独

2016-08-24 13:34:55 | 日記

賑わいのつかれの雫にひかる床カサブランカゆれて憩える孤独

汗が滝のように流れて・・・


拭いても・・拭いても


体のどこかに噴水が湧き出すように


汗が飛び散る。


あれもしよう・・・


これもしなければ・・・


そう想った暑い夏があっと言う間に去った。

静かになった床板に賑わった埃と汗が滲む。


暑さを逃れて


疲れを配分して・・・


体力にみあった愛を紡ごう・・・


静かになった汗の雫を拭き取りながら


静かなひと時が楽しい。


寂しさが憩いに変わり


一人居の住処も良いなあ~~


孤独が溶けて


横たえる体に寂しさが癒しに変わる。