四季を詩織る

雲と風と花を追いかけて

うばわれて

2016-05-30 07:41:58 | 日記

うばわれてなげ出す視線の夕間暮れかがやく魅惑のサボテンの花





淡き陽を


求めてかがやく


夕ぐれの


灯りにうごく



サボテンの花





謎秘めて


夕暮れかがやく


サボテンの


永久の魅惑が


漂う灯りに






飽きず観る


幾年めぐれど


サボテンの

魅惑漂う


夕暮れの辺に



揺れ動く


言の音燃えて


夕闇の


誘う灯りに


花ごころ浮く



沸くままに

花の調べに


浮き立ちて

侘しさ溶けて


ひらくサボテン














若葉風吹けば

2016-05-29 07:03:18 | 日記

若葉風吹けば言の芽緑香のただよう心の夏野ははやる


肩をかすめる皐月の風に心が騒ぎ


落ち着かない視線が山路を走らせる


湯煙の立つ思い出の道を辿れば


まだまだ目覚めない早春が



残雪を纏い若芽が動き出す



吹き上げる若葉の風が


新芽を目覚めさせる。


何度辿った道だろう。


褪せない青春が夏を思い出させる。


登山に挑んだあの頃の山路をドライブした。








色香を指にやどせば

2016-05-27 14:16:37 | 日記


歌詠めばいたむ傷口言の花咲かす色香を指にやどせば



風の揺らぎの音もなく


胸の鼓動が静かに流れる。


穏やかさが平凡に変わった。


寂しさが広がる窓辺に


視線を投げかければ・・



薔薇一輪の鼓動がリズムを生み・・


指先に伝わって来た。


歌ひとつ詠めば静かなときの調べが



微かに揺れる花びらの調べを生むかも知れない。



静かな胸のリズムが



薔薇の調べを綴るだろう・・・・



そう呟く・・・・








袖ふれば

2016-05-26 18:07:22 | 日記


袖ふれば早苗田におう水鏡蛙がうたい浮雲あそぶ


朝4時と言えば明るくなり


小鳥も花も動き出す。


爽やかな風が田畑を吹きぬけ


蛙の声が聞こえると


歌いたくなる蛙の歌を



私の耳に聞こえる声はどの歌だろう。

皆さんに聞いた統計が見つかりました。


(1)ゲゲゲゲ
(2)ケロケロケロケロ
(3)ゲロゲロゲロゲロ
(4)クェロクェロクェロクェロ
(5)ゲコゲコゲコゲコ
(6)ケケケケ


統計によると③ゲロゲロと聴こえるそうです。


私の耳は確かな蛙の声としてどう聴こえるのだろうか


②番の声かな・・・・













ひとの世のこころ模様

2016-05-25 15:08:43 | 日記

ひとの世のこころ模様をにじませて四季をいろどる瑠璃色水面は



幼心に青春を織り交ぜながら



悲しいことも


苦しいことも投げかけて


水面に癒しを求めて



春も・・夏も。・・秋も



若葉の葉陰に歌い


ボートに浮いて


漁火を囲んで


命を紡いだ五色沼



心の故郷として通い馴れた


五色沼・・・



澄み切った山を抱いて瑠璃色に輝く・・・