四季を詩織る

雲と風と花を追いかけて

脳裏にさわぐ

2016-10-31 15:44:13 | 日記

ほむらたつ古傷だいて里の墓地慕いし影が脳裏にさわぐ


想い出は雲に似て


作詞・作曲:米山正夫、唄:近江俊郎



想い出は想い出は 流れゆく雲か


浮かびては消えてゆく 青空の彼方


はるかに遠き日を 呼び返すごと
  

群れとぶよ群れとぶよ 夢の数かず


思い出しながら小さく口ずさみ


義弟の七回忌を終えた


山々を覆う晩秋の風に古傷が傷む








やるせなき闇

2016-10-25 10:56:46 | 日記

やるせなき闇を透かして演じあうよそおう水面にやつすもみじ葉


予期しないときの流れが乱れ狂う・・・


夏のような春が流れて


夏のような秋が更け行く


傷む時と季節を泳ぎ・・・


闇を透かして命を紡ぐ・・・


草も木も・・人・・人・・人も


住処を追われて



冷たい野辺に身をやつす被災地を想いながら・・・


自然も時も傷む秋・・・


何もなかったように


実りの秋を寿ぐもみじ葉を賛美して・・・





つなぐ夢

2016-10-22 08:14:07 | 日記

つなぐ夢一夜めぐらす秋は更け水面に映える浮き舟もみじ



明ければ弾み


流れる時に弾む


見張れば感動する。


一歩踏み込めば興奮する・・・


一夜明ければ更けていく


時の浮き船が我が身を揺らす。


行ってみよう・・・


好奇心が逸る


秋は流れて更けていく。


虚しさと儚さを押し潰しながら・・・


映える紅葉を探す・・・





傷みがゆれる

2016-10-20 05:38:23 | 日記

ちらほらと熟さぬ秋が纏いつく傷みがゆれる紅葉の葉陰に


燃える秋に巡りたくて・・・


映える紅葉に輝きたくて・・・


彩る紅葉に弾みたくて・・・


華やぐ秋に青春を取り戻したくて


傷んだ秋の野辺を思いやりながらも・・・



行ってみたい山間の紅葉路を・・・・


知っていても


紅葉の湖畔を一周した・・・


秋の傷みを分かち合いながら秋の日差しを食んだ。